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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第69回 ロック対談_だぶる模話模話模話〈サケトレインロック⑤〉~異界との交流ロック編2 村八分~」

模話1「サケトレインロックだね」

模話2「いつまで続きますかね~」

模話1「まあまあ、元気出していきましょう」

模話2「だいたいさ…ネガティブな影響受けやすいってのもさ…単なるいきづらいひとみたいなもんじゃないのかって…」

模話1「もちろんそうだね。影響受けないって決めたら受けないってレベルになるって…いまは考え直そうかなって(笑)」

模話2「でも…自分でよくないと思ったらやめるのは当然だ」

模話1「そうだね。しかし、物を書く際に、過去に通過してきたカルチャーってのは無視できないしなあ」

模話2「まあ、職業作家じゃないんだから、自由にやったらいいじゃん」

模話1「うん。まあ、そういう意味で…書きたいことはかくよ…」

模話2「お願いします」

模話1「じゃあ、村八分ね」

模話2「いきなり、来たね(笑)」

模話1「まあ、日本のロック聴いていて…村八分をサケトレインできないはできひんで」

模話2「昔、ボガンボスのビデオで…どんとさんがきょんさんとインタビューうけてるやつで確か…『バンドやっとってやまぐちふじおさんしらんやつはもぐり』って言っていたと思う。対バンとか多かったよね」

模話1「そのビデオで、どうしようかなをボガンボスにふじおさんが客演して盛り上がってたよね…」

模話2「村八分はどういう経緯できいたわけ?」

模話1「エレックだっけ? レコードをCD化したものが発売されたのね…ちょうどボクが日本のロックの歴史について書いているころだったかな? 日本語のロックって…渋谷さんがずっと言い続けていて…それでエレファントカシマシを村八分の再来的に扱ったりして…それでエレファントカシマシを聴いたってこともあるしね…とにかく、CD化されたことで伝説のバンドが一般的に知られるようになったその時期に初体験ってわけさ」

模話2「もわくんの同業者でもあり、ある実力派のミュージシャンの方が『気合入れるために〈ジャックス〉と〈村八分ライブ〉のテープを時々聴く』って言ってたそうだね」

模話1「そうそう。でも、その世界的なミュージシャンでも、村八分はドラムの音が入るとがっくりするって言ってたよ(笑)」

模話2「チャー坊、ふじおさん、青木さん以外はメンバーが固まっているとはいいがたいしね…でも、あのライブのギターにボーカルはインパクト強かったよね」

模話1「恐れ多いけど、コピーバンド時代に〈あ〉とか〈どうしようかな〉とか練習はしてみたこともある。しかし、キースリチャーズやチャックベリー的リズムギターを弾けないとぜんぜんかっこよくきこえないし…まず、チャー坊のボーカルの真似はまず無理」

模話2「黒猫チェルシーレベルでしかできないかも(笑)」

模話1「一時期はまって、関連の書籍とかいろいろ買って読んだね。それで、ティアドロップスを見に行きました」

模話2「どうだった?」

模話1「かっこよかったよ。学園祭とかでも来ていて、何回か見に行きました。いつも二人のおっかけの女子二人が踊っててさ…いつも、酒飲んでるのか、ライブ中にしゃべるめがねの男子がいたり、独特な雰囲気だったよ」

模話2「ふじおさんって、ライブ中にお客と会話するんだよね(笑)」

模話1「さっきのめがねの男子をおっかけたりね(笑)」

模話2「よく、遠藤ミチロウさんが、客席にただ見てる状態を臓物なげたりして…同じくライブをつくっているっていうのか、Whoみたいだけど、〈最後のメンバーを紹介するよ…youだ〉っていうある形態というのかね…ただ、見てるってのを許さないって感じはあったね」

模話1「そうだね。そういうタイプのミュージシャンってけっこういたよね。エンケンさんも客席にアンプ背負って降りてくるしね…くじらもインディーズの頃見に行くと…後ろに回って、客席の後ろから肉声で歌うから…どきどきしたもんだよ」

模話2「反対にエレファントカシマシは〈おともだちじゃねえんだ〉とかいってなかった?」

模話1「チャボさんもさ…青山円形劇場とかで、遅れてきたお客に話しかけておきながら、返事するお客さんに向かってやっぱり、おともだちじゃねえんだ的なこと言ってたような気もする。客いじりって感じかな…落語、漫才とかとおなじじゃない?」

模話2「三平師匠みたいな(笑)?」

模話1「まあね。さびしがりってことでもあるのかもね…人によると思うけどさ…」

模話2「エンケンさんの肩を叩いたりしたんだよね?」

模話1「うん。30周年の記念のライブだっけ? エンケンさんの映画で武道館でひとりでライブやるやつの頃かね? 小さいんだけど、すごいエネルギーだったね。優しい人だった。1回サインもらったとき、何を言っても〈ニャー〉としか言ってなかったね。サインも愛聴盤のニャーゴにもらったせいか〈ニャア〉って書いてあったかな?(笑)」

模話2「ふじおさんの思い出は?」

模話1「やっぱり、すごかったけど、話しかけるのは…怖かったかな。握手してもらったかもしれないけどね…あんまり覚えていない」

模話2「ライブはどうだったの?」

模話1「やる気あるときとないときの差があったけど、泉谷しげるさんの土曜の夜君と帰るを〈全然尊敬してないけど泉谷の曲をやります〉ってMCでいっててさ…そのときの同曲はじいんとしたかな…ほんとはロマンチストなんだなって…オーティスレディングとかほんとに好きなんだな
て、カバー曲でやる曲ってたぶん、本当に好きな曲だったと思うよ…泉谷さんの曲も…原曲以上に好きだったね当時は…」

模話2「けっこう、伝説のミュージシャンを見てはいたんだね。続く~」