インドネシアの島めぐり1日目 ロンボック島に到着
サプライチェーンマネジメントのテストは無事にというか適当なところで切り上げ、ジャカルターロンボックの直行便に乗ってやってきました。
バティックエアという初めて乗る飛行機です。ライオン航空の子会社とのこと。
ロンボック島について簡単にご説明しますと、有名なバリ島の右隣(東側)にある島で、西ヌサトゥンガラ州になります。
バリとロンボックの間には深度が深い海峡があり、ウォレス線と言われています。
この線を境に西は東洋の生物、東はオーストラリア大陸の生物と近くなり、生物の分布境界線になっています。気候も線の東側(ロンボック側)は大陸性気候で乾燥しています。
地図で見るとかなり狭い海峡で、こんな狭いのかと思うと思います。わたしは船でこの海峡を渡ってみたいと思い、最初バリから入って船で移動しようと思っていたのです。
テスト形式を前日に変更され、すべてが狂ってしまいました。
ウォレスという人はあまり有名でないのですが、ダーウィンと同じタイミングで進化論の概念を考えていたすごい人です。
ロンボック島では温泉に近いスンバルンという町に宿を定めました。リンジャ二山に上るハイカーが基地にしている町で、山の景色が最高です。
しばらくここを拠点に温泉巡りをしたり、状況によっては登山を楽しみたいと思います。
ロンボックの空港から宿までグラブカーで行くことにしたのですが、グラブがこの地で価格破壊を起こしているようです。
元々の空港タクシーの値段は650,000ルピアだったようですが、グラブは504,000ルピアを提示しています。
群がる白タクたちは、「グラブの価格はありえない、だってスンバルンだろ、どんだけ遠いと思ってんだ。」と憤慨し、中には演技の可能性はありますが、壁に頭を打ちつけうなだれているものまでいます。
実際のところ確かに距離や危ない峠道があることを考えれば、700,000ルピアくらいいっても不思議ではないと思いました。
白タクのお兄さんたちが道が険しく危ないことをアピールしようと盛んに「ギニ ギニ(こんなんでこんなんだぞ)!」と急カーブの連続みたいな動作をしていて、大袈裟な奴らだと思っていたら本当に険しかったです。
その後、無事に宿にチェックインして、温泉巡りの費用や帰りに港に行く費用をホテルのオーナー(ガイドでもある)に相談したら、イメージよりかなり高く、グラブに聞いて見ようと価格を見たらざっくり1/3でした。
これまでみんなちょっと高いなとは思いつつも、気持ちよくお金を払って地域経済を潤して来たのに、情報革命により価格やコストが透明になったせいで、世知辛い世の中になってしまいました。
ロンボック島は観光で成り立っている場所なので、バリほどではないですが、全体的に物価は観光地価格で割高、しつこい客引きもいます。
でも島の雰囲気は素晴らしく、スンバルンの気候は高原気候で気持ち良いです。バンドンより涼しく空気も景色も綺麗です。またかなりひなびています。
これからインフラ整備も進み、観光客も増えてくるでしょう。
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