【数学】常用対数と桁数
対象:定期試験以上
今回は常用対数と桁数のお話です
さて まず対数のグラフを確認しましょう
常用対数ですから $${y=\log_{10} x}$$ のグラフを考えます
見やすいようにだいぶデフォルメしたグラフになります
底が1より大きいので 単調増加 ですね
ここが大事で $${x}$$と$${y}$$が1対1に対応して
$${x}$$と$${y}$$の大小関係と $${\log_{10}x}$$と$${y=\log_{10}y}$$の大小関係が一致していますね
もうちょっと部分的に見てみると
となり $$x$$の桁数 と $$\log_{10} x$$ の対応がわかります
$${\log_{10} x=45.36 → x \ は46桁}$$ ということです
次に小数部分です
小数部分が全部同じですね もう少し一般的に書くと
というわけで,最高位の数を知るには
$${\log_{10}} m (1\leqq m\leqq 9)$$ の値が必要となります
ここで
となるので
$${\log_{10}2=0.3010,\ \log_{10}3=0.4771}$$
はほとんどの問題で与えられます
これらと $${y=\log_{10}x}$$の単調増加性を使えば
ということになりますね
$${\log_{10}x=12.4046}$$ とわかれば
整数部分が12 → 13桁
小数部分について $${0.3010<0.4046<0.4771}$$ なので
→ 最高位の数字は2
ここまでが一通り理解できれば
それを言葉にすればよいということになります
1問見てみましょう
後半について簡単に言えば
$${12.3010<12.341<12.4771}$$ を
対数を用いないで表すと $${2\cdot 10^{12}<2^{41}<3\cdot 10^{12}}$$
よって 最高位は2
ということになります
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