住みたい街はお試し移住がおすすめ！無料宿泊や前村健輔が使った便利サービスを紹介

石垣島に移住して3年の前村健輔です。移住成功者には必ずやっていることがあります。

住みたい街がよく行く街だったり、地元から近い街などであればまだしも、まったく見知らぬ街に移住しようとしているのに、事前のリサーチが甘いと後悔することになります。

そこでぜひおすすめしたいのが「お試し移住」。お試し移住を推奨して斡旋している自治体もありますし、移住者自らが1週間〜1ヶ月程度時間をとって住んでみるという方法を取る場合もあります。今回はお試し移住について詳しく解説したいと思います。

＜本記事で分かること＞
・移住の前にお試し移住をすることのメリット
・お試し移住を推奨している自治体の情報や詳細
・お試し移住に手軽に利用できるサービス

失敗しない移住には、お試し移住が最適な方法です。本記事を移住の参考にしていただけたら幸いです。

お試し移住をするメリット

お試し移住をすることで、時間を取る必要がある、お金がかかるというデメリットよりもはるかに大きなメリットを得ることができます。移住を検討している方は、ぜひ移住を決める前にお試し移住をするべきです。ここでは、お試し移住をするメリットを見てみたいと思います。

｜移住後の生活を実体験できる

お試し移住をすることで、その地域の生活を実体験することができます。移住にあたり生活に直結するリアルな問題には、気候や天候、ご近所との交流、日常生活の利便性、場所によっては物価など、様々な項目がありますよね。

こうした問題のうち、短期間の訪問で把握できることもあればそうではないこともあります。特に周辺地域などとの交流については、長期間滞在しても全て把握しきれるものではありません。

1週間〜1ヶ月程度の長い期間でお試し移住をすることによって、移住した後の生活がよりリアルにイメージできるようになります。実際にどんな人が住んでいるかなどの細やかな部分まで把握することはできなくても、その街の雰囲気を好ましいと思えるのか、自分の肌に合っているのかという点については、感覚でつかむことができると思います。これがとても大事なのです。

｜実際に移住した後に後悔することがない

事前にリサーチできることは、対処しておくべきです。特にファミリーでの移住であれば、そう簡単には移住を繰り返すこともできませんよね。なるべく移住後の後悔が少ないように、多少時間や費用がかかってもリサーチしましょう。

僕の仲間には、実際に移住に失敗した人もいます。移住をしてみて、学校や医療機関などが思った以上に遠いことが原因で、移住後1年以内で新たなに移住を検討する結果になりました。その後最適な街を見つけることができたようで幸いでしたが、リサーチせずに「まぁ、なんとかなるだろう」と思っていることほど、移住後には大きな問題になったりします。短い訪問では掴みきれなくとも、1週間〜1ヶ月程度のお試し移住であれば把握できることも多いのです。

｜手軽に試せるサービスが増えている

1週間〜1ヶ月程度のお試し移住は、時間を取られる上に費用もかかるため、敬遠する人も多いです。しかし、自治体によってはお試し移住を推奨しているところも多く、手軽にあまり費用をかけずにお試し移住を体験できるケースも増えています。

自治体が管理する宿泊施設や住居が、生活に必要な備品や家具などと共に一式用意されており、さらに格安の費用で宿泊できることもあります。自治体側は移住者には失敗やそれによる他の街への転居を避けて、街に溶け込んで楽しく長く暮らしてほしいと思っています。こうした自治体の提供するサービスは使わない方が損でしょう。

自治体のサービスの中には、街の古民家に短期間居住することができるプランや、長期的に滞在することで移住後の家賃割引などの特典が受けられたりすることもあるようです。

移住先をまだ決めかねているという場合も、こうしたサービスを手厚く展開している自治体から選ぶというのも一つの方法です。サービスが手厚いほど歓迎を受けられるということでもあるため、移住してからの日常が暮らしやすくなります。

お試し移住を無料・優遇している自治体

ここからは、お試し移住を無料で提供したり、優遇している自治体をほんの一部ですがご紹介します。

｜長野県

長野県では、様々な市町村が空き家バンクを活用してお試し移住を推奨しています。居住期間についても一律ではなく、数日から1ヶ月以上利用できる場合があるため、長い時間をかけてゆっくり街を知りたい人にもおすすめです。県が全体的に移住を後押ししているのは、移住を検討する側にとっても心強いですよね。
楽園信州空き家バンク

｜秋田県能代市

秋田県能代市では、移住体験ツアーを開催しています。内容も移住検討者に合わせてカスタマイズできるようになっているため、情報をまんべんなく知ることができるでしょう。Uターンも受け入れているため、都会などから地元へのUターンを検討している場合にもおすすめです。
能代市移住体験ツアー

｜栃木県益子市

栃木県益子市でも、移住体験ツアーを開催しています。町内や公共施設の見学、先輩移住者の訪問など移住者がほしい情報が盛りだくさんのツアーです。内容についてもカスタマイズが可能です。
益子市移住体験オーダーメイドツアー

｜山梨県都留市

山梨県都留市では、1泊2日のお試し居住を無料で提供しています。居住期間中には医療機関や近隣スーパーまでの距離感を体験したり、地域住民との交流を体験することもできます。無料のため期間は短いですが、内容が凝縮されているプランです。
都留市お試し居住

｜徳島県三好市

徳島県三好市では、1ヶ月以上の本格的なお試し移住のための住居を提供しています。滞在中には市内の空き家や地域の人、先輩移住者との交流を持つこともでき、長い時間をかけてその街の暮らしの魅力を知ることができます。レンタカーの補助制度も利用できるため、車がなければ成り立たない地方の暮らしをしっかり体感できるでしょう。
三好市お試し暮らし住宅

｜大分県豊後高田市

大分県大分県豊後高田市では、1週間〜2週間のお試し移住を推奨しています。ここのお試し移住は仮移住のような要素が強く、街を知ることと同時に期間中に就職活動をすることなども推奨されています。
豊後高田市田舎暮らし体験

お試し移住に手軽に利用できるサービス

お試し移住を推奨・優遇していない自治体の場合、自分自身で宿泊場所などを手配する必要がありますが、前村健輔がおすすめするのは以下2つのサービスです。

｜OYOホテル

OYOホテルでは、宿泊できるお部屋やホテルを1泊3000円など圧倒的に安い予算で探すことができます。様々な地域に提携宿やホテルがあるため、あなたが移住したいと思っている街でも利用できるかもしれません。

同社が提供しているOYOLIFEというサービスであれば、1ヶ月単位で家具・家電付きのお部屋を契約することもできます。長い期間で移住体験がしたい方にはこちらがおすすめです。

｜Airbnb

民泊という言葉が流行して久しいですが、長期滞在ならばやはり民泊も視野に入れるべきでしょう。Airbnbを活用すれば普通のアパートやマンションを選ぶこともできるため、より近所や近隣がどんな様子なのかを知ることができると思います。ぜひ活用してみてください。

まとめ

移住前のお試し移住について解説しました。お試し移住には、間違いなくメリットしかありません。そして、多くの自治体がお試し移住を後押ししていますし、民間のサービスを利用する方法もあります。ぜひ後悔のないように移住準備を入念にしてくださいね！