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もし…ということ

アメリカ人の友人がこんな文章を自分のSNSに引用していた。
「もし、ハリスさんに5人の子どもと3人の夫がいたら、どう言われただろうね?」
言わずもがな、対戦候補のことだ。
すると、彼の友人が「それは誰か別の人の夫という意味か?」という論点をズラす質問をしてきた。
友人は「そこに別人の夫って書いてあるかい?」と切り返す。
すると質問してきた男性が「いや、だけど彼女は他の人の夫たちと寝たという過去がある」と言い切った。
すると、友人がレスポンスする前にファクトチェックの投稿が他の人たちから出てきて、その情報の不正確さ、それを持ち出す人物のミソジニーぶりに非難轟々。
最後に友人が登場して決めた。
「既婚男性と寝ていたとしても、強姦魔、小児性愛者、重罪犯、泥棒、障害者差別主義者、強迫的嘘つき、デマゴーグ、ミソジニスト、徴兵忌避者......数え上げればきりがない、こういうのよりはまだましだよ」。
これを見ていて、アメリカでも、まだまだ、政治家や候補者の性別が女性ではなく、男性だったら…ということが語られる段階なんだなと思う一方で、これだけ毅然と冷静にファクトチェックをして、この手の芽を摘む人がいるというのはすごいなと思う。
まあ、メディアも機能しているんだろう。
もし、その言動をした人の性別が逆だったら、どういう風に受け止めるか。
この練習をしてみると良いのかもしれない。