こうさつ

「マンガ考察」をする上での3つのコツ

どうもmaesaquです。


今回は、「マンガ考察」をするにあたっての「3つのコツ」と、個人的に気を付けている部分について書いていきます。


早速結論ですが、僕のやり方は下記3つです。


**①1コマずつじっくり観察

②数字チェック
③仮説の検証**



それでは1つずつみていくことにします。



まず①の「1コマずつじっくり観察」


これは言わずもがなですが字のごとくそのままです。
僕らは主に「セリフのある部分」を読んでいきますが、作画している方はセリフの無い部分も1コマずつ丁寧に描いています。


当然「その作品の世界の中」を描いているわけですから、手抜きもできませんし、1つ1つの描写に意味がないとダメなわけです。


何気なく飛ばしがちな「セリフの無いシーン」も意味があるのではないか?と考えながら読むと、思わぬ所に伏線が張られていたり、ビックリするような描写が描かれていたりすることがある、というわけです。


「何かのマンガの考察をしてみたいけど、どうやったらいいか分からない」という人はまずは、作画担当になったつもりで1コマずつ絵をチェックしていくといいのかなと思います(当たり前の話ですが笑)。



続いて、②の「数字は要チェック」


数字というのは、矛盾がでやすいポイントなので、作者の方は相当気を使うはずです。


例えば、1巻で「この世に○○と呼ばれる宝は全部で3つある」という設定があったのに、「結局フタを開けてみたら2つだった」、ということは当たり前ですがあってはいけないわけです(これは極端な例で、ありえないことですが)。


歴史モノであれば、年号間違いなどがあっては当然おかしくなってきますし、数字というのは1度描いてしまうと、後々の修正が難しいのです。


作者も気を使う部分というのは、大きな伏線が張られていることも多いので、気にしてみるといいかもしれません。


僕自身もまだやっていませんが、「約束のネバーランド」で言えば、「年号」に注目してみると何か分かるかもしれません。おそらくですが、「出来事を年号順にまとめる」という作業はあまりやられていない気がします


作業としては面倒くさいですが、やってみると「物語の矛盾」を発見できたりするかもしれません。発見できなくても、「初めてやる」ということも実は価値があったりします。



そして最後③の「仮説の検証」


誰しもそうだとは思いますが、マンガを読んでいくと「こいつってもしかして○○なんじゃね?」みたいな自分なりの「仮説」が出てくるのではないかと思います。


このふと感じる「仮説」がマンガ考察する上では最も重要であり、逆に最も気をつけなければいけないポイントです。


これは僕もよくやるやり方なのですが、まず、浮かび上がってくる「仮説」を思いつく限り書き出します。書き出したらその「仮設」が検証できるような描写を1コマずつ探していくのです。


かなり地道な作業ですが、「ビックリするような考察」をしたい方にはオススメです。


僕自身の場合でいくと、「約束のネバーランドの国設定」がいい例かと。これについては②の「数字は要チェック」という部分とも絡んできますね。


約束のネバーランドの「国設定」については作中でも何度か触れられており、「必ずモデルとなっている国がある」という「仮説」を個人的にたて、そこから1コマずつ関連しそうな描写を探していったのです。そして、その結果「ISBNコード」という数字と絡む部分に行き着いた、というわけです。


詳細について知りたい方はこちらをどうぞ↓


誰しも「これってこうなんじゃね?」っていう思いはマンガを読んでいると出てくると思うので、そこを最初から振り返っていくというやり方ですね。


ただ、このやり方は、「いとも簡単にこじつけができてしまう」ので注意が必要です。ビックリするような考察をしたいがために、そんなに関係ない所なのに深読みをし過ぎてしまったりするなど、いわゆる「やりすぎ・考えすぎ」と指摘されてしまう原因にもなってしまうわけです。


最近でいくと「ワンピース考察」は「やりすぎ」な部分が多い気がしています。「これ実際、原作に戻って読んでみた時ちゃんと味する?」、いわゆる「考察が原作を食ってしまう」という現象です。


まあ、ワンピースについては「尾田さんがさらにその上を行ってくれる!」という絶対的な何か、があるから許されているのかもしれません。


ただ、考察をやりすぎたり、見過ぎたりするとその作品の「本当の面白さ」に目がいかなかったりするので、やるのも見るのも、「ほどほど」がいいと思っているmaesaquでした。



ここで書かれていることは、至極当たり前のことかもしれませんが、なかなか文字として書かれていないのかな?と思ったのと、僕のYouTubeチャンネルのコメントで「どうやったらそんな考察ができるんですか?」という質問をいただいていたので、今回あくまで僕なりの考え方を書いてみました。


もちろん他のやり方も色々あると思うので、これが絶対というわけではありません。


ぜひ皆さんなりのやり方を見つけて、楽しんでいただければ幸いです。


拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。


それではまた。


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