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自分の景色を大事に

いかなる時も

かっこよくてダンディーななべさん。

そんななべさんから学んだ

自分の見える景色を大事にを

紹介したいと思います。


僕は長い間ビルドアップでのつける場所、

判断での迷いで悩んでいました。

ボールを受けるまでの作業。

ボールを受けてからの作業。

などのところで自分なりに分析しましたが、

それでもショートかロング、

繋ぐかクリアの判断が遅く、

奪われたり不用意に失ったりすることが毎試合のようにありました。

ミスは誰にでも起こることですが、

ミスが失点に繋がるポジションであり、

ミスを可能な限り0にしたい。

しかしミスを恐れて、臆病になると

ボールを持てなくなり

流れを悪くしてしまう。

本当にGKやDFは難しいポジションだと思います。

その中でこの問題に対して向き合って、

武器にした選手がいます。

両足を使っての展開。

ボールを運び、相手を引き込んでからの

味方への時間を与えるパス。

チャンスとあれば、ゴールに近い選手への

クサビのパス。

これらのビルドアップでの貢献をする

渡部博文選手です。


なべさんは非の打ち所がない人です。

顔がカッコいい。

おしゃれ。

セクシー。

いい匂いがする。

肌が綺麗。

立ち姿が綺麗。

器が広い。

優しいオーラに包まれる。

奥さん綺麗。

奥さんを大事にする。

など言い出したらキリないです。笑

このように良いところを挙げましたが

自らの努力でより磨きをかけてるあたりが

なべさんの良いところ。

またかっこいいのが僕に

「ダイヤ。奥さんが専業主婦だからって

任せすぎるのはだめだぞ。

協力することが大事。

亭主関白の時代は古い。」

と話してくださった時、好きになりかけた

自分がいました。

危ない。笑


サッカーでは

対人が強く、空中戦に強い。

そしてビルドアップもできる。

リーダーシップがある。

といった強さが見て分かります。

ただ数年前にヴィッセルが

バルセロナのようなサッカーをする!

と方針を掲げた時はどうだったでしょうか?

僕はThe DFといった守備に特化した

なべさんのイメージが強いです。

皆が簡単に変化できない理由として

この年齢から性格・スタイルの変化は

難しい。

(もちろん、長い経験で作り出されたものだか

ら難しい)

ただなべさんはプロサッカー選手として

今まで積み上げ、完成に近づいていっていた中で

チームや監督の方針を受け入れ

自分のプレースタイルを変化させました。

試合に出れなくなっても

腐らず、その方針に近づく努力をずっとして

いました。

印象的には、練習や練習試合から

サイドラインや前線に出すボールが

ずれても何度も繰り返しチャレンジしてました。

本当に形になるまで、相当辛かったと思います。

それでもビルドアップで貢献する

努力を絶え間なく継続していました。

そこで長らく試合から遠ざかっていた

今年初めのACL、急遽途中交代で見せた

攻撃・守備の素晴らしいプレーで

貢献しチームは勝ちました。

本当に感動しました。

僕はそんな変化をものともせず

どんなイレギュラーな状況や

プレッシャーの早い状況で試合に出ても

ミスの少ないビルドアップをする

なべさんにアドバイスを求めました。

その出来事も、

僕がビルドアップでのミスが減るきっかけになりました。

「試合中でのビルドアップは何を意識してますか?」

なべさんは言いました。

「だいやはボールを持った時に周りの声に

左右されすぎなんだよ。

自分の景色は誰にも分からないんだし、

誰かに、ここにだせ!

俺にだせ!

あそこを見ろ!

って言われて出すんじゃ遅いよ。

常に状況は変化してるんだから。

プレッシャーもそう。

プレッシャーの受け方なんて人それぞれ。

周りから見て危険じゃなくても

自分にとって危険であれば危険なんだよ。

DFもGKもミスできないポジション的に

プレッシャーを受けやすいんだから。

だから自分の景色で得た情報で

判断を早くしていくこと。

見ているところが良ければ

後はパスがずれてしまったり、浮いたりするミスは

精度の問題だからすぐ解決するよ。

プレッシャーも一緒。

いかに自分の見た景色の中から

冷静に相手との距離感をみて

ポジショニングを決めれるか。

あと駆け引き。

だからもっと自分の景色を大事に。

他人の景色でプレーしてる訳じゃない。

ダイヤがプレーしてるんだから。」

だから、なべさんは迷いなく

プレーできてるんだ。

練習・練習試合でも見えた景色の中で

ただそのパス精度を実践の中で上げていたんだ。

と分かりました。

ただ引っかかることがありました。

周りの声は自分の見えてないところ

危ない時を教えてくれます。

その声に対してはどう捉えたらいいか。

僕はチームビルディングでヴィッセルに

携わった福富信也さんの言葉を思い出しました。

「何かを完成していくのに

周りの色んな視野からの声はとても大事。

どんな声にも正解も不正解もない。

それが完成に近づくための情報なのだから。

その情報が多いほど

その人が選ぶ選択肢は増える。

だから、発信しよう。

全部間違っていないんだから。」

この言葉を思い出し、自分は周りの声を

試合の中での自分の視野を広げる、

違う角度からの視野をもつ情報。

として受けるようになりました。

以前は

出さなきゃ。

この人が言ってるから絶対。

といった正解・不正解で見ていましたが

サッカーやスポーツ以外の日常でも

正解なんてないです。

自分の中の正解・理想に近づくために

自分の景色を大事に

その上で色んな情報から選択し、

自分の景色を広げたり、違う角度で

見れるように。


この自分の景色を大事にするようになり、

試合中での自分の長所を大事に

相手の状況を見て、

徐々にビルドアップの面で大きなミスなくプレーできてきています。

加えて、周りの声を聞いて

試合中に見れていなかったポイントを

見れたり、プレーに変化をもたせれるようにもな

ってきました。

サッカー外でも変化が起きています。

まず1番は人に対して

自分はこう思う。

といった形での話し方になりました。

なべさんもアドバイスや自分の考えを述べる時に

このような話し方です。

絶対にこうすべきだ。

といった表現はしません。

その人の考えや理想を否定せずに

少しでも足しになればいい。

といったスタンスです。

人へのミスに対しても

なにやってんだ。

間違いだろ。

とは言いません。

その人の景色でしか分からないことが

絶対にあるからです。

誰がどう見てもおかしい

と思っていてもその人にとっては

正解かもしれないです。

だから周りへの文句や誹謗中傷、

自分の意見を強制するのは違うと考えます。

例えば

試合で大きなミスをした。

テレビで自分とは違う考え方の人がいた。

たとえ自分の中ではそうだったとしても、

SNSや本人に向かって悪口を言うのは

間違っていると思います。

なぜなら、本人にしか分からない捉え方や見え方が

あるからです。

だから、個人的にはそう気づいたのであれば

こうだから、こう変えた方がいいんじゃない?

本人が捉えたこと、見えたことを先に聞いて

それならこうしたほうが良かったんじゃない?

という形で発信できると

その人のこれからにも繋がりますし

自分ならこうするだろうな。

と考える学びにもなります。


僕はなべさんのような人が沢山増えれば

色んな人が成長でき、気づきを得て、

世の中はもっといい方向にいくのだと考えます。

皆さんも正解・不正解のないこの世界で

自分の景色を大事に

一緒に成長していきましょう!

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