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流浪


先日
休みの日に
毎度のようにダラダラと過ごそうとして
だけど
何かを変えたいという思いが
モヤモヤと沸いてきて
よしあの島を一周しようと
車で走り出した

行った事がある道を通り過ぎて
海岸沿いの未知の道
海と木々と山々
そして空
途中木々が倒れていて通行止めになっていた道を
引き返し
別ルートからの再開の道ゆき

引き返すこともできないくらいの
細い道を
ドキドキしながら通り過ぎ
突如大通りに行き当たって拍子抜け
未知の道を求めて
ひた走った
どんより曇ってきた空から
雨がパラパラと窓に当たる音を聴きながら
何故か全て淡々とこなすように
道ゆきの半分ほどすぎた頃
頭をよぎる思い



私は何をしているんだろう



ただせめてこのひと回りを
こなそうと
分からないまま車を走らせた


長いようで短い数時間の旅
何になったかは分からないけど
1人でこんな事をしたのは
初めてかもしれない

その日は少し後悔のような
微妙な気持ちも残った

数日が過ぎて
すごく単純なことに気付いた
私は寂しかったんだと
そんなはずないのに
寂しくなってるから
何とかしたくて
だけど残ったのは
寂しさだけだったね


どうすればよかったんだろう
とりあえず
今は
涙が出てくるから
泣いている



涙が渇いたら
何か分かってるかな

詩人として書いてみようと思い立ちました この言葉たちが気に入って サポートしてくれたら嬉しいです