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Blog:昔のプレイボーイクラブ@ロンドン 後編

こんばんは。
いらっしゃいませ、”倶楽部♡ばにがる”へようこそ。
どうぞこちらへ、オーナーのまぐ太です。


昨日は、昔のプレイボーイクラブ@ロンドン の前編でした。

さて、本日は後編の話ししたいと思います。
もう、英語の記事読み終わっちゃいました?

元ネタはこちらです
https://www.architectural-review.com/today/how-the-london-playboy-club-bankrolled-hefs-empire/8680952.article


今回は昔のロンドン・プレイボーイクラブが絶頂を迎えて閉店するまでです。
まさに盛者必衰のことわりとはこのことですかね。

前回の最後は

●そんな大勧誘作戦に対し
2万人が好意的に反応し、8ギニー(金貨)の会費を払ったのです。
(ギニー(guinea)は、かつてイギリスで使われていた金貨。21シリング(1ポンドは20シリング)に相当する価値があった Wikipedia)

結局、大人気に・・・・

でした。

で、ここからが続きです。

●ロンドンのクラブのデザインやサービスは

独自デザインではなく、他のプレイボーイクラブと同様のイメージを保っていました。

世界中のプレイボーイクラブと同じレイアウト、同じ装飾、同じ提供サービということです。
なので、例えばシカゴのキーホルダー(会員)が初めてロンドンのクラブに来ても、見慣れた店内のおかげですぐに気軽な気持ちになることができました。


これまた似てますよね。
どこの国のアップルストアに行っても同じ雰囲気っていう話と。


プレイメイトバーやペントハウスなどのテーマルームも、共通のプレイボーイスタイルになっています。
カーベットからマッチ箱まで、すべてにプレイボーイロゴが印刷されているのです。

ヒュー・ヘフナーは明らかに些細な事柄すべてのデザインに鋭い注意を払っていました。
すべてのクラブで同じような食事や飲み物が提供され、選択肢や値段も似たようなものでした。

プレイメイトバーグリルでは、サーロインステーキやラムステーキ、豚の燻製ハム、ハンバーガーやどんな飲み物であれ、どれも50ペンスでオーダーできました。

キーホルダーなら、どこのクラブにいても料理や飲み物がどのように提供されるかわかっていました。

●統一したイメージの徹底は

まさに、バニー達が一番の例です。

デザインされたプレイボーイクラブのファンタジーな体験は偶然でも自然発生的でもないのです。

バニー達は2週間を要するトレーニングで、ミキサーから氷、ストロー、飾りつけに至るまでバニーマニュアルに記載されている通りに正確に行動できるようになっています。

ドリンクの提供の仕方も“バニーディップ”というスタイルで統一されています。

背中をそらせた不安定な姿勢ながら胸の谷間を晒すことなく、ドリンクをトレーからテーブルに提供することができる象徴的なバニーの仕草です。

まさにディズニーの伝統芸のようではありませんか。

バニー達は秘密の楽屋で毎晩ドレスアップしています。
バニーマザーが各バニーにそれぞれの色をあてがい、注意深くキャンディのように彼女たちを装わせ、彼女たちの外観を念入りにチェックします。
爪から尻尾まで彼女たちがフロアに出る20分前までチェックされる徹底ぶりです。

●バニーはフロアに出て、位置についたら

サービスや振る舞いが厳密に決められたルールにそって行動するのです。

彼女たちはフレンドリーな雰囲気で近づいて、フォーマルな装いで挨拶することでしょう。

「こんばんは、私はバニー●●よ、プレイボーイキーを見せていただけるかしら?」

彼女たちはゲストと一緒にテーブルで席に着くことはできません。
代わりに、待機中はバニーパーチと呼ばれる椅子に背中をつける姿勢のみが許されていました。

バニー達は決してメンバーとデートすることも許されません。

プレイボーイは私立探偵を雇ってテストまでしていました。
フロアにてシアターチケットやお金を払い名前や電話番号を聞き出そうとする客にバニー達がどう対処するのかを試していたのです。

バニー達がこの誘惑に引っかかることはほとんどなかったといいます。

当時のフェミニズム運動の急先鋒だったグロリア・スタイナムが1963年にプレイボーイ潜入取材による暴露記事を公開しました。

“あるバニーの話”
"A Bunny's Tale"

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というのですが、その中でバニーの働きぶりのキツさや華やかではない一面を皮肉たっぷりに表現・強調していています。

彼女たちの実際の仕事が厳しかったことは間違いありません。

でも、多くのバニー達は解雇されたり、辞めることを望みませんでした。
彼女たちはそれなりの給料を稼いでいたのです。
(週に35ポンド、現在価値にして600ポンド(85000円くらい))

さらに、それに加えて特典としてチップや無料の食事、ヘアドレッサー、足治療師、旅行、パーティまでありました。

バニーだったローズマリーは自身が労働者階級出身でトッテナムの店員だった立場からすると、ロンドンのプレイボーイクラブは他では経験したことないような収入が得られたと強調しています。

一部、会員からの嫌がらせには困っていたりしたようですがw  尻尾ひっぱりが流行っていたとか。

他にも、バニー・バーバラも認めていますが、デート禁止のルールは必ずしも守られていたわけではなかったそうです。
なんとプレイボーイの役員や特別なキーホルダーは例外なのです。

まさに、特権w
いいなー、おい。


●カジノディーラーが男ばかりだった時代

プレイボーイクラブのペントハウスフロアのカジノではバニーがテーブルにディーラーとして着いていました。

ギャンブルに対する規制が厳しくなるにつれ、クラブではカジノと他の娯楽施設を分けるように要求されたりもしています。

なかでも、可笑しなのは

行政は、男性がギャンブルに誘い込まれないようにバニーの胸の谷間と太ももの上部を隠すように指導した

という話です

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(ネットで写真さがしてみたんですけど、これかなぁ?
ちょっと分かりませんが、いつものバニースーツじゃないバニーさんが二人写ってますね。どちらも胸の谷間や股間が隠れるコスチュームになっています。)

女性の権利を守るべきとプレイボーイが非難される中、時代に逆行するかの如く、バニーの誘惑から男性を守る為のルールが制定されたのでした。

厳しくなる規制にも関わらず、1975年までにプレイボーイクラブのカジノはヨーロッパ最大になり、莫大な利益を生み出した


しかし・・・・

●1980年、クラブのカジノの免許は更新されず

間を置かずしてプレイボーイクラブロンドンは閉鎖されました。

莫大だった売り上げの消失は親会社であるプレイボーイエンタープライズに壊滅的な影響を与えます。
1981年に、ロンドンのカジノなどで3100万ドルの利益を得ていたものが、翌年には5100万ドルの損失を計上することになりました。

そして、世界的にも雑誌プレイボーイやプレイボーイクラブの栄光や輝きは失われていったのです。

バニーは常に批判の矛先でしたが、1970年代には、フェミニズムと併せてもっと極端な性的なサブカルチャーの台頭もあってバニーは、つまらなく、とても退屈だと見なされるようになりました。


叩かれるは、過激な性表現が当たり前になる中、飽きられてしまったのですね。


ひとつずつ、クラブは閉鎖されていきました。
最後まで存続してたマニラのプレイボーイクラブも、1991年に閉鎖されました。

ロンドンのプレイボーイクラブが10階建てのビルから去った後、1982年以降は他の住人が住んだり、1990年代にはブルネイ王国の王の弟ジェフリー王子の為に超豪華な邸宅に改築されたり、
近年2011年以降はドーチェスターの姉妹ホテルとして改装されて、今もまだホテルです。

●しかしまた

2011年、この古いロンドンプレイボーイクラブから2ブロック離れたところに、

新しいプレイボーイクラブがオープンしたのです。

新しいクラブでは、古いクラブのテイストを出しつつ、本来の不可欠な要素も残しています。


カジノがあり

高級料理があり

そして、

21世紀のファンタジーの世界を演出する為に

アイコニックな尻尾をふわふわさせ、トレイを掲げて、

微笑むバニーがそこにいるのです。

改めて、元ネタはこちら。
意訳しまくって紹介しているので、意味を取り違えて明確に間違ってる箇所があったら、教えていただけると幸いです。
https://www.architectural-review.com/today/how-the-london-playboy-club-bankrolled-hefs-empire/8680952.article


以上、古いロンドンのプレイボーイクラブの昔話でした。


いやもう、
2018年の終わりにニューヨークにできたばかりだと思っていたNYCプレイボーイクラブが、たったの一年で閉店してしまったわけで、
本物の、オリジナルのバニーガールを見に行くためにはロンドンに行かなきゃいけなくなりましたw

イギリス行ったことないから、ビッグ・ベン見に行くついでに寄ってみたいなー。
なんて。


もう世界中どこを探してもプレイボーイオリジナルバニーガールが拝めるところが、他になさそうなんですよね。
あとは、ウィキペディアによると、カルフォルニア ロサンゼルスのカジノ Commerce Casinoに2014年からプレイボーイスタイルのラウンジがあってギャンブルテーブルやドリンクサーブをバニーがやっているということです。
今でも、あるのかしら?
心配だわ。


っていうかですね、ということは、、、
これマジで日本国内の方がバニーガールに出会えるお店が世界中のどこよりも多いという事ではないでしょうか?

すごいぞ、日本!


ある意味、フェミニズム後進国と世界から見られてもしょうがないという状況の中でのコレ、、、、なので、素直に喜んでいいかどうかは人それぞれだと思いますが。
(とてもいい方に気を付けております)


個人的にはもちろん嬉しいし、好きでバニーさんやってる女性の自由を制限する話にはあまり賛成したくないですし。

最近もありましたよねー、フェミニズムやmetoo運動の影響でF1のグリッドガールが廃止になるニュースとか

グリッドガールをやりたい側の女性の意思は尊重せんのかいって個人的に思うのですがー。
俺が男だからかなー。


お客様も、どう思います?


まぁ、いいや、ちょっと話が脱線してしまいました。
すいません。


あ、そろそろお帰りですか、、、すいません、今回の話はちょっと長すぎましたかね。

ムダ知識って楽しくて、いろいろネットで仕入れちゃうんです。
特に、ネットは英語だと情報の量と質が一気に上がるので、ホント無制限に探しては読んじゃって。


さて、今回の話をまとめると、
どこの国のクラブ同じデザイン、同じサービス、同じバニーガールイメージを提供していたプレイボーイクラブだけどロンドンのクラブはカジノで大成功し大儲けしたけれど、カジノ免許の更新が許されなくなって閉店に追い込まれ、プレイボーイ帝国の屋台骨が揺らぎ、ついにはクラブにもバニーにも新鮮さが失われ、飽きられてどんどん閉店して、今は30年振りに復活したロンドンのプレイボーイクラブがほぼ唯一オリジナルのバニーに会える店になっているっていう話でした。

本日は、ご来店ありがとうございます。
うちの店はまだ、二次元のバニーさんでしかお出迎えすることしかできませんが、
いつかリアルバニーさんで・・・・あ、いやなんでもないです。独り言です。


では、またのお越しをお待ちしております!!

乾杯!Bunnyと(ムダ)知識とオタ人生
ばにがるオーナーまぐ太でした!

まさに、ムダ知識!

ではまたっ

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