誰かが一歩を踏み出すきっかけを作る

吉祥寺.pmというイベントを運営しています、Magnoliaと言います。先日、2019/1/26にYAPC::Tokyoというイベントに出て、色んな話を聞いてふと思い出したこと、思ったことを書きます。Twitterに書くには長すぎたので、初めてnoteに書いてみました。

振り返ってみると、Perlを書いたり、IT勉強会に出席したり、OSSにコミットしたり、自分で勉強会を開催したり、雑誌の記事を執筆してみたり、OSSのコミッターをやったり、Podcastに出演したり、設計に関する登壇をしたり、大きなテックカンファレンスのコアスタッフとして運営に参加したりと、これまで色々なことをやってきました。

おかげで色んな人に自分を知ってもらえましたし、色んな人と知り合うきっかけになりました。どんどんできることの幅や、ものの見方が広がっていきました。

これらの何か始めるとき、何かやってみた時は、どれも周りの誰かの、なにげない一言だったり、「やってみますか?」「一緒にやりませんか?」「ぜひやってほしい」という言葉がきっかけになっていました。

決して自分の中の自発的なきっかけではありませんでした。

自分一人の気持ちで何かを始めるのはハードルも高いし、どうしていいのかも分からないと思いますが、ちょっとしたきっかけで踏み出すと後はいくらでも勝手に歩けるようになるものだな、と思い返してみると、そんな場面ばかりでした。

先日行われたPerlのカンファレンス、YAPC::Tokyo 2019のテーマは「報恩謝徳(ほうおんとくしゃ)」という素敵な言葉でした。これは「恩に感謝し報いること。」という意味です。

なぜか縁あってオープニングで喋らせて頂いたので、このテーマである「報恩謝徳」と併せて「恩送り」という言葉を紹介しました。恩送りは、「誰かから受けた恩を、別の人に送ること」という意味です。

よく言う「やりたいことをやろう」みたいな話、案外「そもそも、やりたいことって何だ?」みたいな自分探しになりがちなので、それよりも誰かの言葉をきっかけに「まず、やってみること」を決める方が案外、結果的に世界が広がって行くのでは?と思えるようになってきたので、「報恩謝徳」と「恩送り」の気持ちで、色々な人の一歩を踏み出すきっかけを作っていきたいですし、みんなもそう思って周りの人を見ていると見方も変わってくるんじゃないかって、そんなことを考えた、という話でした。

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