初めての打ち合わせ
お疲れ様です、担当の高長です。
それでは早速、打ち合わせを始めましょう!
今日はちょうど、担当の新人作家さんと
初めて直接お会いしてきましたのでそれをベースにお話ししましょう。
その方とはネームのやりとりは何度かしていたのですが
やはり初めて会う時はお互い緊張してしまいます。
その分、収穫は大きかったです!
軽くご飯を食べながら、2時間半ほど
じっくりたっぷりお話ししてきました。
一緒にご飯を食べると打ち解けられるので僕は好きです。
どんなお話しをしたかというと…
以前書いたことと同じなのですが
趣味や好きなマンガから始まり
家族関係や学生時代の思い出、部活や恋愛など
とにかく気になるポイントをがんがんぶつけていきます。
連載企画を立ち上げることも、ネームを読むことも楽しいですが
僕はこの、相手がどんな人なのかを取材するというか
個人的に納得するまでお話しを聞くのが一番好きですね。
さて、収穫の話です。
その方はバトルマンガを描きたいと言っていて、実際に僕はその作品を読んで興味を持って担当希望したのですが、実際にお会いしてみると纏っている雰囲気が穏やかというか朗らかな方でした。
やはり少年マンガでバトルは花形ですし僕も大好きです。誤解ないよう言っておきたいのは、穏やかな性格だとバトルを描いてはいけないわけでは決してありません。ただ作品には作者の想いや個性がしっかり出ます。なぜバトルを描きたいのか、戦いに憧れる理由はなんなのか。他に似た感情や楽しみの形はないのか…?
色々と聞き込みを続ける中で出ました、「僕なんて趣味と呼べるものが全然なくて、強いて言えば〇〇くらいで…」
…あるやん!それよ!!
即答しました。ちなみに特別変わった趣味ではありません。誰もが一度はやったことあるんじゃないかな。そのままマンガの題材に向いているわけでもない。ただやっぱり、本人が好きなもの、理由なく楽しめることは本当に面白いんです。そのもの自体が題材にならなくてもハマっている自分には必ず他人にはわからないポイントがあります。きっかけとか、マイルールとかこだわりとか。それこそが「おもしろの種」です!
その話題がきっかけで、どんどん話は弾んでいきました。まあまあ面白いけどどう直そうかなーというネームより、はるかに面白くなりそう、個性や持ち味が発揮できそうなお題が見つかりそちらで考えてもらうよう依頼しました。ネーム楽しみ!!
毎度毎度長くなりましてすみません、本日の打ち合わせの風景でした。
編集によってやり方は全然違うようなのですが、僕は概ねこうやって打ち合わせをしています。
それでは、あなたの「偏愛」教えてください!
「おもしろの種」隠してないで見せてほしいです。
次回は打ち合わせの先に、何を見ているかをお話ししたいと思います。
それでは、お疲れ様でした。