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インドネシアでスマホの契約を更新する

インドネシアでスマホを購入するという記事を書いてから6か月が経過し、当時の6か月契約の期間が迫ってきたので、更新しました。

いろいろと分かったのでご参考までに記事にまとめます。

わたしのスマホの契約には問題があり、他人名義で登録されています。なぜそんなことになったのかは、「インドネシアでスマホを買う」の記事でご確認いただきたいのですが、とにかく変な状態なんです。


更新のオプションは3つ

期間更新にあたり、わたしには3つの選択肢がありました。
1.他人名義のままインドサットの契約期間を延長する
2.名義を自分に変え、インドサットと新たに契約する
3.キャリアをインドサットからテレコムセルに変える。名義は当然自分に変わる

それぞれいい点悪い点があるのでご説明していきます。

オプション1の良い点
- 今使い残しで持っている150ギガをそのまま移行できる
- 電話番号がそのまま継続

オプション1の悪い点
- 名義が他人のまま
わたしに名義を貸してくれた社員はまだ辞めていませんでしたが、いつ辞めて連絡が取れなくなるか分かりません。
また、今は普通のことかもしれませんが、常識的に考えスマホの名義を貸すというのは、犯罪行為につながる恐れもありいつ禁止されるか分かりません。

オプション2と3の良い点
- 1の裏返しですが、名義が自分に変わります。
-    今度こそ自分が意図して選んだ番号になる。(前回の失敗は添付の記事を読んでいただければと思います)

オプション2と3の悪い点
- 電話番号が新しくなる。
これはいろいろと面倒です。電話番号でいろいろなところに登録しているので、登録のやり直しが発生します。
- 残っているギガは無駄になる。
もったいないといえばもったいないですが、どうせ最後まで使いきれないような気がしました。

オプション3を選択しました

店員はオプション1を薦めてきました。わたしのためを思ってのことです。
おそらく名義貸しに対する違和感が全くないのでしょう。

わたしが「名義を貸してくれている社員がやめて連絡がつかなくなったらどうする?」と聞くと、大丈夫だといって、彼女の個人カード(日本のマイナンバーカードみたいなものと思われる)のコピーを見せてきました。
「これをお前が持っておけば、未来永劫更新し続けられる」というのです。

わたしの常識ではかなりまずい行為ですよ。個人情報のなかでもトップクラスに秘匿の情報をコピーして持っているなど考えられないです。
しかも実際に本人の全く知らないところで、悪用することになるのでかなり悪質です。

今回の契約を、名義貸ししてくれている社員の了承のもと2年間延長すれば、少なくとも2年間はこのまま行けますが、2年後に名義を変えないといけなくなった場合の面倒くささは、今より何倍も大変でしょう。

社員と連絡が取れなくなれば、他人名義にした経緯を知っている人間がいないですし、わたしはたぶん2年後はバンドンに住んでいません。ジャカルタにいる予定です。
わざわざ名義変更のためにバンドンに来なければならない可能性だってあります。

それに電話番号を使う期間が長ければ長いほど、それだけ電話番号の登録先は増えているでしょうし、わたしの番号を覚えている人がたくさんいるはずです。

なので名義を変えるのであれば今しかないと思いました。

そして名義を変えるのであれば、キャリアもインドサットからテレコムセルに変えてしまおうと思いました
ため込んだギガを継続できるのであればインドサットにしたと思いますが、名義を変えれば継続できないというので、スクラッチでインドサットとテレコムセルを比べることになります。

日本のキャリアで例えると、インドサットは国際電信電話(KDD)のような国際電話を専門にした通信会社が前身なのでAUが近いです。テレコムセルは日本電信電話(NTT)と同じ国営会社なのでNTTドコモが近いです。
若い人は知らないかもしれませんが、NTTは昔はJR(旧国鉄)と同じで国営企業だったのが民営化したんです。

インドサットのよいところは安いところ、テレコムセルの良いところはつながりやすさです。

値段がどれくらい違うかというと
インドサット:15ギガ/月×12か月で620,000ルピア(6200円)
テレコムセル:28ギガ/月×6か月で610,000ルピア(6100円)

ギガあたりの単価で比較すると
インドサット:620,000 ÷(15Gx12か月)=3,444ルピア(34円)
テレコムセル:610,000 ÷ (28G×6か月)=3,631ルピア(36円)

これくらいの違いであれば、僻地でのつながりやすさを考えれば全然テレコムセルがお得です。
わたしは休み中の島めぐりで、何度もテレコムセルにしとけばよかったと思ったくらい、インドサットは田舎では役立たずだったので、迷いはありませんでした。

ただ、本音を言うと、月に28ギガは絶対使い切りませんので、余らすことを考えるとテレコムセルのお得感はもう少し減少します。
テレコムセルで15ギガ/月の契約があればベストでしたが、うまくはいかないものですね。

電話番号はとても覚えやすい番号になりました。電話番号を聞かれる機会は多いので、記憶力が劣化しているわたしにとって、かなりのメリットです。

インドネシアではSIMの2枚使いは常識らしい

SIMを入れるところを見たら、裏表ではさんでしまい込む形状でした。
スマホを見てもデータはどっちのSIMを使って、電話はどっちのSIMを使うと設定できるようになっています(SIM1、SIM2という表示がある)。
店員さんもテレコムセルとインドサットを両方使っていると言っていました。彼女の場合、電話はテレコムセル、データはインドサットらしいです。

わたしはまだ慣れておらず素人なので、1枚使いをしばらく継続しようと思います。

これからやること

2つの契約がかぶっている期間が5日ほどありますので、この両方の番号が使える間に以下のことをやってしまうつもりです。

-  WhatsAppの番号を変える
-  金融機関、大学の登録を変更する
-  各種アプリで携帯番号を認証に使っているものを変えていく
 






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