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親は子どもに勉強しろと言わないで

こんな記事が出ていた。

子どもに成績のことで暴力とかありえない。暴言も。
中学受験て、自らしたいと思う小学生いるのだろうか。

娘が小学2年生になったとき、「算数出来なくて恥ずかしいから公文に行かせてほしい」と言ってきた。
「そんなに出来ないの?気付けなくてごめんね」と言ってすぐに行かせた。

息子には小学3年生のとき一度だけ成績表について言及したことがあった。

「どうしたん?この成績。この前絵で賞獲ったやん?…今学期は図工気が進まへんかったん?」
「うん、そやな」
「音楽は?この前は「楽しそうに大きな声で歌ってる」て書いてもらってたで。…今回は好きな歌じゃなかったん?」
「そやな」
「体育は?苦手な短距離走(それでも速いほうだったが)やったん?」
「そう」
「そうか…」
「…おふくろってほんまに変わってるよな。普通親っていうのはさ、4教科のことをとやかく言うんじゃないの?そやのになんなん、図工とか音楽とか体育て、そんなんどうでもええやん!!!」
「…(呆気にとられる私)…」
「もういい!話にならん!!!」

そう言って、怒って息子はリビングから出てってしまったのであった。言うんじゃなかったなと反省した。

中学受験については、通っていた塾の先生から「同志社・立命館レベルで十分行けますよ」と言われたが「うちは考えてませんので」と言ったら、横で聞いてた息子が「行きたい!」と言ったので、じゃあ行かせるかと思ったのも束の間。

時期が来て「そろそろお受験用の塾に行かなきゃね」と言ったら「今の塾じゃあかんの?」「それなりの塾行かないとね」「それってお弁当持って行くやつ?」「そうやな」「…じゃあ行かへん」、となった。

私の母親が、勉強しろ!ピアノはやったか!とうるさくて怖かったので、自分がされて嫌だったこと、言われて嫌だったことは、子ども達には絶対にするまいと思っていた。

テストの点数が良くなかったときの、怒り狂う母親の鬼のような形相は忘れられない。

私はそれで自殺まで考えはしなかったが、中学3年生のとき、同級生のひとりが、親が望む高校に行けないことを理由に首を吊って自殺した。

この記事を読む限り、報道されないだけで今も親からの過度な期待や酷い仕打ちに苦しめられて自殺する子どもは少なからずいるのではないかと思えてならない。

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