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【数学】関数の凸性と不等式01

対象:定期試験以上

今回は 関数の凸性 について学習します

テーマは 接線とグラフの位置関係 です

上に凸か下に凸かは 第2次導関数$${f''(x)}$$の符号によって調べるのでした

そして 凸な関数は次のような性質をもちます

関数全体で 凸方向が変化しない
または 問題で与えられた範囲で 凸方向が変化しない
という場合に グラフと接線の上下関係がわかる
というものです

基本的な問題で確認しましょう





まずは 普通に微分を用いての解答



次は凸性を考えての解答


与不等式を 単純に微分で証明しようとするのか
図形的な意味を考えて 凸なグラフと接線の位置関係とみるのか
によって 証明が変わります

凸性を使わなきゃダメ ということではないのですが
図形的な考察もできることはメリットがあります

頻出なものは
$${e^x\geqq x+1}$$
$${\log x \leqq x-1 (x>0)}$$
$${\sin x \leqq x (0\leqq x\leqq \dfrac{\pi}{2})}$$
$${x\leqq \tan x  (0\leqq x <\dfrac{\pi}{2})}$$
と それらを平行移動等したものです
いずれも,凸性が変わらない関数と接線の関係となります


凸性を利用した解答をする場合には
必ず 第2次導関数$${f''(x)}$$を計算し 凸性に言及しましょう

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