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フレグランスホイールについて

はじめに

色相環は多くの人がご存知だと思いますが、その香りバージョン、フレグランスホイールというものがあります。今回はそのフレグランスホイールについて紹介します。

成り立ち

1983年にマイケルエドワーズという香料会社のコンサルタントが色相環から発想を得て提案されたものです。その後何度かフレグランスホイールは改訂されてきました。

フレグランスホイールの構成

フローラル: 花の香りです。バラ、ブルメリア、ユリ、ジャスミンを思わせる香りです。

ソフトフローラル: フローラルに比較して落ち着いたトーンで、甘く、パウダリーまたはクリームのようでムスクの香りも含むような香りです。

フローラルオリエンタル: オレンジの花のような滑らかで甘い香りを持ち、お香やコハクのように宗教的な雰囲気をも感じさせる香りです。

フルーティ: モモ、ナシ、リンゴ、ブドウ、南洋果物等のみずみずしい甘さの香りです。

グリーン: 青々と茂る草や葉っぱの香りです。

ウォーター: 海や嵐が過ぎ去った後の湿った空気を連想させる香りです。

シトラス: レモンやミカンなどの柑橘類の強く、新鮮で瑞々しい香りです。

アロマティック: ハーバルな香りです。

ドライウッズ: 木の燃えさしからの煙やおろしたての革靴のような匂いです。

モッシーウッズ: 樹木が茂る少し暗めの空間、樹木、土そしてそれらを覆う苔を感じさせる香りです。

ウッズ: 杉や白檀の香りです。

ウッディオリエンタル: 白檀やパチュリの香りに甘さとスパイスを加えた神秘的な香りです。

オリエンタル: バニラ、ムスク、シナモン、そして古くから使われたスパイスの一つであるカルダモンを加えたような膨らみのある甘く温かい香りです。

ソフトオリエンタル: 優しいカーネーションの花、お香そして温かみのあるスパイスを感じる香りです。

しかし、あくまで色と結び付けての分類であり絶対的なものではありません。そもそも、香りは目に見えないものであり分類法は無数にあります。
今回はそのなかでもわかりやすいフレグランスホイールについて取り上げました。


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