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【合宿でのできごと②】感謝の気持ちを伝える小学生との出会い(148)

予定がキャンセルになったと思ったら

別件の予定が入ったりと、バタバタとしたお盆休みとなりました。

今日は、北陸の方の、同じ活動をしているグループの方と

ZOOMをつないで、ZOOMイベントの告知をさせていただきました。

そしたら、思わぬサプライズで

誕生日を祝ってもらいました。

何度歌ってもらっても、うれしい私です😍


          ✿


合宿で出会った小学生たちのエピソードです。


小学4年生のAくんは、プログラムの中にある登山を選んでいました。

登山に行くにも、装備が必要で、それも合宿に参加する前に、

自宅から用意して持ってくることになっています。


朝早い時間に出発をして、帰ってきたのは15:00頃

とても清々しい顔をして、

「あーめちゃめちゃしんどかった!でも、綺麗やった~」


聞いてみると、登山をするのは初めてで、

途中、何度もあきらめかけたけど、最後まで登ったら

すごくいい景色だった!と写真を見せてくれました。


この合宿では、最終日の夜に、グループのみんなで集まって

部屋を暗くして、ランプの灯をつけて

今回の3泊4日の感想を言い合います。

1人ずつ、順に、楽しかったことや、お世話をしてくれた人たちへの感謝の言葉など…

それぞれが感じたことを言い、それをみんなで聞きます。


Aくんの番がやってきました。

「楽しかったことは…登山に行って…」そういって、言葉に詰まっていました。

私の隣に座っていたので、背中をさすってあげました。

みんなは、彼の言葉を待ちます。

涙がこみあげてくるAくん…


このグループには、もう一人登山に参加した

このグループの運営担当の高校生のBちゃんもいました。


Aくんは、涙が止まりません。

いいんだよ~。ゆっくりで。 みんなが励まします。


そして、絞り出すように、こんなことを言いました。


「初めての登山で、途中にしんどくなって、もうやめようと思ったけど

その時に、Bちゃんが、いっぱい励ましてくれたのがうれしかった。

Bちゃんがいなかったら、僕はきっと、上まで行けなかった。

何度も何度も声をかけてくれて、本当にありがとう。

この合宿に来て、最後まで頑張れたのは、Bちゃんのおかげだし

みんなとも、ともだちになれてよかった」


言い終わると、みんな拍手喝采。

高校生のBちゃんも、ウルウルしていました。


なかなか、言葉に出して、感謝を伝えるって

大人の私でも照れくさかったりして、言うのが難しかったりしますが

まるで、魔法がかかったかのように

どの子も、きちんと感謝を相手に伝えている姿を見ると

この3泊4日で、みんな大きく成長したんだな…と

感動的な時間でした。



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