時代への叛逆

我が国は敗北してはいない

我らの星条旗はただ無益なる戦争の前に星を付き合わせたくなかっただけだ。そう指し示ししただけなのだ。

然し、あぁそう言い聞かせても彼ら独軍に我々は世間の目は敗北したとしか映らないであろう。民族自決を謳った我が証文も、それに協調してくれた我が国民の栄誉もまた、時代の奔流に流されゆくならばいっそ____ 

                                             我が国の元大統領ウィルソンは我が国の名誉に恥じない人物であった、まさに極限の理想を追い求める今の混沌とする世界をも溜飲出来るほど彼の理想は高らかだった。そうだ、つまるところ彼の理想はそのまま理想として歴史に消えていった。我々は失ったのだ、ヒーローを、多くの街々から聞こえていたハローの声を。今や我が国はアナキスト、ファシスト、コミュニストらの陰謀と暴力が経済市場から遠くアラスカの大地まで賑わせるだけの見世物小屋となった。だが、我々は負けない。あと半世紀、いやあと10年後にはまた我々の光が世界にもたらされよう。I shall return!                1929年共和党副大統領 ルーズベルトの文言より抜粋


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