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閃光のハサウェイ凄すぎました。

「僕はノア ハサウェイ・ノア」


今回は閃光のハサウェイの感想(ネタバレを含みます。)です。


一応ご存知ない方に「閃光のハサウェイ」とは…

逆襲のシャアからの12年後のUC105青年になったハサウェイはシャアの思想を受け継ぎ腐敗した地球連邦政府を粛清する。


 今回の主人公ハサウェイ・ノアは宇宙世紀100年代に誕生した反地球連邦政府運動若しくは反地球連邦政府組織である秘密結社「マフティー」の表向きのリーダーです。

表向きのリーダーという側面が大きいですね。当のハサウェイ本人もフィクサー、本物のリーダーは本当に知らない。

テ○活動するために打算的に「マフティー・エリン」と名乗っている様です。

この「マフティー」とは非合法のテ○活動組織・秘密結社であり、自身自らを「マフティー・ナビーユ・エリン」(直訳造語ですが、正当な預言者の王)と名のります。私的にはどストライクなネーミングです。✨✨

大まかな説明なのですがこの様な雰囲気で、ファーストガンダムからの同じ時間軸の話です。


劇場版「閃光のハサウェイ」映像・音声・内容全てに本当に良かったです。

結局私は3回映画館に足を運びました。劇場版BDと特装版BD両方も購入していながら… 少ないお小遣い散財してしまいました。🤣

EDのAlexandrosさんの「閃光」英語ver.です。メチャクチャカッコいいです。😭

公開以前の「閃光のハサウェイ」に対してはググったりはせず、また小説しか無く、(それも30年程前)本や小説は全く読まない私は薄っすらとした概要しか知りませんでした。

ですのでほぼほぼ初見の状態で劇場に臨みました。

延期に次ぐ延期で「観たい」という欲望や願望は確かに強かったです。


ポスターやパンフレットのハサウェイの物静かでどこか物憂げな表情とは裏腹のとても強い使命感と打倒感、リーダーシップには驚きました。

劇場用のポスターです。この優しい表情の青年がテ○リ○トの表向きのリーダーになっていました。

まるで北○の拳のバッ○張りのまるで別人の様なグゥレイトな成長振りでしたね。

まるで別人の様な成長ぶり。😲  「やる時はやる」的です。

ハサウェイ自身が多感な時期を凄すぎる漢達を観ていたからでしょうか.… 

この「閃光のハサウェイ」の劇中での非常に印象的なセリフがあります。それは…

 ①「わかっているさ。こんなやり方なんか…」

②「じゃあ教えてくれよ、この仕組の深さを破壊する方法を。」

③「例外規定がある限り、人は不正をするんだ。」

このセリフは連続して発せられます。

②を私なりに解説します。いや、ガンダム好きとして是非解説させて下さい。😅


この仕組の深さとは…

このガンダムの世界観は増えすぎた人口を宇宙に移民させた事が大本にあるのですが地球も宇宙移民も経済を何で回しているかと言えば、地球連邦対ジオンであったり、その他大小反地球連邦組織との小競り合い・小戦争での軍需産業により経済を回している。

①つまり何らかの口実を作り絶えず戦争をする仕組み。一昔前のアメ○カみたいです。

②軍需産業企業=アナハイム・エレクトロニクス社 以下AE社が敵側である組織に事実上兵器を無償提供し、戦争を起こさせている。

③地球連邦軍高官は敵側にAE社が武器を無償提供していることを知っていて黙認している。いや、むしろ多いに望んでいる。

④この秘密裏の事に対し特権階級の人は何もせずに悪意のみでAE社より多額の賄賂を受け取っている。

この4点が仕組みの深さであり、ハサウェイが破壊したいものだと考えます。

地球連邦軍の所有するRX−104FF ペーネロペーガンダム。製造はAE社。
ハサウェイが駆るRX−105  クスィーガンダム。こちらも製造はAE社。両陣営に武器供与しているのが仕組みの深さの一つですね。 

ペーネロペーのパイロット、レーン・エイム

レーン・エイムはクスィーガンダムを見た時「マフティーはガンダムのコピーまで持ち出すのか?」 
「ガンダムもどきだと言うことを思い知らせてやる!」

と言っていましたがクスィーは100%純正のガンダムであり、一般兵士まではAE社と敵組織の関わりは分からない様です。


組織や体制の既得権益や特権行為は大きければ大きい程、動かし難く、改革し難い。

ハサウェイの取った行動は政府高官をテ○行為で○害しましたがそれしか仕組みの深さを破壊する方法がなければ或いは…

ハサウェイは己の信じる正義を貫き通す為に自己の生い立ちや父母の輝かしい世間体等はあっさりと捨てられるたくましい、心の強い青年になったなぁと感じました。

しかしハサウェイ自身が「破壊したい仕組み」の一つであるAE社からのガンダムという名の武器を無償提供されている現実はどう捉えているのでしょうか?

ファーストガンダムから脈々と続く視聴者の各陣営の善悪の判断基準は非常に難しい所ではありますが…

…未だにずっとクェス・パラヤの事を引きずっていましたが、まぁその件は飛び切りの純情派という事で。


劇中のシャアが載った新聞の見出しも良かったです。

「Is Mafty Navue Erin the next Char Aznable?」

新聞の見出しに載っていた「逆襲のシャア」の時代で演説していた時のシャア・アズナブル

マフティー・ナビーユ・エリンは次のシャア・アズナブルか?


登場人物もお互いの立ち位置を濁さず際立たせ過ぎず良いと感じました。

地球連邦軍大佐 ケネス・スレッグ なかなイケメンな伊達男。
ケネス大佐は敵ではあったが誰よりもハサウェイの事を理解していたと思います。

とても美しいヒロイン。

謎だらけで予知能力?のあるヒロインギギ・アンダルシア。
長いブロンドの髪と特徴的なセリフ回しが印象的です。
果たして彼女は…
ハサウェイはギギの事をスパイと疑っていましたね。
時折、あどけない表情も見せます。


MS戦が市街戦となり逃げ惑う人々の中のハサウェイとギギも緊迫間があり目を離せませんでした。


主人公ハサウェイ・ノアとヒロインギギ・アンダルシア


メッサーがビームサーベルで撃破された際の二人。非常に綺麗な描写でした。


MS戦は夜明け間近、東雲の頃合いだったので薄暗く「う〜ん見にくいな」とは正直感じましたがペーネロペーとクスィーが鍔迫り合いになりお互いの目が光ったシーンはあまりにカッコ良過ぎて鳥肌が立ちました。

鍔迫り合いの名シーン。鳥肌が立ちました。


目の光るRX−105  クスィーGガンダム 戦闘スタンバイOK。

       VS

眼光鋭い強面顔のRX-104FF  ペーネロペー
私はコチラの方が好みです。😅

メッサーの飛行シーン、離着陸シーンも大迫力でした。これもカッコイイのです。

ビームライフルを構えるメッサー。ジオン系のモノアイが良いですね。
同じくガンプラのMe02R−F02 メッサーF02型 マフティーの主力MS。モノアイと動力パイプがジオン色を醸し出していました。


本当にあっという間の2時間弱でした… 

EDのAlexandrosさんの「閃光」カッコ良すぎませんか?

以前から聞いて知ってはいましたが劇場で聞いた時は大袈裟な表現では無く本当に痺れて聞き入ってしまい動けませんでした。 


エンドロールで席を立たれる人は皆無でした。皆さん余韻に酔いしれながら聞き入っていたと思います。


全くの忖度は申しませんが…それでも良いものは良いですね。


第2部 サン オブ ブライト

内容は小説版とはかなり改題になる模様です。父親ブライトさんとの絡みもありそうで、それはそれで楽しみです。


…であるのなら結末も大きく変わって来るのでしょうか? おっとすみません。うっかり舌が滑りました。🙏😅💦


「人類の過ちはマフティーが粛清する!」



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