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金胎両部曼陀羅

以下の図は、私が2002年に発見した幾何学的な図形を応用して、2017年にマンダラの絵画作品として昇華しました、「金胎両部曼陀羅(こんたいりょうぶまんだら)」です。すべて、円と2次曲線という曲線で描いています。

大石 勾《金胎両部曼陀羅》2017年

左側の「金剛界マンダラ(Vajra-dhatu Mandala)」の中央はポトスの葉に、右側の「胎蔵マンダラ(Garbha-Kosa Mandala)」の中央はハスの花に見えます。それゆえに、前者は「観葉図(かんようず)」、後者は「蓮華心図(れんげしんず)」と私は名付けました。

マンダラには多義性があって、言葉では容易に説明できませんが、フラクタル図形の一種と言えそうです。

以下の3つの図形は、それぞれが上図のマンダラを構成するフラクタル的な部分です。

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