見出し画像

しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第95回 ロック対談_だぶる模話模話模話〈サケトレインロック㉛〉~〈伝説のあの人…私はいかに憧れたか編3 前回の続き吉田拓郎、ジミーペイジ〉~」

模話1「前回…あれは吉田拓郎さんの話だったね」

模話2「春だったねみたいな口調だね(笑)」

模話1「歌の最後の歌詞は『あれは春だったね→あれは春だったんだね』って変わるんだよね…」

模話2「今回のあの人は誰さ?」

模話1「その前に、前回の補足したくてさ。拓郎さんは他のアーティストや歌手に曲を提供していたんだけど…とにかく才能が特に輝いていたのが…俺たちシリーズの歌で、中村雅俊さんが歌ったり(いつか街で会ったなら 作詞:喜多條忠)、山田パンダさんが歌ったりしていた頃なんだよね」

模話2「山田パンダさんは、風の街、1975年の夏のヒット曲だね」

模話1「小学6年の音楽に目覚める時期…ギターを弾けたらもてるんじゃないかと思った時期だね」

模話2「夏休みのキャンプみたいな宿泊訓練で、ギターがおいてあって…誰も弾けなかったのを見て、『ここで弾けたらもてたかもしれない』って思ってから、兄貴にギターを教えてもらったんだよね。たぶん、卒業までに弾いて同級生の中で目立ちたいっていう不純な動機だったんだよね(笑)。もてないやつの発想といえましょう(笑)」

模話1「そうだね。でも、弾けてももてなかったろうね。目立ちはしても(笑)。拓郎さんの話に戻るけどさ…山田パンダさんの風の街って、あこがれ共同隊っていう、郷ひろみや西城秀樹が出ていたドラマの主題歌でさ…表参道・原宿が舞台でなんか小6のボクにもなんか都会のかっこよさを感じさせるイメージがあったよね」

模話2「松本隆さんの世界観とちょっとかぶるかな? 風街ろまんの風街のあたりだもんね。松本隆さんはそのへんなんか言わなかったのかな?」

模話1「作詞は拓郎さんじゃないもん。喜多條さんだもん。いいんじゃない? ペニーレインでバーボンのペニーレインは原宿だしね。ティンパンアレイの松任谷正隆さん、今はまだ人生を語らずで編曲やってたんじゃない? はっぴいえんど周辺の人とは仲がよかったかもだよね。確か、はっぴいえんどの再結成の時のMCは拓郎さんがやってたよね? 飲み仲間だったりしてね」

模話2「フォークとロックのはざまにいた拓郎さんは、ボブディランとは世界観とかタイプは違うけど、ボブディランみたいな立ち位置ではあったのかもね。ディランもリトルリチャードとかが好きで、エレキギター欲しかったひとだよね、元々は」

模話1「これだけ、ロックのミュージシャンに影響を与えた人を、フォークの巨匠だと簡単にいっちゃあ、無理があるかもね」

模話2「続いての憧れのあの人はにいきましょうね」

模話1「そうだね。今回はジミーペイジさんです」

模話2「渋谷陽一、ピートタウンゼント、キースムーン各氏に続きましてはジミーペイジさんですか…」

模話1「憧れのあの人はさ…残念ながら永遠にあの人っていうわけじゃないのよね。当たり前だけど、一時期の憧れのあの人も時間がたつと…ってケースもあるからさ」

模話2「リッチーブラックモアさんのことですか(笑)」

模話1「ノーコメントですが(笑)…譬えていうと、ジミーペイジは…盗作とか、ケチだとか、いろいろ不評だったりしてるけどさ…冷静にボク的に見たロック界に対する功績と、第一に『ボクのロック世界観をつくりあげるうえでの恩人』と考えてのあの人なんですよ」

模話2「自分軸ロックをつくるうえでの恩人みたいなことですね(笑)」

模話1「まあ、そうですね。ジミーペイジは何回か話をしているけど、やはり、盗作はおいておいて素晴らしいソングライターでギタリストなんだよね。そして、短い時期だけど、ギターアイドルであったわけよ」

模話2「カバーディル&ペイジとペイジ&プラントを見たじゃない? そのときはアイドルとしてみたわけ?」

模話1「もう、ギターアイドルというよりは、オーティスラッシュとかバディーガイとかロバートロックウッドを見に行くような感じかな?」

模話2「レジェンドのいまを確認しに行ったわけね?」

模話1「そうだね。見なかったら、後悔するだろうし、これまでレッドツェッペリンに費やした時間を考えると…見ないわけにはいかなかったね」

模話2「言葉は悪いけど、終わった人としての認識で見たと…」

模話1「そういうのは否めないけど…一応きいたけど、愛聴盤にはならなかったし、レッドツェッペリンを感じ取りに行ったことは否定できひんで…」

模話2「がっかりはしなかったの?」

模話1「しないね。だって、レッドツェッペリンがまだ解散してなかったとはいえ、初めてファンになったときはインスルージアウトドアだったし、ジョンレノンが死ぬ前にボンゾは死んでしまったしね…終わってたんだよね。聴き始めたらすでにレジェンドになっていたんだよ。ロサンゼルスとファームまでかな、それはいちおう現役として聴いてはいたけど…やっぱり、レッドツェッペリンのジミーペイジは終わっていた感じはぬぐえなかったかな? だから、つまり…レッドツェッペリンですごかったジミーペイジを体験していないってことね」

模話2「それでも、あの人ってのは?」

模話1「レッドツェッペリンの作品での広大な音楽情報だよね。それに尽きる」

模話2「彼は元々はエルビスプレスリーのレッツプレイハウスだっけ? スコッティムーアのプレイに憧れてギターを始めたんだっけ?」

模話1「胸いっぱいの愛をのメドレー聴くと、ブルーズってよりはヒルビリーの影響感じるしね…しめっぽい感じがなく、乾いた感じの明るいヒルビリースタイルをね」

模話2「実はヒルビリーってよく知らないでしょ(笑)」

模話1「まあ貧弱な知識ね。チェットアトキンスとレスポールとカールパーキンスとかは好きだよ。ブライアンセッツァーのレジェンドのカバー曲の巨匠たちとかさ(笑)」

模話2「ジミーペイジの憧れの内容は次回だね」

模話1「まあね。1回では難しいくらい、影響は受けたよね。盗作疑惑おいといて、ジミーペイジが影響受けた人たちって、やっぱりすばらしい音楽でさ…窓口係としてのジミーペイジは素晴らしかったのよね(笑)」

模話2「続く~」