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ハル。 ぼくのことをそう呼ぶのは、いまは君だけだ、姉さん。


「ハル--------------?」


それは一件の着信だった。
職場にも、誰にも教えているわけでもない、プリペイド式のSIMを突っ込んだだけのスマートフォン。
数個転がしているなかのうちのすべてに同じメッセージが着信している。
こんな芸当を成し遂げるのは、君にとってはきっと容易いことなんだろう。


ハル。
ぼくのことをそう呼ぶのは、いまは君だけだ、姉さん。
このオシリス・ユニバースでは。

ぼくはぼくで、姉さんは姉さんで、それは今も変わらないのだろうか。
君はいまも確かにぼくの姉さんなんだろうか。

不確かなものを、ひとつずつ確認しなくちゃならない。

司ハルの手元に、XMを帯びた円錐台のオブジェクトがある。
内部は繰り抜かれており、その大きさは両手でちょうど包み込める程度のものでしかない。
が、繰り抜かれているのとは反対の面からは一本の揺らめくような光彩の線が、
大いなる緊張をもって真っ直ぐに延びており、その先端は先ほど着信があったプリペイド式スマートフォンのうちの
一台に接続されていた。
ハルは深く息を吸った。

手元の時計を見る。
12月25日の零時まで、あと26時間も残ってはいない。
それが残された時間だ。


ハルは円錐台のオブジェクトを持ち、一語一語をはっきりと口にした。

「*******************************!!」

このXMを帯びた円錐台は、指名された相手にとって、発言者の言葉が
なぜだか理由はわからないが発言者の方言で記述(再生)されてしまうという恐怖のオブジェクト。

果たしてコレで正しく会話できるのか!?

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※これは、誰かのところで「なんじゃコレ。ツマンネ」と放り出されるの上等の方言会話ゲームです。
※誰かに説明して始めるわけではないので、いきなり話をふられて無視される可能性がめっちゃ高い。
※しかも時間は区切ってまして、25日零時。
 誰も乗っかってくれない可能性も高い。恐ろしいほどに高い。
※なにもingress関係なくね?みたいな。
 ないですね、無い。
 絶望的なほどに無い。すみません、すみません。
※風呂場でぱっと思いついただけです。それで上の駄文を書きました。
※ームじゃなくて会話文とかだといいのかもしれない? 知らんけど。


※さて、肝心のXM方言オブジェクト、次のようになります。


発言者は次のように話したいと考えているとする。

(A)
「今年はコロナのせいで大変だったよね。みんな知っているとおりさ。
それでも、さすがNiantic。いろいろアイデアを出してくれて、家のなかで遊べるingressを提案してくれたよなあ。
ぼくたちも多いに楽しめたよ。
それに、自宅で楽しめるingressネタなんかを各自が提案したしね。

クリスマスイベント終わったらすぐ新年でしょう?
お正月の準備してよい年を迎えたいものだよ。
お正月には、川島さんはまたコタツ引っ張り出すのかな?」


それをマジカルの方言で記述すると、

(B)
「こどしまだコロナのせいで大変だったにゃあ。みなおべったとおり。
そんでも、さすがだNiantic。いろんたアイデアば出して、
みなえのながで遊べるようにingressば提案したけったなあよ。
んださげおらだもすこだま楽しめだにゃー。
それに、えで楽しめるingressネタどがみんなで考えだもんにゃー。

クリスマスイベント終わったらすぐ新年だべ?
正月準備していい年ば迎えってじゅにゃー。
正月、川島さんまだコタツば引っ張り出すなあべがにゃ~?」


となるわけですよ(ぜいぜいハァハァ)。
次のリレー先をアットマークで指定すればいいんかねえ。
勝手にワイワイ話してもらえばいいんかねえ


誰も乗ってこなくてもいいけれど、せっかく風呂場で思いついたから
駄文綴るついでにちょっと提案してみたテスト。

要は、

「方言でリレー形式で会話してみる? 25日零時まででいいので」ってことですね。
ハイ、すみません。(伝言ゲームよりはいいかな、って。)


にゃーって言ってみたかっただけかもしれない。
知らんけど。

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えーっと。
じゃあねえ、マジカルはねえ、

『そんま正月だけんとも年賀状準備しったがや?
クリスマスのあどすぐ正月くんなぁぜ?』

意味伝わるとええのう。
そうか、いきなり意味が伝わらない方言の場合もあるのか・・・・・・。
名詞がどう配置されるか、そこが鍵かな?

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