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夢子のラブ大作戦 第3話

私、磯野夢子 50代の会社員
前の旦那と別れてから数年経った

バーチャル空間で
突然のモテ期襲来に
舞い上がる夢子

いいねをくれた男性を品定めしながら
コメントを送ったり
そんなことをしていたら
あっという間に外は薄明るく

『私眠るの忘れてた…』と
慌てる夢子
しかし
久しぶりの充実した時間に
どこか幸福感もあり
眠気覚ましにコーヒーを煎れる夢子

コーヒーを口に含みながら
気になる男性を3人に絞った

1人目はゼネコン系に務める男性
2人目はIT系のプログラマー
3人目は会社経営者

彼らに共通していたのは
『目ヂカラ』がある事
そう
夢子は目ヂカラのある男性に弱いのだ
若い頃から何度も
その目ヂカラに惑わされていた事を
すっかり忘れている夢子

頭の中は幸せお花畑状態
まだ何も始まってはいないのに
妄想だけでこれだけ幸せになれるのだ

波乱の1日になる事を
まだこの時の夢子は
知る余地もないのだった

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