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知識 意識 無意識

今日は同年代のきょーごを紹介します。

知り合ったのは大学1年生。

全日本大学選抜の選考会で一緒になり

そこで知り合いました。

そしてヴィッセルで再会しました。

きょうごは良い意味で

大学の時から変わりません。

え、居たの?

え、なんて?

って言うぐらい自己主張してなくて

真横で話を聞いてても聞こえないくらい物静か。

初対面の人に対してシャイ。

居心地が良く、周りを優しく包むあの雰囲気。

お腹をつついたり、ちょっとしたチョッカイ好き。

さりげない気遣いができる。

(僕の妻・子供など、選手だけでなく他の人への気遣いがすごい)

仲間想い。

(僕が試合でミスして泣いていた横で

お前だけの責任じゃない。

俺が点取れんかったからや。

と、数えきれないほど寄り添ってくれる)

サッカーへの情熱。

(試合結果・内容に対して自己評価の厳しさ)

努力

(ケアのため遠方に足を運んでの

コンディショニング・パフォーマンスの向上

を何年も続けている)

あれだけ苦労してプロになり

岐阜で結果を出し

神戸に来て結果を出し

日本代表にも選ばれ

周りからの注目が大きくなっても尚

きょーごは調子に乗ることなく

普段通りの謙虚で優しいきょーごです。

自分だったらこの数年の変化にどうなることか。

そんなきょーごが今こうして

なぜ活躍しているか。

きょーごが教えてくれました。

「FC岐阜時代の監督のおかげ。

その監督がくれた

知識・意識・無意識

の言葉が今こうしてここでプレーできている。」

ここで自分はとても納得しました。

FC岐阜時代でのこと。

今のきょーごのトレーニングでの意識。

を聞いて、普段から見ていて

なぜ活躍できてるか

個人的に分かりました。


きょーごは大学時代怪我で苦しみ

中々プロが見つからない中

なんとかFC岐阜とプロ契約を結んだそうです。

そんなFC岐阜時代のことを

とても充実して楽しかった。

と誇らしく話してくれます。

充実した時間を過ごせたのは仲間もそうですが

監督の目指すサッカーが

自分にとってとても勉強になり

更に成長させてくれたそうです。

ただそんな良いサッカーをしていても

チームとして結果が出ず残念がっていました。

そこできょーごは結果を出してたけど

王様的な形で周りから信頼されてたの?

と聞くと

練習や試合で、ドリブルからのシュートを多く打って外したり、打つ前に奪われたりすると

周りからは

「出せよ!」

「また外した、下手くそ!」

など厳しい言葉を言われてたそうです。

それでもきょーごはゴールを奪うための

ドリブルからのシュートを

トレーニング・試合のプレッシャーの中で

続けたそうです。

それが実ってのFC岐阜の結果。

神戸で見るきょーごも変わりません。

貪欲にゴールを取るために

ゴールを誰よりも意識して、

流れの中、スピード感がある中でもゴールの枠に飛ばしてきます。

ゴールを守るポジションとして

常にゴールを意識した選手は怖いです。

皆さんも感じると思います。

きょーごが出た時の得点の匂い。

得点チャンスを作り、得点をとれる勝負強さ。

これは誰にでも身につくものではないです。

いくらシュートがうまかったり

得点チャンスを作れる選手でも

プレッシャーがある状況になると

上手くいかない選手が多いです。

それを可能にするには

知識を多く入れ

その知識で得たものを

トレーニングや試合で

繰り返し意識し

何も意識してなくても

その状況で自然と得点できる無意識状態

の能力を手に入れることです。

この知識・意識・無意識の段階を

きょーごは実戦しています。

きょーごはよく選手のプレー・プレー集を見ています。

チームメイトのパスを出す場所・タイミングの

癖をよく見て、そのための動き出しの勉強。

アンドレスが神戸に来た時に、ずっとアンドレスのパス集を見てるきょーごの横に座ったら

「このタイミングで出すんやな〜。

あ、この動き出しでも引き出せそう!」

とぶつぶつ言っていたのを思い出します。

トップ選手のFWのプレー集。

ビジャの動き出しは本当にいつも

すごい!と言って研究してました。

そこからは練習で色んな動き出しを

試行錯誤し、

試合を重ねるたびに

常にボールを引き出すための準備から

抜け出しが増えた!

と考えます。

初めはオフサイドも多い印象でしたが、

徐々に少なくなり

精度があがっていると思いますし、

オフサイドがあっても

それだけ裏を狙う動き出し、

DFとギリギリの駆け引きの中でのオフサイド、

と積極的な良いミスが増えています。

決定力の高さは

日々の練習、ゲーム、試合。

プレッシャーがある中でもそうですが

チームでのシュート練習でも

一球一球に対しての意識が誰よりも高いと

僕は思います。

プレッシャーがある中や

流れの中。

トップスピードの中での意識をしているので

きょーごはプレッシャーのない自主練での

シュート練習は滅多にしないです。

シュート練習以外もそんなにしてるところを見たことないです。

練習が終わるとすぐ次の日に疲れが残らないよう

ケアをします。

シュート練習をやっても数本蹴って、感触を確認する程度です。


知識・意識・無意識

この無意識の領域にいき

自分のものにする。

それを結果に繋げる。

その結果を出す為に自主練では培えないもの。

をきょーごを見ていると本当に感じます。


もちろん練習前・練習後のトレーニングも

大事ですが

どれだけ日々の1時間ちょっとの練習。

試合。

での意識が大切か、

それをきょーごから考えさせられます。

だからもっとこの先チームを助けるために

周りに迷惑をかけることがあっても

練習・試合での

プレッシャーがある中で

ゴールを割らせない力をもっと無意識に

できるようになりたいです。

後から聞いたのですが

FC岐阜時代はめちゃくちゃ

練習後も練習していたそうです。笑笑

違った、やっぱり質も大事だけど

量もしっかり身につくまでやっていた。


最後に

挑戦をしたうえでの不成功者。

挑戦を避けたままでの不成功者。

by 岡本太郎


僕は後悔なくきょーごのように突き進みます!

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