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しゅうかつシリーズ~「せめて、もう一回食べてから…美味過去記憶反芻対談」〈③外国人日本食動画の話なんだけどさ、ある外国人日本食top10で2位がカニかまだったの知ってる? おもてなし動画と我々は呼んでるけどさ批判とかあるけどさ、それもわかるけど日本推しに抵抗するってのも、そんなに肩肘はらずにって思っちゃうけどね。シンプルに『そうか~、うまいのか~、よかったな~、みんなよかったな~』(ヒロトMC風)でいいと思います。だって楽しそうだもん ほか〉

模話1「外国人日本食動画の話なんだけどさ、最近みてるやつで好きなのある?」

模話2「まあ、定番でTBSの編集したやつは一通りみてるかな。テレビ番組らしくてうまくまとまってるよね。タマゴサンドとかチェーン店でどこの何が受けてるかも簡単にふれていてなかなかだよね」

模話1「気になるのはさ~、基本的に肉魚中心だし、たまの外食的で、もうちょっと野菜食えとか思う(笑)」

模話2「それは、日本人が外国に行っても、野菜とバランスが取れた現地のグルメなんて短期間の旅行ならそんなに気にしちゃあいないよ。好きなのたべるじゃん。コウケンテツさんとか、長期滞在型とかなら話は違うだろうけどさ。あたりまえだよ。でもさ、外国人の台詞の翻訳に、時々〈罪悪感ない〉とか出てきておもしろいよね。焼き魚焼き鳥は油であげてないから罪悪感ないとかさ(笑)、いちおうジャンクフードに罪悪感持つ人は世界中にはいるんだよねきっと(笑)」

模話1「厚生労働省の基準からしても偏ってるよな(笑)。旅行中に生活習慣病にならないように、アドバイスしてやってもいいかもなと、ちょっとおもうけど…でもやっぱりモモカジャパンのチョイスとかいいよな。青のり入ったちくわの磯辺揚げとか、ブリの頭とかさ(笑)」

模話2「そうだよね。センスいいよね。でも、外国人のひとで京都の精進料理を大好きで、美味しいって食べてる動画はやはりなんかうれしくなるよね。ジャンクフードよりはインパクト弱いから、ビュー数は上がりにくいかもだけど」

模話1「正直、美人の外国人が日本に住んで何年ってのは人気あるし、そういう人が日本の野菜だとか健康的な食事取り上げてるの、ボクも好きで見るしさ(笑)。時々インタビューで『日本食まずい、思ったより不健康』って言ってる添加物天国の日本の真実を見抜いたりしてる外国人もいるけどね。でも、そういう動画だと『外国人に喜んでもらって癒やされたい系(笑)』の人間はあまり見たがらないだろうしね」

模話2「ところで、ある外国人日本食top10で2位がカニかまだったの知ってる?」

模話1「たぶんくら寿司かなんかで覚えたのかな?」

模話2「あれはなかなかいけるけどね。フランス人の動画でも確かカニかま人気に触れてたかも」

模話1「練り物に気づかれたか?」

模話2「添加物さておき、練り物なしじゃ日本食とか言われてもなって正直思うね」

模話1「ボクは長崎の杉蒲だっけ? よくオダキューオーエックスで当時、竹皮に入った練物屋だっけな~。6種類以上入っていたやつ。すんごくおいしくて…半額つくと狂喜して2つくらい買ったかな?」

模話2「それを賞味期限言い訳一気食いね(笑)。あれはつなぎが3~5%くらいでかたくてそれがたまらん歯応えになってるやつね。添加物控えめだったかな? 消化悪いから、そんなに食べたら吐くよ」

模話1「明日早いから、今日はこのへんで」

模話2「みじかくね? せめておすすめ動画だけ紹介して終わりにしようか?」

模話1「いいね」

模話2「じゃあ、ぼくはモモカさんの『待ちに待った日本!初めての外食で感動!』。この動画は二人の医療関係のアメリカ女性がいままで食べたことがなかった日本食を体験する、いつもあるパターンなんだけど、リアクションが自然だけど右に映ってる女性がなんだか日本人みたいで、食べるごとに日本人みたいな顔になってくような感じがしてたのしい映像です」

模話1「『【旨すぎて感動】外国人が初めての海鮮料理に涙』で同じくモモカジャパンね。このイタリア人女性はほかの動画にも出てますが、すげえおもしろくて好感がもてます。日本人がほんとはそう表現したいができないことを代わりに表現してくれている感じ。外国人日本食って、けっこう感動するのは、『実は自分もそう思ってるんだよ!』ってことを、日本人とは違った感情表現、表情で見せてくれるのがいいんだよね。そういう国民性の違いに共鳴することで、つながりを感じられるんだよね。簡単に言うと『自分がおいしいものはあなたにもおいしいのか!? そうか、よかった』って感じか(笑)」

模話2「おもてなし動画と我々は呼んでるけどさ…昔、雁屋哲さんの香港エッセイで、屋台で麺がおいしいからもう一杯って頼んだら、隣の香港人から『そうか、おまえうまいか!』って肩叩かれたみたいな話あったでしょ? それと似てるかな? 食べるという人類共通の行為で喜んでる人間を見て、こっちもうれしくなるって…これは、闘争本能とか生き延びる本能ではない部分で人類が獲得した美質というかね…共存して人類が生き延びてる理由のひとつじゃないかと」

模話1「まあ、難しそうに聞こえるけど、シンプルな事実だよね。おれも共鳴します。同感」

模話2「よく、日本〇議的だとかその手の批判とかあるけどさ、それもわかるけど日本推しに抵抗するってのも、そんなに肩肘はらずにって思っちゃうけどね。シンプルに『そうか~、うまいのか~、よかったな~、みんなよかったな~』(ヒロトMC風)でいいと思います。だって楽しそうだもん、ほんとに」

模話1「あと、りんごくのさ、おもしろいのあるよ」

模話2「りんごくは、なかなか微妙な感じだけど、さいせきえいさん? あのひとの存在でかなり、見る目はかわったかな」

模話1「さんぷんちゃんってさ、面白いよ。あといきてるって時々見たかな」

模話2「いまの政権になってこういう動画が以前にも増してみられるようになったってことかな?」

模話1「へんけんって、誤解で、偏ったじゃっじでしょ? ほんとは知らないってことで、江戸でいえば…半可通、野暮ってやつで、知りもしないくせによくもそんなことってことだと思うよ。誤解ってことだよ。でも、ボクにもた~くさんあるしね…そんなことは。さんぷんちゃん見たときに思ったことは『へんけんを捨てるのは自分からやることで、相手がかわることをまつことじゃない』んだな~ってことね。でも、わかっちゃいるけど、一番難しいことだから…」

模話2「なんだ? けっこうしおらしくなっちゃったな今回は(笑)」

模話1「さんぷんちゃんの『韓国人が日本の優しさに衝撃を受けた理由..涙が出そうになりました..』って動画でさ、彼が大好きなラーメン屋で子供無料ってあって…それみて感激して泣くんだよね(笑)」

模話2「北赤羽のそば屋に久しぶりに行って再会して気遣いがうれしくて泣くとか、けっこうかわいいんだよね。星野源を童顔にした感じでね(笑)」

模話1「食べ物を前にすると本性が出るとかいうじゃん?」

模話2「そうだね」

模話1「いちばん隠しようがないジャンルなんじゃないかね? なんだかな
~って阿藤快さんがさ、うまくないときに言ってたらしいけどさ(笑)。ばれるじゃん、結局は。おいしさの感情ってのは伝わるんじゃ!

模話2「そうですね、ヒロトさん(笑)。大食い選手権にしろ、人間らしい姿って感じがしたもんね」

模話1「次回は違う話題にしようか?」

模話2「そうだね、考えといてね。続く~」