第11回音ゲー早慶戦

<はじめに>

   やあ、どうも腐食です。第11回音ゲー早慶戦のCHUNITHM部門で大将を務めさせていただきました。早慶戦の後はポエムを書くのが通例(?)らしいので、僕もポエマーになろうと思います。だいぶ長くなりますが、是非最後まで読んでいってくださいね。(自分の記憶違いや失礼などございましたら申し訳ないです...)

<第1章 お誘い>

   僕がこの戦に出る運びになったのは、今回の戦で先鋒を務めた人物であるkitchenさんが声をかけてくださったのがきっかけでした。どうやら現KBMで戦レベルのチームを組むにあたり人数が不足していたらしく...。自分は自分の実力帯がどの辺りなのかを見定めるのが極端に苦手で、ちゃんと勝負できるのかという不安もありつつ、しかしそんな自分が声をかけてもらえたのがとても嬉しかったので、「力になれるなら」と思い参加を決意しました。
   そして6月下旬、当時決まっていた4人(kitchen、やきとり2、がっきー、腐食)で顔合わせがてら飯を貪りました。昔から難易度14+(旧基準13.5〜13.9)が好きでめちゃくちゃやっていた僕ですが、当時は14+のAJが58譜面(降格組含めると59)ありました。その中でもHAELEQUIN(Original Remaster)の1009915点(17落ち、当時全ラン35位とか?)が一番誇れるリザルトで、その場にいた全員に驚かれた記憶があります。その夜にScythe of Death14落ちAJ(←激ウマリザルト)を出し、気持ちよく帰るのでした。

<第2章 ポジション決め>

   9月下旬、先述の4人でまた日吉に出向きポジションについて話しました。その当時は副将やろうかな〜くらいの気分でいたのですが、気づいたら大将を任されることになりました。そもそも自分は14↓の難易度をあまり触れておらず精度の安定感も他の戦出場者に比べない、となると副将以上は確定だろうな、とは思っていたのですが、副将の難易度帯でも精度力が十分にあるという、がっきーという人物がいるではありませんか(この日だっけ?目の前でHainuwele初AJ理論値出された)。そして低難易度がしっかり強いkitchenさん、オールラウンダーなやきとり2の存在を考えた時、一番勝率を上げる上で一番丸かった結論、それが

先鋒→kitchen
中堅→やきとり2
副将→がっきー
大将→腐食

といった感じで、自分が大将になることでした。後に次鋒に期待の新星Merを加え、今年のチームが完成することになります。
   余談ですが、先述の6月からこのポジション決めの日までに70譜面も14+AJが増えていました。その中でも誇れるのが、この日の1週間前に出したFiniteの1009912点(12落ち)。いつの間にか発狂が見えるようになっていました。そしてもう1つ。この日の3日前に、Λzure VixenのAJを叩き出すことができました。この時から「自選これになるかな〜」と思っており、実際にそれが実現することになります。

<第3章 対策>

14.9↑と向き合うこと
ーこれが自分が大将を務める上で一番やらなければならないことでした。というのも、今までの自分は14+のAJ埋めをモチベーションにしており、その中でも比較的埋めやすいであろう.5〜.8中位くらいを中心としていました。14+AJ自体は129譜面あったとはいえ、課題曲に28曲あった14.9の譜面のうち、既にAJが出ていたのはちょうど半分の14譜面。また、難易度15に関しては、既に全SSSだったとはいえど怒槌(1007530)や玩具狂奏曲 -終焉-(1007524)などギリギリのものもあったりと、全体的にスコアを引き上げていく必要がありました。第2章の日以降に実際に14.9↑で伸ばした曲を下に引っ提げます。

AJを出した譜面
・Viyella's Tears
・YURUSHITE
・脳天直撃
・A Site De La Rue
・★LittlE HearTs★
・Elemental Creation(ULTIMA)

スコアを伸ばした譜面
・神威(1007669→1009510)
・Dengeki Tube(1008294→1009021)
・Love & Justice(1008807→1009684)
・Gate of Fate(ULTIMA)(1008207→1008822)
・怒槌(1007530→1008503)
・X7124(1008083→1008737)
・祈 -我ら神祖と共に歩む者なり-(1008022→1008625)

   これがほぼ全て。むしろ「...これだけ?」と思う方もいるかもしれません。まあまあ言い訳なのですが、僕が所属する薬学部とかいう学部が実習、実習、実習、の応酬で、なかなか時間が取れないのです。おまけに今の稼ぎ口であるYouTubeくん関連の活動も実はなかなかに時間を費やさねばなりません。とは言ったものの、早慶戦(11/19収録)の前に最後にゲームセンターに行ったのが11/13で、その前は11/11、さらに前が10/29と13日も空いており、もっとゲームセンターに向かう頻度を増やしても良かった気がしますね。戦の時になっても特に苦手な15であるparvorbital、宿星審判、World Vanquisher、玩具狂奏曲 -終焉-などをそのまま触らずに(あるいは伸ばせずに)いたのはかなり心残りでした。猛省。

<第4章 「腐食のチュウニズム」>

   今までは時間軸通りに話を進めていましたが、ここで自分のチュウニズムにおける長所や短所について分析したことをありのまま綴ります。理由は特にないですが。人によっては成長に向けてのポイントも紛れ込んでいるかも...?

・高密度配置に対する適性
自分の特徴といえばまずはこれでしょうか。これに関しては確実に人並み以上ではある自信があります。GOLDEN RULEの序盤に登場する32分音符(BPM330の16分音符相当)が、普通の連打で間に合うくらいには高速トリル力があります。実際にMemories of Sun and Moonの48分音符(これまたBPM330の16分音符相当)も交互乱打で通してAJしていたり(こっちは位置が変わる分まあまあキツい)、先述のΛzure Vixenの32分トリル(BPM326の16分音符相当)もいつも普通の連打で処理しています。14+AJ3譜面目がBlackmagik Blazingだったり、14初AJ(同時に虹レになった)かつ人生初理論値がDRAGONLADYだったりというエピソードにも、高密度配置耐性が強く現れていると思います。自分の中で最大の武器でもあり、今回の自選曲の決め手でもありました。

・指押し特化譜面は基本得意
End TimeやGiselleなど、指押し要素の強い譜面も得意傾向にあり、なんなら14+AJ8譜面目が小悪魔の遊園地だったり、AXIONを初見AJしたりしています(「何故か」14+初見AJ持ちになってしまった...)。かといって某違法鍵盤遊戯や某ツマミ音ゲーを触っているわけではなく、完全にチュウニズムで技術を培った結果になっています。また、ある程度「見たまんま押し」(譜面を見てなんとなくノーツの位置を掴んで処理すること。腐食がこう呼んでいるだけ)がそれなりにでき、大鳥居の混フレ地帯なんかはこの要領で処理しています。ただ、片手トリルは苦手傾向にあり、特に左手を人差し指から入らなければならない非対称両手トリルが来ようもんなら死亡します(意識を変えて頑張ってねじ伏せますが...)。

・理論で殴る
これはチュウニズムというより音ゲー全般に言えることなんですが、自分は譜面研究にて運指を組む際、理論から考えます。最たる例が「どこが〜分音符か」を考えることで、もちろんリズムが単純ならこんなことをしなくても取れますが、複雑なリズムがある部分ではこれをしないと精度が死亡します。また、仕様を把握し利用できるようになることが、音ゲーの上達の近道の一つであると考えており、実際仕様を把握しているのとしていないのでは組める運指や安定感がグンと変わってきます。特にプロセカでは自分は仕様を利用してズル運指を組みまくることで安定感の向上に繋げていますね。ウニでも「終点AIRの直前に判定がないこと(厳密に言うと長くなる)」や「AIRは上げても、上から振り下ろしてもよい」というのは、よく使います(端フリック判定は怖すぎて今でも使えませんが...)。
逆に言えば、僕は理論に沿わないと何もできないのです。最たる例が餡蜜。一定の密度の配置を同時押しすることによって処理する手法ですが、これはどうしてもリズム通りには取らない手法となってしまう(つまり理論通りではない)ので、アタミスをボコスカ出します。実際Aleph-0(ULTIMA)で第3発狂以降がどうしても光らなかったので餡蜜を試したら、そこだけで9-1を出し逆効果だったことがあります。それほどまでに僕にとって相性の悪い技術であり、1つの悩みでもあります。また、タプスラなんかは必要なのは「〜分音符を把握する」ではなく「擦る速さを体に覚え込ませる」ことで(違ったらごめん)、これも理論を必要としません。チュウニズムでそこまで1つの譜面に回数を積まない自分にとってはすぐに赤を出す要因で、Solståndなどをやらせようもんなら赤の数は20を余裕で超えます。このような譜面を精度を詰めて対策しないといけない先鋒や次鋒、マジで俺に向かなすぎる。ということで、自分はもうスタイルが確立してしまっているので後に引けませんが、理論に基づきすぎてもあまりよろしくないのかもしれませんね。

・交差しながらAIRが!!!できないっ!!!!!
これ本当に数年前から今も引きずってることなんですが、交差しながらAIRを取ると体感50%の確率でJUSTICEが、30%の確率でATTACKが出ます。少し腕の動きや上げる早さなどを意識すれば取れなくはないんですが、交差しながらAIRを取らせる局面はかなり多いため、いちいち意識をしていられないのです。初見の譜面ではこれのせいでAJを逃すことも多く、悩みの1つでもあります。特にこの悩みが顕著だったのは、niconicoのAJ埋めをしている時でした。そこで得た結論が、

「交差できないなら、交差しなければいい。」

ということで、余程取りづらくならない限り交差を極力しないことに落ち着きました(取りづらいケースはYURUSHITEの132、134小節目とか。それ以外はこの譜面でも交差しない運指を採用しています)。ただ、これを常に実行できるわけではなく、前提としてどうしても運指研究が必要なんですね。先ほどの「理論で殴れると上手くいく」ということも相まって、自分がチュウニズムで一番重要なのは「研究」、これに尽きるわけです。実際のところ自分は研究したら基本点数伸びるし、研究しなかったら低調なままなので、研究しているか否かが如実にリザルトに現れる、自分はそういう人間なのです。

<第5章 当日>

迎えた2022/11/19(実はプロセカCSの1週間前)、ついに来たるべき日がやってきました。BBD側も錚々たるメンツを揃えてきます(初の顔合わせ!)。僕は貸し切りが始まる直前くらいにのこのこやってきた身だったので、アップができたのは本番前の1クレと本番直前の1曲でした。早起きは苦手なんや......。
   戦の前に二つ名をつけろというアンケートがあったので、シンプルisベスト精神の僕は「『刺客』」という二つ名を自分に与えることにしました。というのも、周りの人々が自分に対して一番抱く印象って「プロセカの人」でしょうから、そんな自分がチュウニズムの大会に出るということで、まあピッタリなんじゃないか、と思ったわけです。
   ところで、BBD側のオーダーは自分達KBM側が予想していたものと大きく異なっていました。見事にブラフをかけられていたらしい。あと、マイ定数表とかいう便利サイトが、chunirecが非公開だと使えず、面倒で結局公開のままにしていたら、見事に目をつけられていました。これは来年に向けての反省点ですね...。   
   そんなこんなで迎えた本番。本当にどの試合も見応えがあるのよこれが。ということでその時の様子を(以下敬称略、見方としてはKBM vs BBDで曲順は自選/他選/心理戦)。

先鋒戦:kitchen vs つじ
(六兆年と一夜物語/La Flesvelka/ローリンガール)

六兆年(MAS)は自分にとって因縁の譜面で、niconicoAJ埋めで一番回数がかかっています(41回。ちなみにULTIMAは2回)。また、チュウニズム人生で唯一フィールドウォールを使った譜面でもありました。そんな譜面をkitchenさんは自選とし、しっかり高精度でAJしきります。流石すぎる。La Flesvelkaはこの日に初めて譜面を見ました(←低難易度やれ)が、これまたトンデモ譜面で、理論値は100人埋まっていない、そんな譜面をしっかり理論値で対策してきたつじくんもちゃんと返してきます。そして一番癖のない譜面で迎えた心理戦、kitchenさんが取り切って勝利!精度勝負である分、本当に最初っからドキドキが止まりませんでした...。

次鋒戦:Mer vs ころかに
(Spiral Fortune/チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!/キラメケ→Shoot it Now!)
この戦いは本当にハイレベルでした。2人とも3曲通してAJなのです。本当に何?????????
自選のSpiral Fortuneを赤2個差で弾かれてしまったものの、心理戦曲でMerくんが意地を見せてくれました。引き分けに持ち込んでくれたのです。勝ち点の関係で、引き分けという結果も総合的に勝敗を分ける非常に大きな要因となります。1年目ながら本当によく戦ってくれました。圧倒的感謝。
...ところで、自選とはいえチュルリラを本番で理論値出してくるころかにくん、何????Merくんも2落ちと、本来なら勝ちだろ!レベルの非常にいい成績を残してくれましたが、これに関しては本当に相手が強すぎましたね...感服です。

中堅戦:やきとり2 vs わかば
(Insane Gamemode/チルノのパーフェクトさんすう教室 ⑨周年バージョン/conflict(斉唱))

両者ともに選曲がヤバすぎる。これを本番で投げられる精神力と対策、本当にエグい。Insane Gamemodeは自分はSSSまでしか詰めておらずあまり記憶になかった譜面でしたが、本当にリズムがヤバいし、チルノ⑨周年は言わずもがな本家チルノに準えた初期譜面配置が大量に飛んでくる上、ラストには普通に地力が要る配置も存在します。
お互い自選をしっかり取って迎えた心理戦楽曲、分割ロングノーツや「ズォールヒー」の文字スライドなど数多の怖い配置を乗り切り、勝利を勝ち取ったのはやきとり2でした!KBM側には「やきとり2は勝つやろ!」っていう雰囲気が漂っていました(自分も大将ながら15余裕で勝てん譜面ある)が、その期待にしっかり応えてくれました。トンデモ自選(これまた理論値で対策)をしっかり取り切るわかばくんも本当に素晴らしかった...。

副将戦:がっきー vs まっきぃ
(#SUP3RORBITAL/竹/電光石火)

この対戦カード、韻が踏みやすいなぁとか思っていたら、ゆーとくんのポエムにも書かれてた。それはさておいて、この辺の難易度は僕も超絶馴染みがあります。どれも違った方面の難しさがあるのです。
「流石に誰にも負けない」と謳っていた#SUP3RORBITALをがっきーがしっかり自選で取り切ります。朝のアップで1落ち出てたらしいの素直にヤバいんだよな...ていうかこれ14.7じゃない。マジで。
そして圧倒的に変則的な曲と譜面をしていて、定数の2段階昇格も少し話題になった「竹」。まっきぃくんがスケッチブックに物凄くインパクトのある文字を書いていたのが印象的でした。まっきぃくんの後日談曰く「事故らせる狙いで選曲した」とのことだったんですが、失点をかなり抑えてがっきーが他選を弾きます。そして心理戦楽曲もしっかり勝ち、3タテを達成してしまいました。がっきー、お前やっぱ強すぎや。それにしても、1年目ながらしっかりと戦えている選手も多くて本当に感服するばかりです。まっきぃくんもナイスファイトすぎた。

大将戦:腐食 vs ゆーと
(Λzure Vixen/祈 -我ら神祖と共に歩む者なり-/End Time)

さあ始まりました。圧倒的自語りタイムです。ゆーとくんとはTwitterで多少関わりもあったのですが、この日、この場で初めて顔を合わせ、戦うことになりました。アップは15の中でランダム選曲をした結果「ANU」をやることになりました。結果、ラスサビ直前の乱打までAJで通すことができ、スコアも勝てていたので少し緊張していたのも落ち着きました。腕はパンパンになってしまったけどねw
ところで、プロセカCSも含め自分が大会に出る時の心持ち、それは、

「自分の実力を信じる」

自分の実力を信じることなしに、本番で最大限の実力を叩き出すことは不可能に近いと思っています。むしろ「俺は絶対に勝てる」くらいの心持ちでいると、普段よりパフォーマンスがよくなるものなんです。特に自分はメンタルの状態が体調に非常に影響しやすいので、本番くらいは強がることにしています。

さて、迎えた1曲目、自選のΛzure Vixen。自分は自分の出したデカい成果の手元動画をついつい繰り返し見てしまうという、自己肯定感を得たいがためのいかにもな癖があるんですが、そのお陰もあってか、実は長らくこの譜面を触っていなかったにもかかわらず、譜面や運指を忘れていることはなく、結構な点差をつけてしっかり勝つことができました。やっぱり最高難易度帯であっても自選はしっかり取りたいよね。

続く2曲目。めちゃくちゃ語りたいことが多い。
曲は他選の祈 -我ら神祖と共に歩む者なり-。ゆーとくんがかなり得意としていた曲らしい。とはいえ自分もある程度の耐性を持っていた自信がありました。収録後の打ち上げで話していたことなんですが、この時は「お互いに凡ミスが多かった」。プレイに夢中だったのであんまり点数の動きを覚えていませんでしたが、かなり優勢劣勢の入れ替わりがあった気がします。自分の特に痛かった凡ミスは134小節目の右タップを抜かしてしまったこと、141小節目の分割ノーツを抜かしてしまったことが挙げられます。次はこんな凡ミスはしたくない。
発狂を抜けラストスパートというところで600点くらいの差がついていました(腐食が劣勢)。僕は次の一撃に全てを賭ける思いで、156小節目の片手トリル+AIRの発狂を全力で擦って取り切り、次の高速盆踊りをお得意の右ゴリ押しで逃さず取り(以下画像の通り)、ラストのタプスラは本当に端から端まで擦ることを意識しました。その結果、ラストでアタック以下を出すことはありませんでした。そしてその対戦結果が......

86点差で腐食の負けでした。左側に表示される「2nd/-86」の文字。湧く会場。ノーツ数が4444とMASTER譜面最多を誇るこの曲ですら、アタック1個分(約112.5点)に満たない点差で、この曲の勝負を終えたのでした。

来たる3曲目。心理戦楽曲のEnd Time。心理戦ルーレットで選ばれた3曲は、

1.Schrecklicher Aufstand
2.蜘蛛の糸
3.End Time

の3曲でした。この中で正直一番やりたいのはEnd Timeだよなということで、素直に3番を上げたら、数字が被り、お互い得意寄りの曲で勝負をすることになりました。自分も突発でこの譜面を再AJしたことがある具合には得意、といった感じです。
序盤、本当に勿体ないことをしました。24分4鍵前の右の片手トリルでアタックを出し、0-1-0。そのまま64小節目(第2発狂と呼ぶべき?)くらいまでこれを維持し続けていました。マジでもったいない。
その後に点差が縮んだことでゆーとくんもアタックを出したことがわかり、ワンチャン勝てる、と思った矢先、79〜80小節目で2つ追加でアタックを出してしまいました。そしてラストの4鍵発狂はお互いAJ通過。

ということで、この大将戦はゆーとくんに軍配が上がりました。結果的に、最高難易度である15.4の譜面で、それもアタック1個分に満たない差の勝負で、大将戦の全てが決したのです。

<第6章 戦の後に残ったモノ>

   ということで、今回の早慶戦チュウニズム部門は、3-2で我々KBMが勝利を収めました。チームで掴み取った勝利は本当にとても嬉しいものです。全員がしっかり見せ場を作れていたし、自分も今年早慶戦初出場だったので、この勝利は本当に喜ばしいことだし誇りに思っています。
   さて、大将戦としては負けた腐食。もちろん僅差で負けて悔しい思いもあります。しかし、それを上回る感情がありました。

「自分でも、このゲームで勝負ができる。嬉しい。」

第1章で「自分の実力を見定めるのが苦手。ちゃんと戦えるか不安だった」ということを言いました。何せ戦の出場者、全員本当にレベルが高いのです。大将戦の時も、格上に挑む心持ちでした。実際ゆーとくんは15全SSS+を達成してくるという、自分とは比べ物にならない徹底ぶりだったし。
そんな中で僅差まで頑張って食らいつくことができた大将戦。高校生の時から積み重ねてきたこのゲームですが、それでも未だに実力に自信がなかった自分がこのようなアツい試合を展開できたことは、本当に嬉しいことだったし、自分にチュウニズムに対する多大なる自信を与えてくれました。音ゲー早慶戦は、参加する全員を圧倒的に成長させてくれるイベントだと本当に痛感するのでした。何より楽しかったし、また来年も全力でぶつかり合いたいという気持ちです!

<おわりに>

最後に選手及び運営に携わってくれた方々に謝辞を述べます。

・kitchenさん
今回は早慶戦出場に関して声をかけていただき、また一緒に戦っていただき本当にありがとうございました!これは忘れられない思い出になると思うし、これからも出たいという意欲が強まりました。先鋒戦でしっかり勝利を収める姿もカッコよかったです!

・Merくん
今回は一緒に戦ってくれてありがとう!本当に努力量と成長スピードは他の誰にも引けを取らないと思いながら見ていました。マジで余裕で勝てないリザルトをポンポン出してくるんだもんw
本番でもハイレベルな記録を出していてめちゃくちゃカッコよかった。本当に今後の成長が楽しみです!

・やきとり2
「理論値くん」はやっぱり強い。LV会場で「自選で序盤で2落ち出したから2落ちくんだ」とか言ってたのは面白かったけどw
顔を合わせる度にそのノリがいいキャラを見ていてほんわかしていました。これからもそのままでいてほしいし、なおかつ他を圧倒するリザルトもどんどん見せつけていってくれ!

・がっきー
実はチームで唯一の同級生らしい。ゲーセン離脱後にも一緒に帰ってたしいろんなこと話したなぁ。成果を出すたびに本当に驚いていた記憶があります。あと本番で3タテはマジで強すぎ。
酔った勢いで祈投げられた(本人は覚えてないらしい)けど、その1プレイで自己ベストを出せたし、まあまあ運指も固まったし、それが早慶戦本番にも活きたので実はめちゃくちゃ感謝してます。これからも是非自分に刺激を与え続けてほしい。

・腐食
忙しいとはいえ流石に対策量増やそう!あと記録の管理には注意しよう!来年は今年よりいい勝負ができるように。そして勝てるように。

・てぃーくん
急遽募集した補欠に立候補してくれてありがとう!かなり心強いです。早慶戦を現地観戦しててかなり刺激を貰えたみたいで嬉しい限り。見ていて本当に伸び代があると思っているのでこれからも是非頑張りつづけてほしいと思っています!

・つじくん
全譜面SSS達成もさることながら、何より対策の内容がバケモンすぎる。全ランレベルの記録を早慶戦のために持ってくるの本当にすごいです。これからも驚くような記録、期待してます。

・ころかにさん
3機種で勝利って本当に何事??????あまりにも総合力が高すぎるのが見て取れます。本番でのチュルリラAJCも本当にアツすぎた...個人的に勝手にライバル視しています。これからも何卒!

・わかばくん
正直チルノ⑨周年が一番驚いた選曲かもしれない。しっかり理論値を持ってきていてマジですごいなと。戦の時に初対面だったしもっと仲良くしていきたい。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

・まっきぃくん
正直あなたと戦うことになるかなーと思ってました!持っている記録があまりにも強すぎる...自分も頑張ってついていくつもりです。またどこかで遊べたらいいな!

・ゆーとくん
今回は戦ってくれてありがとう。そして去年のリベンジを果たせたみたいで敵ながら祝福したい気持ちです。本当にこの戦に向けての対策がすごいものだったので自分も見習いたい。来年も大将で共に戦えることを祈っています。次は勝つ!!!!!

・さくらくん、レクリアくん
今回は来てくれてありがとう!打ち上げの時にも席が離れていてあんまり話せていなかったので今度会った時にゆっくり話したいなぁとか思っています。

・運営に関わってくださった皆様
今回は素晴らしい戦をありがとうございました。そしてお疲れ様でした。副将以上の事前アップ導入はかなり効果あったんじゃないかと思います。機種もかなりの数になっているので大変だと思いますが、このように他機種含め音ゲーで盛り上がれる貴重な機会を提供していただき、本当に感謝しています。また来年もお世話になると思いますが、その時もどうぞよろしくお願いいたします。

   ...さて、このポエムでかなり自分の強みや弱点も曝け出したと思うので、次の早慶戦までには弱点をしっかりカバーし、かつ強みも更に活かせるようになった腐食になって帰ってきます。それではまたどこかで。

2022/11/30
音ゲー早慶戦 CHUNITHM部門 大将
腐食

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