ひとりぼっちのヒヨドリ その4
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その3
ヒナが孵化して2日目 (かな?)
部屋の窓から
おわん型の丸くかわいらしい巣と、
親鳥がエサをくわえて来ると
いっせいに口を大きくあけて首をのばすヒナたちの
頭だけが見える。
どうやら4羽産まれたらしい。
親鳥は、
いつもなにやらヒナの口より大きい虫をくわえて来る。
(私が確認できたのはセミとバッタだけ)
だからなかなかヒナの口に入らなくて、
入れては 出し、くわえ直して向きを変えて
また入れては 出し・・・
なんでこんなおっきい虫ばっかり?
よくこんなの飲み込めるねえ ((+_+))
ヒナたちをどうしても見てみたい!
そこで
親鳥の留守に脚立を立てて上から覗いてみた。
やっぱり4羽いる
まだ目も開かず、
ちょっとグロい感じがしないでもない (・_・;)
(写真は撮れませんでした)
急いで脚立を降りて片付けると、
間もなくエサをくわえた親鳥が戻って来た。
セーフ!!
・゜・゜・ ☆ ・゜・゜夜 ゜・ ☆ ・゜・゜
車の往来も途絶えて
遠く かすかに千曲川の川音が聞こえるだけの
☆ 静かな夜 ☆
部屋の窓のカーテンの端をそっと開けてみる。
見えるのは月明かりで照らされた
コブシの木の葉の茂みだけ。
でも、間違いなく私のすぐそばで
小さな命が じっとヒナたちを抱いて
ひそやかに息をしているのだ。
ネットで調べたところでは
抱卵するのはメスだけということだけど、
オスもじっと巣のそばにいるのだろうか・・・
あれこれ思い巡らせ
何とも言えない幸せなワクワク感 に包まれる。
ヒヨドリは孵化してからわずか10日で巣立つのだそうだ。
早すぎ!!
ヒヨドリの子育て動画
( norisuzubideo さんからお借りしました )
「どうか無事に巣立ってちょうだい」
と念じながら眠りに付いた。
つ ・ づ ・ く
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