【数学】約数の個数
対象:定期試験以上
今回は 約数の個数 についてです
$${n=p^a\cdot q^b\cdot r^c}$$ と素因数分解されるとき
$${n}$$の約数としては $${pr^2}$$ や $${p^2qr}$$ などの形
つまり $${p^x q^y r^z }$$ の形をしていて
$${0\leqq x\leqq a,0\leqq y\leqq b,0\leqq z\leqq c}$$ であるから
$${x}$$は$${a+1}$$個,$${y}$$は$${b+1}$$個,$${z}$$は$${c+1}$$個の選択肢があるので
$${n}$$の約数の個数は$${(a+1)(b+1)(c+1)}$$個 となります
このことから 次のいくつかの事実が得られます
また 平方数については次の事実がありました
これと上の約数の個数から 次が得られます
実際36の約数は
1, 2, 3, 4, 6
36,18,12, 9
の9個であり 積が36の2数が組で出てきますが
平方数であるので 6が1つだけ余りますね
また 約数の総和も重要です
展開したときに すべての約数が出てきますので
これを(展開せずに)計算した値は 約数の総和になっています
いくつか練習しましょう
最後の(4)の積については 600の約数を考えると
積が600となる2数の組み合わせが 12組(約数24個の半分)でてきます
したがって $${600^12}$$ となります
では次です
では次
最後に受験問題に挑戦してみましょう
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