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【リアルな顔の描き方】綺麗な女の子を描くためのたった2つのポイントとは?!【基本編】


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こんにちわ、イラストを描く時、女性の顔には並々ならぬ拘りを持っているマエコです。(別に変態じゃないよ)


顔を描く上で重要なことは、主に二つあります。

一つは、輪郭の形!
もう一つは、

眉、目、鼻、口の各パーツの位置(場所)!
です。

この二つが正しく描けていれば、多少 パーツ(目、鼻、口)の出来が悪くてもバランスのいい綺麗な顔が描けます。



では、早速見ていきましょう

(今日描く顔は、アニメ絵というよりかは少しリアル寄りの描き方になります。)

リアル顔の描き方講座(上級編)も公開中!↓

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リアル顔の描き方・塗り方・考え方 超詳しく解説!!【6千文字】

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輪郭の形とは?

輪郭の形には様々ありますが…

丸顔、面長……etc

綺麗な顔を描くために基本となる形は、次の様な形です。

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ちょっと縦長で、顎先に近づくにつれて緩やかに細くなっていく様な形です。

上図はラフですが、さらに綺麗に整えるとこんな形です。↓

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この形は覚えてしまおう!

一応この形を描くための手順を解説しますが、できればこの形は、何も見なくてもいつでも描ける様に覚えてしまってください。
顔を描く時は常にベースとなる形ですから。

→何も見ずに絵を描くにはどうすればいい?描き方を覚えちゃえ!


この形を間違えてしまっていると、他の部分でどう工夫してもなかなか綺麗な顔にはならないんです……。

なので何回か模写して覚えちゃって下さいね^_^


では描く際の手順を説明します。

「これぐらいは描けるわ!」という人は読み飛ばして下さいね、^ ^

輪郭を描く手順

まず円を描いて、その中心をとります。

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次に円の半径を下方向に延長します、

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延長した先端が顎先になります。

顎先に至るまでのラインは下に行くにつれて緩やかに細くなるようにして下さい。

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細すぎても変になるので、緩やかにですよ^_^(上図の青いラインぐらい緩やかに↑)

延長した円の半径の真ん中の位置が顎(奥の顎)の高さになります。↓

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そこまで輪郭のラインを下ろしてきたら、角度を変えてそのまま顎先と結びます。

顎先は尖らせてはいけません、程よく丸めといて下さいね、(一部のアニメでは超尖ってますが……)

とりあえずこんな感じ↓で出来上がりです

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顔の各パーツを描き込んだ後で再度綺麗に整えなければなりませんが、とりあえずこれが輪郭のアタリになります。

では続いて、目、鼻、口、眉を描いていきましょう。

眉、目、鼻、口、はどこに描けばいい?

顔の各パーツの理想的な位置は下図↓の通りです、

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一つづつ説明していきますので、出来ればこれも覚えちゃって下さいね。

ではでは↓

まずは十字線を引きます

さっき描いた輪郭のアタリに縦方向の中心線を引きます。

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次に、頭のてっぺんと顎先の丁度中間地点に横方向の中心線を引きます。

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所謂十字線ですね。

顔を描く時のお約束ですが、これはやっぱり描いといた方がいいですね、

(そして、この横方向の紫の中心線が眉毛の位置になります。)

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眉毛を描く

さっき引いた横方向の中心線(紫のライン)上に眉毛を描きます。↓

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色んな眉毛がありますが、ここでは普通の眉毛を描いときましょう、

色んな眉毛↓

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鼻を描く

続いて鼻を書きます。

眉毛と顎先の丁度真ん中が鼻頭の位置になります。

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鼻頭とは、鼻の1番高くなってる部分のことです。

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鼻の描き方には様々ありますが、ここでは鼻の穴を描く方法で描いときます。

鼻頭の下に鼻の穴が来るので、眉と顎先の中間地点よりも少し下に鼻の穴を描きます。

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こんな感じ↓

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ついでに色んな鼻の描き方を紹介しときます。↓

色んな鼻の書き方

*点……

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あまりオススメしない描き方です……やはり鼻の穴を描くようにしないと、なかなか上達しません…、(特にリアルタッチを目指す場合は、)

謎の三角形

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同じ理由で、これもあんまりオススメしません…

ちょっと動物っぽい鼻

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下を向いた三角形と鼻の穴を描く方法、

悪くはないんですが…どうしても犬っぽくなる気がします…^_^

鼻の輪郭を片側だけ描く

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う〜ん…ちょっとバランスが狂ってしまう印象…

鼻筋を線で軽く描いておく方法

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個人的にはこれが1番オススメの描き方ですかね…、鼻筋を描くことで鼻の高さを表現できて綺麗に見えます。
まあここは好みですよね^ ^


では、続き↓

口を描く

鼻頭と顎先の丁度真ん中が口の位置になります。

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こんな感じ↓

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口を描く時のポイント

口を描く時は、口(割れ目)だけでなく、下唇と上唇もちょとだけ描いとくのがポイントです。↓

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ついでに色んな口を紹介しときます↓

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口は口角をほんの少し上げ下げするだけでも、色んな表情になります。

口を描くのは難しい

あと、口ってあまり重視されてない印象ですが、実は口を上手く描くのってめっちゃ難しいです……

また今度詳しく解説しますね。

目を描く


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眉毛と鼻頭の丁度真ん中よりも少しだけ上の位置に目を描きます。↓

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*注】目は大きく描きすぎない方がいい

目を描くときのポイントは「デカく描き過ぎない」こと。

僕もそうなんですが、漫画の模写から絵を始めた人は目を大きく描く癖がついちゃってます。

「ちょっと小さ過ぎるんじゃない?!」と思うくらいが丁度よかったりします。

リアルでは目は驚く程小さいです。

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代わりに、睫毛や目蓋、アイライン(お化粧)を描くことで目を大きく見せることが出来ます^ ^


色んな目↓

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目は比較的描くのが楽しいモノではないでしょうか?

目だけは描くの好き!って人沢山いますよね?

パッチリした目、クリクリした目、透かし目、流し目、じと目……色々描いてみてくださいね^ ^

とりあえず顔のパーツ(目、鼻、口)は全部描き終わりました。

続いて輪郭を整えていきます。

輪郭の微調整(清書)

さっきまでの輪郭はアタリ(下書き)だったので、描き込んだパーツに合わせて綺麗に整えます。

アタリでは、横幅がちょっと余ってる印象…↓

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あと顎先ももうちょっと短くした方が可愛くなりそうな予感…

全体的に引き締める感じで微調整します↓

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まあまあ、綺麗になりましたね、

では続いて色を付けていきましょう。

色を塗りつつ陰影を描く

まずは肌色をベタ塗りします↓ 

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続いて光がよく当たる面(部分)に明るい肌色を塗ります↓光源は正面に設定しています。

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ちなみに塗る時のブラシは「clip studio paint(通称クリスタ)」の水彩「塗り&馴染ませ」ブラシを使っています。

リアルな陰影を描くには?

モノに陰影をつける時は、「物体を面で捉える」とやりやすいです。

詳しくはこちら↓

グリザイユ画法でリアルな絵を描く方法。立体感はたった4色で表現できる!?

光に対して角度の緩い面に光がよくあたります。(図示するとこうゆう面)↓

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光に対して正面を向いてる面、正面に近い角度で面している面ですね、

具体的には次の部分が明るくなります↓ 

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人中などはマニアックな部分なので無視しても大丈夫です。

*人中: 鼻と口の間にある溝

光と面に関する解説はここでやると長くなり過ぎるので、別記事に纏めてあります↓
デッサン力倍増まちがいなし!物体を面で捉えて立体感ある絵を描く方法!


続いて光が遮られて影になる部分を描きます↓

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口紅と頰の赤味を描く

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お化粧を施します。あと目の色も塗ります、(今回は主に顔のバランスの取り方のお話なので、塗りは雑です…すいません)

これで後は髪の毛を描いて出来上がりです。

まずは坊主頭で描く理由

綺麗な顔を描く為のポイントとして僕がいつもやってる事なんですが、

「髪の毛は最後に描く」ということ。

髪の毛を先に描いちゃうと、どうしても輪郭の形が狂ってしまいますし、

あと坊主でも可愛いと思える顔が「本当に可愛い顔!!」だと思うからです。
坊主でも可愛いのだから、髪の毛を描くと可愛さ倍増間違いなしです


フィナーレ(髪の毛を描く)

最後に髪の毛を描きこんで出来上がりです。

→線画じゃなくて陰影で描けば簡単!?リアルな髪の毛の描き方!(執筆中)

髪型と表情を変えたバージョン違いも幾つか載せときますね。

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まとめ

綺麗な顔を描く為のポイントは、

1. 輪郭

まずは輪郭の形です。

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男キャラを描くにしても女キャラを描くにしても、この形をベースにすると上手くいくと思います。

(男キャラはこの輪郭をもうちょっとゴツっとさせて、気持ち面長にすれば上手く描けます。)


2. 眉、目、鼻、口の位置

もう一つのポイントは顔の各パーツの位置です。

これも覚えちゃって下さい↓

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この位置が間違っていなければ、多少目や口がうまく描けなかったとしても、そんなに悪くはなりません。

特に重要なのは、鼻頭の位置ですかね、

眉毛と顎先の丁度真ん中です。

これが合っていれば口と目の位置は自ずと正しい位置に収まってきます。

いかがだったでしょうか?

もし分かりにくいとか、もっとココを説明して欲しい、というのがあったら気軽にコメント覧に書いて下さいね。

という訳で今日は顔の描き方についてでした。

上級編では、さらにリアルに描くための重要なコツ・考え方について解説します↓

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リアル顔の描き方・塗り方・考え方 超詳しく解説!!【6千文字】

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また、次回は斜め45度の顔の描き方を解説します。

→[顔の描き方]斜めアングルの顔を極める!

それより煽りの方が需要あるかな……

→キャラ絵の鬼門!アオリ顔の描き方(執筆中)

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