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2024野木町長選挙、雑感。

どうも!まぐろんです!
今日は野木町長選挙の見どころを解説をしていきます!



野木町長選挙2024

野木町長選挙の候補者は3名います。
1人目の現職、真瀬宏子氏(78)が5選目を目指し
自民、公明の推薦を受けている状況です。
2人目は、元町議会議長の黒川広氏(74)
3人目の元町議会副議長の舘野崇泰氏(49)
そして4人目の元県職員の伏木徹氏(55)です。
これにより、前回無投票の選挙戦は、
過去最多の4人による激戦になります。

候補者情報

真瀬宏子氏(現職)


ホームページから引用

真瀬宏子氏(78)は2008年に無投票で初当選し、4期16年にわたり野木町の町長を務めてきました。今回の選挙では、自民、公明の推薦を受けての立候補になります。真瀬氏は「着実な改革」をスローガンに掲げ、特に道の駅や幹線道路の整備を公約としています。
コロナ禍で未完全となった事業の継続を理由に
5期目を集大成としての出馬を決意しました。

また、真瀬氏の出陣式には約300名の支持者が集まり、国会議員や近隣の市長・町長、県議会議員なども出席し、盤石な組織力が見てとれます。高齢や多選についても真瀬氏自身が触れ、「今がバトンタッチの時期ではない」と強調し、これまでの実績と信頼を武器に選挙戦に挑んでいます。

黒川広氏(新人・元町議4期)


下野新聞社より引用

黒川広氏(74)は、早稲田大学卒業後、NTTなどの民間企業での経験を経て、2012年に野木町議会議員に初当選しました。今回の町長選に向け、4期目の途中で町議を辞職し、無所属で立候補しています。黒川氏は「夢と希望のある持続可能な野木町」を目指し、給食費の無償化やデマンドタクシーの利便性向上、地域経済の活性化を訴えています。草の根運動を展開し、新住民を中心に支持を広げることを目指しています。

伏木徹氏(新人・元県職員)


下野新聞社より引用

伏木徹氏(55)は東京都立大学大学院を修了後、1996年に栃木県庁に入り、
産業技術センターの主任研究員を務めていました。
昨年12月に出馬を決意し、28年間勤めた県庁を今年3月に早期退職して
無所属で立候補しました。伏木氏は「合併大反対」を主要政策に掲げ、
企業の誘致や産業振興、小学校の給食費無償化、学童保育の半額補助など、子育て支援の充実を訴えています。

舘野崇泰氏(新人・元NPO職員)


下野新聞社より引用

舘野崇泰氏は、障がい福祉自立支援施設を運営するNPO法人の理事長を  務め、2003年に町議会議員に初当選しました。これまでに5期務め、過去2回の県議会議員選挙にも挑戦した経験があります。舘野氏は、現行のデマンド交通の見直しや空き家対策、固定資産税の緩和、町長の報酬40%削減などを公約に掲げ、町の知名度を高めるために道の駅の整備を訴えています。

選挙の論点

今回の野木町長選挙では、4期16年の現職アドバンテージを持つ真瀬氏の「着実な改革」と、新人3人の「刷新」が大きな争点となってます。
真瀬氏は未完了の既存の政策の継続を訴え、信頼と実績を強調してます。
一方で、黒川氏、伏木氏、舘野氏はそれぞれ異なる視点から行政の変革を
訴え、真瀬氏の多選に対する批判などを主張しています。

特に、黒川氏の「東京圏に近い利点を生かしたまちづくり」、伏木氏の「合併大反対」、舘野氏の「町のPR強化」など、各候補者の個性あふれる政策が注目されています。

過去の選挙結果

真瀬さんが担当しているこの16年間、4期の間にあった野木町長選挙を軽く振り返ってみます。

2008年野木町長選挙(1期目)

2008年(平成20年)6月24日、野木町発注の公共工事を巡る競売入札妨害事件にからみ、町長の永田元一町長が指名停止処分中の建設会社の元社長に現金1,500万円を支払っていたことが発覚。永田は7月16日に辞職。これに伴って行われた町長選挙に立候補し無投票で初当選した。真瀬氏は栃木県内初の女性首長となりました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/

2012年野木町長選挙(2期目)

2012年の2期目となる選挙は3人立候補も2位の小池氏(3826票)
約3000票差で離し6416票で当選

2016年野木町長選挙(3期目)

2016年の3期目となる選挙は3人立候補で2位の宮崎氏(2040票)
約4000票も離し7355票で当選

2020年野木町長選挙(4期目)

2020年の4期目となる選挙は無投票当選。
なので今回、町長選挙が開催されるのは8年ぶりとなります。

過去の投票率と予想&見どころ

2012年と2016年の選挙の投票率は(2008、2020は無投票のため除く)53.53%と46.55%で下がり気味です。というかめちゃくちゃ下がってます。
今までの投票率と現在の有権者数を鑑みると投票率40%、有権者数約2.1万人。見積もると投票者数がだいたい8400人になります。

ここからざっくりですが、自公、現職ボーナスでざっくり50%くらいの票が流れそうなので50%と仮定して8400 × 0.5 =4200票
ここから新人の候補者の地盤を考えると
舘野氏>黒川氏>伏木氏
なのではないでしょうか。

それを踏まえて残りの票を
舘野氏23%黒川氏20%伏木氏7%で分けた結果、
真瀬氏4200票、舘野氏1932票、黒川氏1680票、伏木氏588票
くらいなのかな。と予想します。

今回の野木町選、5期(20年)突入か、それに歯止めをかけれるか
というような構図だと思いますが、もともと栃木は比較的自公系が強い上に現職なので新人同士で軽く票割れを起こしてる間に
まとまった票に負けそうな気もしますが、結果はどうなるでしょうか。
8月4日、即日開票になります。過去最多の立候補者数、8年ぶりの選挙。
とても楽しみです。今週は残り塩谷町、那珂川市、長沼町の選挙があるので記事を書いていきます。お楽しみに!

結果(追記8月4日)

結果は以下のようになりました。()は予想。その横は予想との誤差

真瀬宏子4389票(4200票) -189 投票率:47.80% ↑1.25%(40%)-7.80%
舘野崇泰2071票(1932票)-139
黒川広2039票(1680票)-359
伏木徹1481票(588票)-893


選挙を終えての感想

予想に関してはあまり悪くなかったと思います。
個人的に驚いたのは伏木氏が政治的な地盤があまりなかった状況で
約1500票となかなか善戦した印象です。

また、舘野氏と黒川氏は2071票と2039票でした。
この2候補はこの地域である程度の地盤はあったので
それなりに票が取れていました。

多分ですけどこの2候補のうち、どちらか1候補だけが出ていたら
当選の可能性はそれなりにあったと思います。
また当選した真瀬氏は4389票と現職の強さがにじみ出た票数でした。

やはり多選批判の候補が複数人出てしまうと票が分散するのでやはり現職が当選しがちなんですよね〜。ただ、見ていて面白い選挙ではありました。

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