レアリティ格下げについてのお話
皆さん、遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
昨年の話にはなりますが、前回の記事が週刊1位を取れたのも皆さんのおかげです。
ありがとうございました。
話は変わりますが、デュエパデッキのデッキリストが
先日公開されました。
そこでレアリティが変更されたカードが多かったので
新春一発目の記事はレアリティの変化について書いていこうと思います。
デュエパデッキでのレアリティの変化
デュエパデッキでは一部のカードのレアリティが変化しました。
以下の表をご覧ください。https://docs.google.com/spreadsheets/d/1-XkauKlhqpEWBJKjckEOnbkOhbNd7I5S0Mlh2X-dy-s/edit
これら11枚のカードは全てレアに格下げされています。ただ、ラヴ・ガトラーだけは一度インビンシブル・アビスとのツインパクトとしてアンコモンになっているので他の10枚とは少し事情が異なります。
過去のレアリティ変化
では過去にカードのレアリティが変わったことがなかったかというと、実はそこそこあります。
有名どころでは
バルキリー・ドラゴン
SR→R
グレイト・カクタス
SR→R
逆に格上げされたケースとしては
ロスト・ソウル
アクア・サーファー
などが該当します。
ちなみに最近でもザークピッチがVR→Rに変更されていたり、チャラ・ルピアがC→UCに変更されていたりします。
なので別に珍しい現象でもなんでもなく、古くはベスト・チャレンジャーから今に至るまで行われてきています。
ただし、11枚も同時に変更したことはなかったので
注目が集まったのかもしれません。
デュエプレでの変化
紙のデュエマだけでなく、デュエプレでもレアリティ変更が多数行われています。
むしろ、デュエプレの方が圧倒的に多いかもしれません。
アクアサーファーはなんとR→VRに
ロスト・ソウルはSRまでレアリティもコストも上がっています。
その一方下がり幅も大きく、
バラディオスはビクトリーレアからRに
グレイトカクタスはUCになっています
その他にも紙版では光っていたレアリティなしカードが結構低レアリティで収録されています。
天運の精霊龍ヴァールハイトなんかはコモンになっていますしね。
デュエプレは収録枠が決まっていること、レアリティがほぼスペックに直結していたりすることから紙版よりもレアリティ設定がよりシビアと言えます。
ただ、カード生成自体のレートが非常に高いので、高レアリティのカードは遊びづらいため、これらの低レアリティになったカードは特に遊び甲斐があります。
レアリティが変更されたSR
レアリティがSRだったカードはそれぞれ
固定パックに収録されたカード
デッキ限定のSRカード
に分類できます。
なお、元VRのカードは通常構築では力不足というぐらいしか共通点がないです。
分かる人がいましたらコメントで教えてください。
固定パックに収録されたカード
今回該当するカードは、バルガゲイザーとオルゼキアの2枚です。
過去の事例では、バルキリー・ドラゴンも該当しています。
ただ、オルゼキアの場合はどちらかというとグレイト・カクタスの方が似たような事例になっています。
内容固定パックのカードは雑多なSRを用意しなければならなかったり、初心者にも使いやすいカードを
入れておかなければならない都合上どうしてもインフレに飲まれてしまいやすいカードが多いです。
オルゼキアとフィオナアカシック
オルゼキアは現環境にいるカードなのになぜレアリティが下がったのかというと、多分公式側もフィオナアカシックに積まれると予想できていなかったのではと思います。
前回の記事でも書いた通り、公式は9ヶ月前の環境を見てパックやデッキを作っていると私は考えています。
この時点ではフィオナアカシックというデッキどころか環境にはオルゼキアはおらず、サガとアナジャが
鎬を削っている歪な環境でした。
流石にこの状況で今後オルゼキアが環境入りするなど
夢にも思わないでしょう。
もう一つ、公式のフィオナ・アカシックのリストには
オルゼキアがいないことです。
正確にはまつがん氏のリストですが。
アカシック3が発表された当初はそもそもループ自体が環境入りするのが疑問視されていたり、ループ以外で使った方が強いと考えられるなどロマンカード止まりの評価だったため、オルゼキアが環境入りするなど
予想不能なのは間違いありません。
デッキ限定のSRカード
こちらに該当するカードは暴命天バラギアラと煌メク聖晶 弩楼の2枚です。両方ともツインヒーローデッキに収録されたSRですね。
内容固定パックと同様、構築済みデッキに収録するカードは初心者にもわかりやすく、尚且つ強いことが求められるため、インフレに置いていかれやすいカードが多いです。
しかも、この2枚のカードは環境で使われた形跡が皆無なため、完全に力不足と判断されたのでしょうか。
高レアリティの枚数の統一
レアリティを下げたもう一つの意図として、高レアの枚数を揃えるという意図があるのではと思います。
デュエパデッキでのVR以上の枚数はそれぞれ10枚になっています。これはデッキを組むにあたって入れられる高レアの上限でないかと考えているほか、光っているカードの枚数でデッキを決めたりして特定のデッキだけ売れることを防いだり、光っているカードの枚数でトラブルが起きるのを未然に防いだりするのが目的だと考えられます。
初心者への役割
さらにもう一つの役割として、初心者や子供に低レアリティでも強いカードがあることを教える役割が存在するのではと考えます。
ハイランダー構築で高レアの上限も10枚しかないのであれば初心者はその10枚を使うのに必死になるという点を低レアでも充分強いカードがいることによって、高レアだけに頼らないようにするというプレイングを教えるのが重要な役割だと考えています。
デュエマは毎日のようにCSへ行く人だけのゲームでないということは頭の中に入れておかなければなりません。
最後に
デュエマは高レアリティのカードのみに注目がいきがちで低レアリティのカードには注目がいくことは少ないですが、低レアリティのカードも刻一刻とインフレし続けています。
次の環境の覇者はレア以下のカードから出てくるかもしれません。
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