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特級技能検定の実技試験対策

題名の通りなんですが、
特級技能検定の実技試験対策についてです。

実技試験のなかでも
工程管理
作業管理
品質管理
原価管理
・安全衛生管理及び環境の保全
・作業指導
設備管理
全7科目のなかから5科目に着目した内容となっています。

なぜ5科目なのかについてですが、
まず前提として一通り全科目勉強済み。

安全衛生〜と作業管理は語群選択形式で出題されることが多く、
内容も特級を受験するほどの経験があれば
答えられる問題が多いためです。
また安全衛生〜は範囲の広さから予想が難しく、
対策をしづらいというのもあります。
以上の理由からその他の5単元に着目しています。

科目ごとの対策

対策として中央職業能力開発協会が公開している
過去問をベースに私の経験を踏まえた内容で
記事を進めていきます。

工程管理

工程管理では生産方式や生産計画、スケジューリングに関する
問題が出題されることが多くあります。
語群選択式の場合は易しい問題が多いですが、
発注方式についての計算問題が出たり、
アローダイアグラム法(PERT)やジョンソン法について
表を見て答えなさい。という問題も出ています。

配点が公表されていないので分かりませんが、
選択肢形式よりも計算式や表から読み取る問題の方が
配点は高く設定されていると思うので落とすと結果に響いてきます。

生産方式や生産計画などについては
過去問をやっていれば勝手に身についてくるので、
定期発注方式・定量発注方式の計算式、
アローダイアグラム法(PERT)とジョンソン方については
しっかりと理解しておきましょう。

作業管理

作業管理では標準時間や作業時間全般に関して出題されます。
またサイクルタイムや編成効率などを
求める問題が出題される傾向があるようです。

作業時間は以下の図のように分類されます。

示された作業がどの時間に分類されるかしっかり理解し、
正味時間や余裕時間の設定方法は最低限覚えておきましょう。

品質管理

品質管理では工程能力指数の求め方、
散布図や管理図、ヒストグラムなどの図から工程の状態を
読み取る問題などが出ています。

特に管理図とヒストグラムはよく出題されているので
必ず覚えておきましょう。
また工程能力指数はヒストグラムと合わせて出ることが多いので
計算式は必ず頭に入れておくようにしましょう。

原価管理

原価管理ではなんと言っても
損益分岐点分析」です。

過去問ではかなり高確率で
損益分岐点に関する内容が出題されています。
損益分岐点図に関する穴埋め問題や、
損益分岐点の求め方などです。

計算式を必ず覚えて、限界利益率や変動比率、
安全余裕率なども求められるようにしておきましょう。

設備管理

設備管理では設備保全や自主保全に関すること、
様々な設備に関する内容が出題されます。
故障率曲線や設備総合効率、保全の種類などについては
しっかりと覚えておきましょう。

また様々な設備に関する内容も出題されますが、
運が悪いと全く触ったことのない設備について
出題される可能性もありますが、
基礎知識で答えられる部分もあると思うので、
試験本番では諦めずに解答することが大切になってきます。


あと全体に言えることですが
計算問題の場合、最初の計算問題を間違えてしまうと
後の問題にも響いてくるため各計算式は必ず覚えて、
過去問等で練習して身に付けておいた方がいいです。

実際の試験では計算問題は2度3度見直してもいいと思います。
せっかく計算式は合っているのに、
ケアレスミスなどが合った場合
その科目の大半を落としてしまう可能性があるからです。

終わりに

以上、5科目について今回受験して感じたことを
私なりにまとめてみました。

来年度は別職種での特級受験も考えているので、
この記事は都度アップデートしていく予定です。

私もそうですが今後受験を考えている技能士の参考になれば幸いです。

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