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【数学】アポロニウスの円

対象:定期試験以上

今回は アポロニウスの円 についてです

アポロニウスの円とは 2点A,Bからの距離の比が
$${{\rm AP:BP}=1:k (ただし\ k\neq 1)}$$ となるような点P全体の集合です
比ですから$${k>0}$$の意味が入っていて
$${k=1}$$のときは $${{\rm AP:BP}=1:1}$$ となり
ABの垂直二等分線となります

$${k\neq 1}$$のときに 実際に円になることは「軌跡」のところで学習すると思いますが確認しておきましょう



これで円となることがわかりました


受験での出題形式が記述でなく 穴埋めならば
アポロニウスの円を用いて解答してもよいです


また ベクトルや複素数平面(数学III)においても同様で
それぞれ
$${|\vec{p}-\vec{a}|=k|\vec{p}-\vec{b}|}$$,  $${|z-\alpha |=k|z-\beta|}$$ は
$${k=1}$$のとき垂直二等分線 $${k\neq 1}$$のとき円となります

3次元空間においても 

$${{\rm AP:BP}=1:k}$$となる図形を考えることができて
$${k=1}$$のとき ABの垂直二等分面
$${k\neq 1}$$のとき 球面となります

どのような点の集まりか という図形的定義は覚えておきましょう
放物線・双曲線・楕円については数学IIIです



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