12月9日の記録 弱点について思うこと

弱点は魅力だ。

なんでもできそうに見える人が、できないことがあると親近感が湧いてそれが魅力として映る。できないことを受け入れている人や、頼るのが上手い人には、周りの人が手を差し伸べて助けたくなるのが人間だ。

私には、それをするのはとても難しいことだった。

わからないことやできないことなんてたくさんあるのに、それを見せることが怖かったし、がっかりされたくなかった。完璧でないことを見せて嫌われることが怖かった。だから弱点を知られるのが怖かった。

真面目そうに見られるけど、うっかりものでおっちょこちょいなこと。
実は不器用なこと。
合格ラインを高くしすぎて、基準に届かない自分に苛立ってしまうこと。
すぐ不安や心配になってしまうこと。
すぐに心を閉ざして壁を作ってしまうこと。

だけど、身近な人にはバレていたと思う。いや充分バレていた。

弱点をわかっていて受け入れてくれる人は居心地が良かったし、その弱点を指摘せずにいてくれる人、弱点ごと受け入れて見守ってくれる人が好きだった。逆に克服させようとアドバイスをしたり、強い言葉で矯正しようと試みる人はすごく心地が悪かった。

最近になって、自分の弱点も悪くないなと思えるようになった。
それはすごく人間らしい感情だったり、考え方の癖だったり、それを魅力だと思ってくれる人がいると受け入れられたからだ。

この世界にはいろんな人がいて、どんな人にも弱点はある。

コントロールしようとする気持ちが強くなると、弱点をダメなことだと思いすぎてしまったり、自分の感情を無視して周りの基準に合わせてしまったりする。だけど、それは恐れに支配されている。

どんな弱点も、実はかわいい。

だから、安心して弱点を見せて良いよと、自分に言い聞かせてみる。


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