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SDXL最新の手の修正方法が登場
かなり精度も汎用性も高い修正方法が登場しました。
下記のURLのFixhands_animeというLoraです。
![](https://assets.st-note.com/img/1712305717071-XYdYMFsKsq.png)
昨日登場したばかりですが、ただのLoraではありません。
驚きの性能を紹介します。
Animagine V3.1
左がLora適用時です。右が素の出力です。
![](https://assets.st-note.com/img/1712305848406-sxjuurDwYd.png?width=1200)
驚くべき能力は、手以外に影響がかなり少ない点です。
今までの「EasyNegative」などの修正手法では、顔や背景にも影響していて所謂「マスピ顔」が出力される原因となっていました。
(みんなEasyNegativeを使うから顔が似てしまう)
![](https://assets.st-note.com/img/1712306068578-gPNrIeOOPQ.png?width=1200)
完璧に修正されない場合も、かなり形を整えています。
変な体勢でも手以外には影響しません。
![](https://assets.st-note.com/img/1712306152641-UwEwH2my9v.png?width=1200)
更に驚いたのは、修正が必要ない手のときは、変わらない点です。
つまり、ピンポイントで「修正が必要な手」のみに効くようにしっかり学習されています。
Pony V6
Loraは特定のモデルで学習していて他のモデルだと効きにくいのが通説ですが、このLoraはPony系のモデルでもしっかり効きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1712307209581-JkJhLDh7V7.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712307339162-fWpxrQOv7u.png?width=1200)
もちろん、PonyやAnimaginから派生したモデルでも効きます。
正直、これほど精度も汎用性も高い手修正Loraは前代未聞です。
弱点
ただし、色々な手を試したところ弱点も見つけました。
![](https://assets.st-note.com/img/1712308023628-mwi3OiVw6q.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712308127052-1xkYZEutzc.png?width=1200)
人の口に手を突っ込んでいるというニッチなシチュエーションです。
恐らくpov(一人称視点)で手前から手が伸びている構図が苦手です。
更に、特定の構図では手以外にもそれなりに影響を与える事が確認できました。
![](https://assets.st-note.com/img/1712308502588-8HmrhvsjSC.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1712308563785-mNh6hbpJJi.png?width=1200)
これらの弱点はどちらもニッチなプロンプトを使用しているので、学習の汎化が行き届いてないのが原因だと思います。
この様な特定の場合では、随時効果を確認した方が良さそうです。
とはいえ、殆どの場合でとても精度良く手を修正できるので気にしすぎる必要はありません。
今回紹介した「Fixhands_anime」はこれからのSDXLのスタンダードになるレベルの性能でした。
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