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私の好きな漫画家


  今日はいつもと少し毛色を変えて、私の好きな漫画家について書こうと思う。ズバリ、私の好きな漫画家は、さくらももこ先生(代表作:『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』等)である。私の本棚には、今でも小学生の頃に少しずつためた単行本『ちびまる子ちゃん』の全巻が収められている。

  私がさくらももこ先生に出会ったのは、今からおよそ15年前である。当時小学生だった私は、親に少女漫画雑誌を勧められ、たまたま目に入った『りぼん』を購入した。内容のほとんどは恋愛もので、当時の私にはいまいち理解できなかったが、確かその時偶然にも特別読み切りとして掲載されていたちびまる子ちゃんだけはとても面白くて、気に入ったのをよく覚えている。その後は書店を訪れる度にちびまる子ちゃんを真っ先に探し、1巻ずつ購入していた。

  さくらももこ作品の魅力のひとつは、皮肉が効きながらも日々のくだらない日常を描いたギャグにあると思う。例えば漫画『ちびまる子ちゃん』では、こんな話がある。まる子の誕生日に友蔵が好きな物を買ってあげることになったのだが、途中でお金が足りなくなり、誕生日プレゼントにと買ってあげたおもちゃを店に返しに行くというものだ。当時漫画を読んでいた私は、(まる子が欲を張るからこうなったんだ)と呆れながらも、どこか笑えるシチュエーションだなと思った。他にも、さくら先生の家があまり裕福でなかったことを描いた『うちはびんぼう』など、くだらないけれどクスッと笑えるようなシーンが満載である。

  そんなこんなで、私が漫画を読みはじめるキッカケとなったさくら先生には一度でいいからお会いしてみたいと思っていたのだが、私が高校3年生の頃乳がんにより亡くなった。当時はニュースを見ると涙が溢れてしまうので、なるべくテレビを観ないようにしていた。ファンレターの一通でも出せば良かったと今でも後悔している。

  最後に、さくら先生のエッセイ『ほのぼの劇場』や他作品などから私が印象に残っているエピソードや設定を少し紹介する。

・さくら先生は家庭教師のアルバイトをしていた

・さくら先生は、度重なる寝坊をして仕事をクビになったことがある

・さくら先生が学生の頃、通称「100円おばさん」という他人に100円を強請る人物と遭遇したことがある

・さくら先生は最初正統派少女漫画を描いていたが、合わないと思いギャグ漫画に転換。その後学校でエッセイを褒められ、エッセイ漫画を描き見事漫画賞を受賞

・城ヶ崎さんは高校進学後永沢君のことが好きになる

  ほぼさくら先生の小話で埋まってしまいました。それではこの辺で。

#好きな漫画家

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