【読書】僕の心臓は右にある／大城文章

妻が台東区の図書館になかったので、リクエストして入れてもらった本です。こんなこともできるのですね。というわけで、読んでみたいと思っていたんで、妻が読み終えたあと自分もすぐに読まさせていただきました。読みやすく、1日で読み、先ほど返却してきました。

芸人としてのお名前はチャンス大城さんですが、著者名は大城文章（おおしろ・ふみあき）になっています。
朝日新聞出版から出ています。読みながら、聞き書きのライターさん、上手やなぁと思っていたんですけど、YouTubeを見ていたら、大城さん自身が書いているようです。
最初は自費出版しようと書き溜めていたそうなんですけれど、たまたま知り合いの朝日新聞の人に見せたら、出版することとなったんだとか。
なるほど、そう思って、再び読んでみると、なるほどと納得できたのでこれはある意味、ネタ帳というか台本のようなものなんですね。実際、これまでチャンス大城さんがテレビやYouTubeで喋っていた話も多く収録されています。
とくに子供時代の話は何度もネタにされているのか、どれもおもしろいですね。尼崎という貧富の差が激しいエリアでの子どもたちの話は読みながら声を出して笑ってしまいました。また、いじめられている話も可愛そうだと思いながらもオチでは笑ってしまいます。
そう、これは各話にオチのある読み物で、かなり勉強にもなりました。