旧ユーゴスラビア連邦の3ヵ国の旅 「アドリア海の真珠」にも内戦の痕跡
戦火の絶えなかったアフガニスタンからアメリカ軍が撤退したと思ったら、その半年後、ウクライナへロシア軍が侵攻し、戦乱が長期化の様相だ。かつてのソ連軍が1979年にアフガニスタンに軍事介入したものの、10年後に撤退した歴史の教訓が生かされていない。長い視点で見れば、戦争に真の勝者はない。兵力による国家間の戦争の犠牲者はいつも国民だ。国家や民族の争いと言えば、オリンピックが開かれた街が破壊し尽されたサラエボの悲劇を思い起こす。14年前の2008年7月に旧ユーゴスラビア連邦の3ヵ国