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OpenAI API を使ったチャットボット(紹介編)

ここで紹介するのは、OpenAI APIを活用したiOSアプリ「OnePrompt」です。OnePromptは、チャットGPTと同様にGPTモデルを用いてチャットボットを実現するアプリです。利用者は自分で作成したプロンプトを登録し、メニューから簡単に切り替えて使用できます。さらに、OpenAI APIの新機能である「Function Calling」を活用し、iOSの連絡先やカレンダーと連携するプラグインを利用できます。また、天気予報やWikipedia検索のプラグインもあります。更には、ユーザーが独自にカスタマイズしたプラグインにも対応しています。

OnePrompt アプリで何ができるのかをスクリーンショットを使って紹介します。

メタ認知

Metacognitive Prompting Improves Understanding in Large Language Models」の論文参考にして、メタ認知プロンプトを作成して試してみました。期待通りの回答が得られました。

参考までに、OnePrompt アプリ用に作成したメタ認知プロンプトです。

同じ質問を「クレーちゃんのキャラクターを演じるプロンプト」でも試してみました。詳細については、OpenAI API を使ったチャットボット(エンタメ編)を参照して下さい。

クレーちゃんプロンプト

メタ認知プロンプト向けと同じ質問を、クレーちゃんプロンプトに対して実施してみました。その結果、クレーちゃんらしい雰囲気の口調で回答を得ることができました。キャラクターを演じるプロンプトとしては、正しい動作ですね。しかし、質問に対する回答を得るって点ではダメですけどね。

次に紹介するのは、利用者が作成できるカスタム・プラグインのチャット例です。ここで利用しているカスタム・プラグインのファイルは、OnePrompt のカスタム・プラグインのページから入手できます。

Google検索プラグイン

Google 検索プラグインを使って「インボイス」について検索した結果です。チャットの入力で「〜を探して」と入力すると、Google 検索プラグインが呼び出されます。

YouTube検索プラグイン

YouTube 検索プラグインを使って「原神のクレーの育成動画」について検索した結果です。チャットの入力で「〜の動画を探して」と入力すると、YouTube 検索プラグインが呼び出されます。

最後に、OnePrompt アプリの特徴のひとつであるプロンプト切り替えの紹介です。作成したプロンプトをカテゴリ別に分類すると、チャット画面のメニューで切り替え可能になります。

プロンプト切り替え

プロンプト切り替え機能を使えば、簡単にキャラクターを変更してチャットを楽しめます。また、ビジネスなどで利用するプロンプトを登録しておけば、必要な時にすぐにプロンプトを実行できます。便利ですね。

OpenAI API を使ったチャットボット(導入編)に続きます。


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