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ChatGPT のサポートを受けながら Looker Studio でダッシュボードを効率的に作成する方法

データビジュアライゼーションはマーケターにとって必須となりました。
データを描画するのには様々なツールがありますが筆者がおすすめするのはLooker Studio、以前はGoogle Data Studioとして知られていたツールです。
でも、もし使い方がわからない初心者だとしたら?ここでChatGPTが活躍します。

ChatGPTを使うと、経験豊富なWebマーケターやデータエンジニアが隣にいるように仕事を進めることができます。
例えば「ブログでどんなメトリクスを追跡すべきか?」と問いかけると、ChatGPTは、カスタマイズされたアドバイスを提供してくれます。「“Page View”、“Engaged Session”、そして“Conversion”を追跡することを検討してみてください」といった具体的なアドバイスが、あなたのLooker Studioの設定をガイドしてくれます。

ChatGPTを使用することで、筆者は何時間ものリサーチを省き、一般的な落とし穴を避けることができました。そして、あなたも同じことができます。データビジュアライゼーションのスキルを向上させたいと考えている方は、Looker Studioの力とChatGPTの専門知識を組み合わせるべきです。

スタートの前に:目標を理解する

データビジュアライゼーションを始める際、はじめに明確で実行可能な目標を設定するべきです。Webアナリティクスの複雑さとChatGPTの優れた機能を踏まえると、そもそもどういった目標を設定すべきかといった点においてもChatGPTは有効活用できます。

ダッシュボードの構想を描く前やデータを分析する前に、「私は何を達成しようとしているのか?」と自問してください。
この重要な問いは、ダッシュボード作成の土台となります。これらの初期段階で、ChatGPTにアドバイスを求めることが可能です。例えば:

「ChatGPT、ウェブサイトのダッシュボードに明確な目標を設定するにはどうすればいいですか?」

これは、ダッシュボードの目的を基本的に理解しようとする方々にとって、必要不可欠な問いです。

「ウェブサイトでユーザーエンゲージメントを追跡する際の主要な目標は何ですか?」

ユーザー行動に焦点を当てる方には、エンゲージメントの主要目標を明確にするのに役立ちます。

「ダッシュボード上でコンテンツパフォーマンスの測定可能な目標を設定するにはどうすればいいですか?」

これは、コンテンツのパフォーマンスを量りたいコンテンツマーケターにとって重要です。

これらのプロンプトと、そこから得られるアウトプットは、ダッシュボード作成における目標設定の重要性を強調しています。
ダッシュボードは単なるツールではなく、目標を戦略的に反映したものです。正しい目標からスタートすることで、意味深い洞察と行動に落とし込める結果を得ることができます。

メトリクスの特定


ウェブマーケティングの世界では、明確な目標を設定することで目的地が決まり、選んだメトリクスが旅の道しるべとなります。
正しいメトリクスを選ぶことで、ダッシュボードは情報提供だけでなく、戦略的決定を後押しする力となります。

「コンテンツの効果を測るための重要なメトリクスは何ですか?」と問うと、「コンテンツの平均滞在時間」をユーザーエンゲージメントの主要メトリクスとして挙げてくれました。
ChatGPTを最大限に活用し、ダッシュボードを精度高く磨き上げたい人向けに、いくつかのヒントを共有します:

  • 具体的に:「どのメトリクスを使用すべきか?」という抽象的な問いかけより、「旅行ブログのユーザーエンゲージメントを最もよく測るメトリクスは何ですか?」と具体的に聞くと良いでしょう。

  • 確認を求める: よくわからないメトリクスが提案されたら、その関連性やモニタリング方法についてChatGPTに追加質問してください。

  • 反復: 初回の応答をもとに進めます。提案を受け取った後、「ブログポストの平均滞在時間」をどのように視覚的で魅力的な方法で表示できるか、追加質問してみてください。

これらのアウトプットを得たら、カスタマイズされた質問でさらに深く探りましょう:

  • B2Bソフトウェアプラットフォームでは、リード生成に関連するメトリクスをどのように優先づけすべきですか?

  • 月間ニュースサブスクリプションの顧客維持にインサイトを提供するメトリクスは何ですか?

  • 短期的なプロモーションキャンペーンと長期的なユーザーエンゲージメントを評価する際、メトリクスはどのように異なりますか?

ChatGPTのアシストを得ながら洗練させたメトリクスの選択が、インサイトに富んで行動に移しやすい情報をもたらしてくれます。

ツール(GA4、Looker Studio)をChatGPTにサポートしてもらいながら設定する

GA4やLooker Studioのようなプラットフォームを統合しようとするときは、技術的な問題にぶつかりがちです。
しかし、ChatGPTを使えば、設定のプロセスはもっと楽に、かつインサイトに富んだものになります。

ChatGPTはウェブマーケティングとツールに関する知識をきちんと備えています。
たとえば「GA4でイベントトラッキングを開始するにはどうすればいいですか?」とChatGPTに問いかけると、すぐに問い合わせに合わせたステップバイステップのガイドを提供してくれます。
同様に、Looker Studioを統合する際、「Looker Studioでカスタムフィールドを作成する方法を教えてくれますか?」と簡単な質問をするだけで実行可能な情報が得られました。
これらのツールの機能を引き出したい場合の、ChatGPTの実践的な使い方配下です:

  • 初期設定: 基本から始めましょう。「ChatGPT、GA4の初期設定をガイドしてください。」

  • 高度な機能: 慣れてきたら、もっと深く掘り下げます。「Looker Studioでユーザーデータをセグメント化してより良い洞察を得るにはどうすればいいですか?」

  • トラブルシューティング: トラブルの際は特にChatGPTの使いどこです。「ChatGPT、GA4のデータリンクで問題が起きています。解決策はありますか?」

ChatGPTを使う際のTips

包括的なダッシュボードを作成することはなかなか大変です。
しかし、ChatGPTがあれば、経験豊富なデータアナリストがすぐそばにいて、ステップバイステップでガイドしてくれるかのようにダッシュボードを構築できます。

ChatGPTの素晴らしさの本質は、答えを提供する能力だけでなく、そのインサイトの深さと関連性にあります。例えば、「ChatGPT、ダッシュボードで月間ユーザー成長を最もよく表現する方法は?」と問いかければ、ニーズに合わせたメトリクスの提案と可視化テクニックを速やかに提供してくれます。
ダッシュボード作成を控えている方々へ、ChatGPTのポテンシャルを引き出す直接的なステップをここで紹介します:

  • 基礎から始める:「ChatGPT、すべてのマーケティングダッシュボードに含まれるべき基本的なメトリクスは何ですか?」

  • ディープダイブ: 基礎が整ったら、もっと深く探りましょう。「ユーザー行動フローを最も良く示す可視化は何ですか?」

  • リファインメント: すでにダッシュボードを持っていますか?最適化のヒントを求めましょう。「データの可読性をどのように向上させることができますか?」

要するに、ツールやプラットフォームがダッシュボードの構造を形成する一方で、ChatGPTはそれに知性と明瞭さを注入し、機能的であるだけでなくインサイトを得られるものに昇華してくれます。

結論

効果的なデータ可視化は、マーケターが情報に基づいた意思決定を行う力を与えます。
Looker Studioはそれを実現する素晴らしいツールですし、ChatGPTと共にすることで、更にインサイトに富んだものとなります。データ可視化を加速したい方は、Looker Studioをまずは使ってみて、ChatGPTを副操縦士と考えて進化させてみてください。

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