邪悪な魔導書「グランドグリモア」の話、第2巻の内容(*‘ω‘ *)
※以下の内容にアフィリエイト含んでるっすよ(この文言、本当に個人のものにも明記しないといけないの?(゚Д゚;))。
ということで前回に引き続き、邪悪な魔導書「グランドグリモア」の内容なんですが、今回はそのセカンドブックつまり第2巻の内容を軽く説明していきます。
なお、前回の記事を読んでないとわからないと思いますので、興味がある方は前回の記事を読んでくだしあ!(下のやつね)
では、2巻の内容をば・・・
まず2巻の内容はざっくり言うと「精霊の種類とそれらの召喚方法と契約の方法」です。
一応、触れ込みとしては「本物の鎖骨(ソロモンの鎖骨)の情報だ!」という触れ込みです。
1 精霊の種類
精霊の種類に入る前にこの本に書かれている内容をしっかりやっていかないと精霊は呼び出せないよ~ソロモンも彼らを利用したよ~という説明が重厚感が出るように書かれています。
そして精霊の種類と説明へ入って行きます。
まず主要な地獄の精霊として
・サタン(帝)
・ベルゼブブ(王子)
・アスタロット(アスタロト)(大公)
の3精霊が挙げられています。
次に上の3精霊に付き従う4精霊
・ルキフゲ(ルキフゲ・ロフォカレ)(首相)
・サタナキア(将軍)
・フルーレティ(中将)
・ネビロス(少将)
※ここで軽く説明(*‘ω‘ *)。
まず「サタン」とだけ書いてありますが、これは今では「ルシファー」として書かれていることが多いです。
また、今主流になっているのは主要3精霊に部下の6精霊という形が主流です。
なので、本の中では上の説明を書いた上で、ルシファーの名前がある以下のバージョンを説明しています。
(現代、発売されているものはどうなっているかわかりませんが・・)。
別バージョンのもの↓
・ルシファー
・ベルゼビュート(ベルゼブブ)
・アスタロト
付き従う6精霊↓
・ルキフゲ
・サタナキア
・フルーレティ
・ネビロス
・アガリアレプト(将軍)
・サルガタナス(旅団長)
で、上の6精霊は地獄のリーダーみたいな存在で、その下にさらに18精霊が存在します。
・バエル
・アガレス
・マルバス
・プルスラス(プルフラスの事、地獄の君主もしくは侯爵)
・アモン
・バルバトス
・ブエル
・グソイン
・ボティス
・バティム
・ピュルサン(プルソンの呼び名が有名)
・アビゴル(エリゴスやエリゴールの呼び名が有名)
・ロレイ(レラジェの呼び名のほうが有名)
・ヴァレファール(ウァレフォルの呼び名が有名)
・アイペロス(イポス、アイポロスの呼び名が有名)
・ヌベラス(ナベリウスの呼び名が有名)
・グラシャボヤス(グラシャ=ラボラスの呼び名が有名)
※プルスラス(プルフラス)はゴエティアではリストラ(; ・`д・´)されていて、名前が載ってないので、知らない人が多いかもしれません。
16世紀の医者ヨーハン・ヴァイヤーという方が書いた「悪魔の偽王国(Pseudomonarchia Daemonum)」という著書にその名前は出てきますが、その後はあまり見かけません。
んで、上で述べた精霊以外に数百万の下位精霊がいるけど、それらは役に立たないからねぇ~っていう説明と、最初の3精霊は強力なので、その3精霊を直接拘束して使役するのは無理かなぁ~だからその下の6精霊(一応本の中では「柱」として数える)のどれか一人と契約できれば満足なんだよねぇ~的な説明が載っています(; ・`д・´)。
で、この後は上記で説明した6精霊(柱)が、どんな能力を持っているかということが説明されていて、つまりはそれを読んで把握してから、召喚者の望みを叶える力を持つものと契約しなさい~って事だろうなという感じです。
2 召喚の方法と契約の流れ
続いては召喚の方法と契約の流れが書いてあります。
(ん?第1巻ですでにそれは終わったのでは?と思うかもしれませんが第1巻のは「神秘の杖」の威力はスゲーんだぞ!という事を言いたかったと感じる内容です。つまりは「超強制的に契約する方法」を書いていたって事です。で、ここの召喚方法はもうちょっと優しいというか、第1巻ほどグロいことをせずに召喚する方法が書かれています)。
・・・・まあこのあたりの召喚の方法は興味がある人は本を買っていただほうが早いので、割愛しますが、もしかしたら買った本によっては意味が分からないかも?と思う部分だけ補足しておきます。
召喚の道具の中にEmatille(エマティーユ)と呼ばれる石が登場します。
これは「ブラッドストーン」の事です。
魔術に明るい人にわかるように書くなら「ヘリオトロープ」。
これは「バビロンの石」とも呼ばれ、古代からの魔術に時々登場します。
つまり古代魔術においては「無くてはならない石」の一つです。
ただし!ただのブラッドストーンじゃなくて、「クラシックブラッドストーン」を使うのです(*‘ω‘ *)。
クラシックブラッドストーンは「ヘマタイトの斑点が見える不透明の緑色の碧玉」であることが大事です(; ・`д・´)。
と、召喚の方法が終わったら、次は精霊との契約の流れですが、もう長いのでちゃっちゃと割愛して書きます。
※なお召喚の呪文は強大な3精霊に懇願しつつも、従わなかったらソロモンの鎖骨の呪文とあがめる神々があんたらを苦しめるぜ!っというとても身勝手な呪文内容です(*‘ω‘ *)。
精霊が現れたら、願い叶えるから20年後に魂と肉体よこせや!と言ってくるので、「んにゃ!君(精霊)がくれた宝物で対価を支払うからそれで契約しろ!」と突っ返します。
すると「じゃ( `ー´)やだ」ともちろん断られるのでソロモンの鎖骨の呪文を唱えて精霊を「( ;∀;)ひぎゃあぁ」と言わせます。
その後精霊が「もうなにすんの( ;∀;)。じゃあ宝物あげるから、毎月第一月曜日にコイン(お金)ちょうだい。そしたら毎週1日だけ夜10時から2時までの呼び出しに応じてあげるから。そのかわり、その約束やぶったら20年後に魂と肉体をもらうからね( ;∀;)」と言ってきます。
あとはすぐに持ち帰れる宝くれたらその契約でOKと答え、精霊が「じゃあついてきて(; ・`д・´)」と言う(でも宝は比較的近くにある模様)ので、精霊の裏切りに用心しながら宝を得て、次に身を守ることを行います。
※なおこの時の呪文も、その精霊に感謝の意を表しながら、危害加えずに立ち去るなら、ソロモンの鎖骨の呪文で苦しめたりしないよ(*´ω`*)・・・と言う内容の呪文です(キホンテキニイツデモキョウハク)。
そして精霊が帰ったら、今度はそれまで守ってくれていた全能の神々に、地獄の精霊と無事契約できたことをへのお礼の呪文を唱えて終わります。
というのが、第2巻の内容です。
まあ・・・・とっても身勝手な内容に見えると思いますが、この時代は「とにかく悪魔(地獄の精霊)たちは悪い奴らだから、都合よく有効利用しても神々は許してくれるよ(`・ω・´)」という感覚なんですね。
なお、人間の欲を満たすためには、神々より悪魔のほうが手っ取り早いので、悪魔のほうに(精霊ね)お願いするんですね。
ワタシガカミサマナラソンナゴウヨクナニンゲンニテンバツクダスガネ~( `ー´)ノ
・・・・・しかし・・・なんとまあ・・・・強欲な・・・。
なお、途中で悪魔(精霊)が悪さしようとしたり、危ない時には次の呪文を唱えなさいという感じ?で次の呪文が書かれています。
O Almighty father! O Mother, most tender of Mothers! O admirable specimen of the sentiments and a mother's tenderness! O Son, the flower of all sons! O forms of all forms! Heart, spirit, harmony, and number of all things! Preserve us, protect and guide us, and be favorable to us.
Amen.
3 その後の記述内容
で、現在まで出版されている本をいろいろ調べていると、2の最後の呪文でだいたい終わってるものが多いようです(ただし、すべての本を調べたわけではないので、あしからず)。
が!この時のものには続きがあるんですね。
それはラテン語で身を守る呪文や精霊を召喚するような内容の呪文が書かれ、そのあと「幸せな日と不幸な日のテーブル表」などがあります。
※「幸せな日と不幸な日のテーブル表(Table of lucky and unlucky days)」は天使によってアダムに伝えられたと言われている月日を表にしたものです。
さらに、その後に次の魔術の方法が書かれています。
・賢者の石の作り方(たぶん)
・占い棒の作り方と使用方法(たぶん)
・宝くじに勝つ方法
・銃を撃つ時の魔法(たぶん命中するようにする魔術(; ・`д・´)・・・まじでいまいち理解に苦しむんですが、たぶんそういう魔術)。
・ヨハネの前夜祭の真夜中に霊を召喚してお話するための魔術(たぶん・・・説明の中にはヨハネは出てきませんが、タイトルから見て、おそらくヨハネの前夜祭の日に行え!ということだと思います)。
・女性にモテモテになる魔術(これは間違いない)
・相手を裸にする魔術(・・・・おそらくですが、相手が裸になって楽しく過ごすようにする魔術・・・つまりそれに便乗して入って行きチョメチョメするための魔術なんだろうと・・・狂ってる・・)。
・自分が透明になる魔術
・足が速くなる魔術(たぶん・・・(; ・`д・´))
・長距離を移動しても大丈夫になる魔術(たぶん・・・これが一番、解釈が難しい・・)
・精霊と協定を結ぶために使用する特別なインクの作り方(これは合ってるはず!)
という魔術が紹介されています。
※なお()内の「たぶん」とかは、タイトルを読んでもいまいちわからないし、その魔術の行い方などを見てもイマイチな内容なんです。
でも使用している材料や部位(まああまりよろしくない部位もあります)などから推測して、たぶんこういう魔術だと答えを導き出しているということから「たぶん」という表現を使っています。
で、上記のものに関してはなんだかそれまでの本の内容からは少し「ズレた」感じの呪文などが多く、この本の新解釈や、翻訳をした人たちは「これは、あとから足された内容だろうからいらないか(`・ω・´)」となって除外したんではないでしょうか?
と私は思います。
※私も読んでいて「あ~これは後から足してるな」と思います(ただし、私的にはセカンドブックそのものが、1巻を最初に作った人以外の方が足しているのでは?と思ってますが・・・)。
ということで、今回はこのあたりで終わろうかと・・・。
簡単に説明しているんで、興味がある方は本で読んでみてもよいのではないでしょうか?
※ただし、この「グランドグリモア」は本当に本によって道具や材料が違ったりしてますので、注意してください(特に現代に近づくにつれて変化が大きい場合がある)。
また説明している内容はあくまで私個人が調べたものですので、ご了承ください。
※2次転載は基本禁止で。なお、本を購入して、その内容を試す・・・なんてことはしないように(`・ω・´)。
以下、アフィリエイト。魔術世界感の雰囲気作りなどに(てか、自分でそういったアイテムだけ販売するお店作りたいけど、そんな金がねぇ・・・でも、最近、ちょっと面白いものを見つけたので、そのうち展開するかも?)。
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