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特級試験対策方法。

技能検定も終わり、あとは結果を待つだけなので、
試験対策の振り返りでもしようと思います。
技能検定特級の受験を考えている人の参考になれば幸いです。

必要なテキスト

今回受験にあたって使用したテキストは2つ。

1点目が「特級技能士のための管理・監督の知識

2点目が「よくわかる 特級技能検定 合格テキスト+問題集」です。

1点目はAmazonで約4千円となかなかのお値段ですが、
試験に出てくる内容の多くがこのテキストでカバーされており
このテキストを読まずに合格するのはかなり困難だと思います。

受験対策としても必要ですが、製造業で管理・監督者という立場にいれば
参考になる部分が多いため持っていて損はないと思います。
が、しかし基本的に文字ばかりでかなり読みにくい内容となっています。

その点2点目の「よくわかる〜」は図と端的な説明で
簡単に、イメージしやすく解説してくれるのでこちらも必須アイテムです。
学科・実技形式で単元ごとに練習問題もあるので
実際の試験をイメージしやすいものとなっています。

会場では試験開始前と休憩中でほとんどの方が
このどちらかのテキストを開いていたため
やはり必須の2冊と言えるでしょう。

必要なテキストとしては、
これとさらに過去問が必要になってきます。
過去問は過去3年分を中央職業能力開発協会が公開しています。
過去3年分以前のものも中央職業能力開発協会から販売されていす。
またYS技術研究所というところが模擬試験などを販売しているので
そちらも参考になると思います。

対策スケジュール

技能検定は職種によって前期と後期にわかれていますが、
特級に関しては後期のみに限られています。
後期は受験申請受付が例年10月頭にあり、
試験日が1月末から2月頭に実施されます。

なので申請してから約4ヶ月期間があるので、
受験の対策は申請してからでも十分に間に合います。

私自身は10月末に別の試験と
10月頭に妻が出産を控えていたため、
時間の確保が難しくなると考え、6月ごろから準備を始めました。

6月から12月中旬までに
特級技能士のための管理・監督の知識」を2周、
よくわかる〜」を1周読みました。

流し読みではなくしっかり理解しながら読んでいたため
かなり時間がかかりました。

1回で取れる勉強時間が30分〜1時間
子供の寝かしつけ後に勉強しているため、
そのまま寝てしまうこともあり、勉強できない日もよくありました。

毎日30分でも確保できるのであれば
10月スタートで12月中旬までには読めると思います。

私はテキストを読んだあとはひたすら過去問をやりました。
過去問用のテキストは買わずに、
中央職業能力開発協会が公開している分です。

過去問の進め方  

学科試験は五肢択一で、
選択肢の中から正しいor間違っているものを一つ
選ぶ形式になっています。

テキストを読み終わったあとは
過去問をやる→答え合わせ→間違えたところを復習。
の流れでひたすら繰り返しました。

この時にただ間違えた部分だけを覚えるのではなく、
他の選択肢も一緒に覚えておくことが重要になります。

例えば
問1、技能検定特級試験の出題科目として適切でないものはどれか。
イ、工程管理
ロ、作業管理
ハ、工場管理
ニ、原価管理
ホ、品質管理
という問題があり、ハの工場管理が正解だった時に、
ハの内容だけでなく他の選択肢も覚えておきます。

この問題が別の年度の問題では
問1、技能検定特級試験の出題科目として適切なものはどれか。
イ、工場管理
ロ、作業管理
ハ、不良管理
ニ、労働者管理
ホ、安全管理
として出題されることもあります。
この場合はロの作業管理が正解になります。

このように
答えとして求めているものが変わったり、
選択肢が変わったり、
似たような問題でも微妙に変えてきたりします。

なので1つの問題から1つの答えだけではなく、
他の選択肢も覚えておくことで5問分の経験とすることができます。

出題範囲も広く、公開されている過去問も少ないため、
このやり方で3年分は丸暗記する勢いでやっておいた方がいいです。

実技に関しては学科で学んだ内容と近しい内容が出題されますが、
いくつか計算問題が出てきます。
過去問を見ていても、
・工程管理
・作業管理
・品質管理
・原価管理
の中からどれかは計算問題が出ています。

各単元で出る計算式はある程度絞られるので
それについてはまた今後まとめて記事にしようと思っています。

過去3年分をきっちりやって
頭に叩き込んでおけばかなり合格ラインに近づけると思います。
あとは+でテキストを読みこんで
少しでも合格の可能性を上げていくのみです。

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