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その2・私が、大手マスコミに採用された理由がわかった採用一年後の、出来事

前回書いた、私がイベントの現場で、下仕事を普通にして

「媒体(マスコミ)の人で、現場を手伝う人なんて、
見たことない。あなたは、マスコミ業界人らしくない
ところがいい」と言われて
現場で私に対する空気がよくなったのですが、
これは、私が、こうすれば好かれるだろう、とか
計算をして、していたわけではありません。

私の体が自然に動いたのは、こういう理由です。

高校の登山部時代、北アルプスの穂高とか槍ヶ岳とか
高い山を何日もかけて登ったりキャンプをしたり
しているうちに、自然にそういう体質になりました。

高校1年の夏休み、涸沢という北アルプスの真下にある、
北アルプスに登る人のキャンプ地で、私達はそこに
着くのが遅くて、雪がある場所にしか、テントを
張れませんでした。
雪の上にテントを張ったら、断熱材のような
お風呂マットをその頃もっていったのですが、
それを敷いて寝ても、ガタガタ寒さで震えて
一睡もできませんでした。

だから、とにかく、登山中は早く行動することが
大事だと身をもってわかりました。
テントをたたむ係の誰かがもたもたしていると、
早く自分の仕事を済ませた人が、そこを手伝うとか
皆で協力するのが、一番早く全員の仕事を
済ませられるのです。
とにかく、全員の仕事が終わらないと、出発
できない。遅く着くと、雪の上にテントを
建てて自分が寒くて寝られなかったように、
すぐに、自分の身にも降りかかってくる、という
現実が、自然に、手が空いていれば誰かの仕事を
助ける、という体質になっていたのです。

そういう体質になっていたことが、その後の
人生で、マスコミのイベント部の仕事に限らず、
すごく役に立ったなと思います。

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