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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第48回 ロック対談_だぶる模話模話模話〈ロックギタリスト編〈2〉ジミー・ペイジ②〉~「何が好き?」「プアトムだね」「サイケデリックな感じもあるよね」「レッドツェッペリンのサイケ的、とんでしまうサウンドの一つだね。時が来りて、ブラックマウンテンサイド、サンキュー、丘の向こうに、テンイヤーズゴーン、インザライト、ケラウズランブラみたいな不思議系の最高作品だと思ってたよ。20歳くらいからずっとね」~」

模話1「ジミーペイジの2回目ね」

模話2「コーダを予備校時代に買ったそうだね?」

模話1「うん。結構ストイックに勉強してたから、受験直前は音楽もあんまり聴かないようにしていたんだけど…コーダが発売になって、一応大学にも合格した頃に買ったように思う」

模話2「睡眠学習式に、レッドツェッペリンを勉強してはいたんだろ(笑)」

模話1「予備校時代に、当時安くなっていたミュージックテープに聖なる館があってさ…サンヨーのラジカセでよく聴いていたよ」

模話2「まだ、ちゃんと聴いていなかったものもあったんでしょ?」

模話1「渋谷さんの影響で、一通りは聴いていたんだけど、やっぱり難しいのよ、レッドツェッペリンって」

模話2「そうだね。彼らのルーツミュージックを知らないで、ただ聴くっていっても、理解しにくいかもね?」

模話1「コーダは合格した頃とにかく、大好きで聴きまくったのよ」

模話2「何がよかったの?」

模話1「あっという間におわっちゃうのがよかった。あれ、聴き足りないって…だから、何度も聴き返せる何かを感じたんだろうな、若いなりに」

模話2「何が好き?」

模話1「プアトムだね」

模話2「けっこうマニアック好きだもんね」

模話1「うん。あの変則チューニングの仕方を30代後半で手に入れて…当時はブルースしか興味なかったけど、プアトムはちょっと弾いて楽しんでたよ」

模話2「サイケデリックな感じもあるよね」

模話1「レッドツェッペリンのサイケ的、とんでしまうサウンドの一つだね。時が来りて、ブラックマウンテンサイド、サンキュー、丘の向こうに、テンイヤーズゴーン、インザライト、ケラウズランブラみたいな不思議系の最高作品だと思ってたよ。20歳くらいからずっとね」

模話2「なるほど。バートヤンシュにデイビーグレアムのパクリではあったあの2曲も飛べる曲だよね」

模話1「ホワイトサマーはヤードバーズ時代からやっていて、レッドツェッペリンの曲としてはどうかとは思うけど。でもさ、原曲のサイケデリックな次元をこえたとはいいがたいけど、佳曲にアレンジされているとは思うね。ライブ映像は楽しいしね。ボンぞとの気の合い方がほほえましい」

模話2「レッドツェッペリンの毀誉褒貶についてのバッドサイドでは、やはり原曲があるってことをクレジットしなかったことが大きいよね」

模話1「残念だよね。伝説のジャニスでいろいろ借りて聴いてきたけど、レッドツェッペリンクラシックスはそこで借りたんだけど、結構衝撃受けました(笑)」

模話2「逆に言うと、ここまで広いジャンルからよくもパクリしてきたなというぐらい多岐にわたる面白いCDだったよね(笑)」

模話1「せめて、クレジットに原曲はだれで、アレンジがジミーペイジって書けば尊敬されたのにもったいないよな(笑)」

模話2「そこがローリングストーンズとの大きな差といえるかな?」

模話1「ブライアンジョーンズのテレビ出演の映像は感動的ではあるよな~」

模話2「ハウリングウルフって誰?みたいな会場の雰囲気で英国の若造バンドが米国の黒人アーティストへ深いリスペクトを表現しているって…歴史的な出来事だよな。その点はブライアンの功績は偉大だよ~」

模話1「たださ、レッドツェッペリンクラシックスを聴けば、逆にいかにジミーペイジがすぐれたアレンジャーであり、編集者であるかがよくわかるんだよね」

模話2「確かに。元の曲とは解釈もまったく違うし、ボンゾや他のメンバーの天才性の影響もあるにせよ、異次元の名曲に仕上がっているものは少なくないと思う」

模話1「死にかけての演奏って、ボンゾの中でも最高傑作だよな。自分でも最高だろって言っているんだよね、あの曲のあとの会話はたしか…。ライブではアルバムに匹敵する演奏がないから、アルバムのテイクこそ最高傑作であったといえる」

模話2「もわくんの大学時代に話を戻すと…そのころは何を聴いていたの?」

模話1「とにかく、フィジカルグラフィティ」

模話2「細かくは次回以降だね」