大事なものを見失うとき

心治し元氣院 真心氣光院
対話師の鈴木隆行です。

母の心の病を調べるところから、
私は人の心理について、10年近く一人で学んでいました。

なんで
学んでいたかといったら

"母をよくしたい"
"それにはどうしたらいいのか？"

その答えを見つけたかったから。

そんな中、
わたしにもパートナーと出会ったんです。

その人と一緒に暮らして
色んな話をして、

相手のことがわかってきて、

いや、
わかったつもりになっていただけで、

彼女の心の中にある暗闇に氣づけなくて、

氣づいたころには
「どうにかよくしたい…」
そればっかり考えてて

彼女の小さな声に氣がつかなかったんです。

出会ってから２年後、
彼女は心を壊して、遠い場所にいってしまいました。

"よくしたい"
"元氣にしたい"

強い使命感はパワーと原動力をくれます。

でも、
ときどき
"大切なもの"を忘れさせてしまう。

目の前の小さい声を聴こえなくさせてしまう。

幼少期から１０年
私は色々勉強しました。

でも
答えはみつからなかった。

そのときは
答えは自分の外にあると思っていたから。

一年前、
遠い場所から手紙が届いたんです。

今はすっかり前を向いて歩いているその彼女からでした。

もしかしたら
当時
はるか遠い場所ばかりをみていた私に

「目の前をちゃんとみて」

そうやって

"大切なもの"に氣づかせてくれたのかもしれません。

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