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読者の顔

それなりに長いことSNSやnoteをやっていると、色々な場所で「Twitterフォローしてます!」「note見てます!」と声をかけられることがあります。

例えば新入社員。第一声で「Twitterフォローしてます!」と言われることもしばしば。ありがたいのですが、今年に入ってTwitterは完全に趣味に振り切ってしまったので、なんだか申し訳ない気持ちにもなります。

テレビマン然としたことばかりをつぶやくカッコいいアカウントに憧れたこともありましたが、レギュラー番組の総合演出をやっていない立場で言えることは大してなく、特番の告知をするのが関の山。いつも「B'zあるあるばっかりでごめんね」と心の中で謝っています。

SNSやnoteを好意的に見てくれていた人と喋ったり同じ番組をすることになった時は、変な緊張感が生まれます。「なんやこいつ、文章の方がおもろいやん。テレビ作るの向いてないんちゃうか」と思われるんじゃないかとビビってしまうのです。嘘やろと言われるのですが、本当の気持ちです。

先日書いた『特番が全然レギュラーにならない男』は編成局(ざっくり言うと、番組を立ち上げる・継続する・終了するを決める部署)のメンバーに広まってしまい「言われてみたら山内って結構特番やってるんだな」と改めて認識されて、なんだかマイナスになってるんじゃないかと思ったこともありました。

ある特番を一緒に作った上司は「仕事のストレスがすごくて、山内が病んでいるのでは?」と心配してSNSをチェックしたらしいのですが、Twitterにブログにnoteと書き散らかしている僕を見て「50ページの台本書いたあとにまだ書きたいなんて、変態だな」と安心したそうです。上司を安心させられる変態でよかったです。

他にも、後輩のお母さんが僕のSNSやnoteをフォローしているらしく「山内さんは文章が上手ねぇ」と感心してくれていたと聞きました。ありがたいことです。ただ、そのあとに「山内さんは忙しいはずなのに、なんであんなにコンサートに行けるのかしら?」と首をかしげていたそうです。お母さん、それは僕がおじさんだからです。正確に言うと年齢が上がって、ある程度自分の時間を作れるようになったからです。決してサボってるわけではないんです。後輩にも伝えましたが、改めてここでお知らせしておきます。サボってるわけではないんです。

そのお母さん、僕が「同僚とご飯に行きました」と書いた投稿を見て「山内さんとご飯と一緒に行ったのってあなた?」と後輩に連絡がきたそうです。後輩よ、自分からお母さんにもっと連絡してあげなさい。ちょっと気を遣ってあなたのことを絡めた投稿をした方がいいかとか悩んでしまうので。

とにもかくにも、一介のテレビマンの投稿をこうやって最後まで読んでくれたあなた、本当にありがとうございます。

同僚や友人、会ったことがない人、もう会うことがない人、どんな人でも僕の文章を読んで「いい暇つぶしになったな」と思ってもらえたら最高です。

タバコも吸わないし酒も飲めない僕ですが、ここは僕にとって喫煙所であり深夜のバーカウンターです。煙を吐くように、酔ってくだをまくように、好き勝手なことが言える貴重な場所なのです。これからもきっと。

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