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第35回出雲駅伝(11)「第一工科大学」

さて、ここからは関東以外の大学をご紹介。すでに駅伝ファンでも全国大会の常連として記憶されている「第一工業大学」。現在は第一工科大学と名前を変えているがその鹿児島の名門をご紹介したい。

※また、知らないことを知ったように話すことはできる限り避けたいので注目選手とかは割愛させていただきます。

第一工科大学

1955年に設立された南日本飛行学校が学校のルーツ。その後1966年に学校法人坂元学園の下で設立された九州工業短期大学(のちの第一幼児教育短期大学)を母体に設立された九州学院大学として1968年に設立されたのが始まり。

その後1978年に一度学校法人坂元学園が破産したものの、1984年に就任した都築泰壽さんにより学校法人都築学園の一角として再建。1985年に第一工業大学に改称、2021年に現校名に改称されて現在に至る。

鹿児島県唯一の私立の工業大学であり、また東京にもキャンパスがあることが特色。もともとが航空系の大学であるため日本に数少ない航空工学科を有する私立工業大学でもある。

また陸上部の他に野球部も強く、現在西武ライオンズで活躍する呉念庭選手は同校の卒業生として知られる。

チーム状況

スタートダッシュで常に印象深い活躍を見せる第一工科大学だが、近年は外国人留学生以上に関東の日本人選手たちの中に埋もれてしまう…。こうしたケースが非常に目立つ。

一方九州では全日本大学駅伝予選で鹿児島大学に敗れて予選敗退。苦しい状況が続くが、未だ九州の中では圧倒的な強さを誇ることに変わりはない。出雲では名門校としての矜持を見せる走りを期待したい。

そのためには1年生留学生のサイラスくんは非常にスピードのある選手に感じられる。
それだけにも彼を活かすためには日本人選手の奮起が求められる。

再び第一工業大学があっと言わせる展開となるのを期待している。

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