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スマトラ島の温泉をめぐる旅 3日目 アチェにて

ウェー島を満喫しアチェに戻ってきた。
スピードボートには、わたしと同じ年くらいの白人男性が2名いた。外人を寄せ集めた席のようだ。わたしも含めみな無口で、結局一言も話しをしなかった。男の旅人はたいていこういうものだ。

まずは初日にお世話になったLala Hostelに向かう。あわよくば部屋に入らせてもらえないかと思ったが甘かった。14時まで待たないといけない。

荷物だけ置き、次の目的地タケンゴンへ行くバスを探しにいく。腰は昨日のバイク行動が響いたようで悪化している。

タケンゴンとはどんな町か

メダンに行く前に途中で一ヶ所立ち寄ろうと、どこかいいところはないか探していたところ見つけた。高地民族ガヨ族の町で湖のほとりにある。
ガヨ高地はコーヒーの産地として有名で、あとはわたしの好きなアチェダンスはガヨ族の踊りのようだ。本当の名前はサマン・ダンスというらしい。

それとこの町の近くに温泉が3ヶ所ある。辺鄙な場所だからやめておこうと思っていたので、嬉しい偶然。

タケンゴン行きのバスは埋まっていて、色々探してもらい、結局エアコンなしのボロいミニバスで行くことになった。エアコン付きだと4日も待たないといけなかったから仕方ない。これがなければ、車をチャーターしてでも行くつもりだった。

明日の朝10時にホテルに来てもらう。

アチェから300キロくらい

最後まで行こうか迷ったのはバニャック島。バニャックとはインドネシア語でたくさんのという意味なので、たくさんの島という名の群島になる。日本だと九十九(つくも)島とか名付けそうだ。実際90くらい島があるらしい。ロンリープラネットはこっちを推していた。
海派ならこっちを選んだだろう。ちなみにわたしは山派だ。

アチェ名物料理

オジェックの運転手にうまい昼飯の店がないか聞いていた時のこと。ミーアチェの店を聞こうとしたのだが、ミーアチェは夕方以降に食べるものだから昼はないんだという。
じゃあアチェ人は昼に何を食べてるのか聞いたら、ご飯で、アチェらしいご馳走であればマトンカレーを食べたらどうかとすすめられた。

(1) マトンカレー(Gulai kambing)

運転手にカレー屋まで連れて行ってもらう。
表通りに面したところが調理場になっていて、かまどで木をくべながら調理している店だった。

カレーを頼んだら他にも色々持ってきてくれた。
カレーの味は辛く、スープ系で思ったよりさっぱりしている。
そして肉は柔らかい。

手前がカレー

辛い料理を食べるとお腹を壊すので注意しないといけない。

アチェコーヒー(Kopi Tarik)

食後のコーヒーを楽しもうと、付近のカフェを調べたところ、評価の高いカフェが見つかり行ってみた。
Dhapukupi Banda Acehという店

派手なアクションのコーヒーを淹れてくれる店だ。
昨日ほどではないが、慣れた手つきで濃い泡立ちコーヒーを作ってくれる。
ここは濃すぎるようで、完成後に1/5ほどお湯を足している。さらにはお湯をチェーサーで付けてくれる。

一杯6000ルピア(60円)

ガツンとくる味。

夕食の後は近くにあるStar King Coffeeに行く。ここは普通の淹れ方で出してくれる店。

ガヨのコーヒーを100%使い自家焙煎で豆の販売もしている。
わたしはコピルアック(イタチコーヒー)を飲みたかったのだが、売り切れだったので、コピ・アングル(ワインコーヒー)にした。
ワインが入っているとイスラム法上ハラム(禁止物)になってしまうのではと聞いたら、ブドウの香りと酸っぱい味が特徴のコーヒーだった。
ガヨコーヒーにしてはさっぱりした味わいのコーヒー。

写真を見ても普通のコーヒーにしか見えない

(2) サテマタン(sate matang)

アチェの名物サテと聞き夕食を食べにいく。えびのミーアチェをMie Aceh Razaliで食べたあとハシゴした。やはりRazaliのミーアチェはうまい。

マタンはマトンが訛ったんじゃないか、だからヤギ肉だろうと思っていたら、牛肉だった。
ただの牛肉ではなく、しっかり味がついている。ティムール島のクーパンで食べた牛肉の燻製(セイサピ)の味に似ている。甘ジョッパイタレに漬け込んだ感じがした。テングのビーフジャーキーのテリヤキ味。
ピーナッツソースはピーナッツの砕き方が粗いのと、唐辛子を混ぜて色が赤みがかっているのが違い。
味は美味しい。

今日ほかにやったことといえば、アチェミュージアムに行ったことくらいだ。
初日にしまっていたので再訪した。
アチェの民族衣装を着た女性が撮影をしていた。

腰が痛いのでおじいさんのようにゆっくりとしか動けず、しゃがめない。

明日は8時間ボロバスに揺られるので心配だ。タケンゴンではゆっくり休もうと思う。






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