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WHOLE TREE PALO SANTO聖なる木 パロサント
はじめに
今回は近年注目の聖なる木パロサントについて紹介します。
甘くウッディな香りが特徴的で木を炊いて芳香剤や虫よけとして使われてきました。中米で古くから原住民の儀式や魔除けに使われてきた香木です。火をつけなくても香るのでインテリアとして飾って置くだけでもよいです。
パロサントとは
スペイン語で聖なる木を意味しています。主な原産地は中央アメリカと南アメリカの一部地域です。南アメリカの暑く乾燥した半砂漠であるグラチャコ地帯に育つ広葉樹は8mほどに育ちます。かつてラテンアメリカの先住民たちが神の樹と呼び魔除けとして使用されてきました。
濃厚な甘い香りとその煙は邪気を払い幸せを呼び込むと信じられ、インカ帝国の時代から長きにわたり人々を魅了し続けてきました。木片や削った木屑を燃やすと樹脂を多く含んだ木部が薫香のように燃え、甘い香りを放ちます。
プロファイル
学名: Bursera graveolens
科名: カンラン科
成分: リモネン、α-テルピネオール、メントフラン、カルボン
ノート: ミドル〜ベース
パロサントの使い方
スティック状の天然木を燃焼させる使い方が一般的です。そのまま置いておくだけでもほのかにパロサントの香りを感じることができます。
心理的な効果
胃痛や筋肉痛に温湿布として、怪我や傷を早く治すために軟膏として南米のエクアドルでは使われています。鎮静作用や抗うつ作用があるため、瞑想やイメージ療法に使用するのがおすすめです。
火をつけて嗅いでみると
火をつける前は、シダーウッドに近いややすっきり感のある甘い香りです。
火をつけるとややスモーキーですが甘く落ち着く香りがします。個人的には火をつけた後の香りの方が部屋に拡散するので好きです。リラックスしたい時や寝る前に嗅ぐとすごく落ち着いた気持ちになれます。おすすめです。
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