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「紀州のドンファン」中卒からの成り上がり劇場!

こんにちは。最近晩酌でカルピスサワーにはまっている、横浜の前田です。
今更、逮捕された奥さんのことを書いてもしょうがないので、紀州のドンファンがどのようにして財を成したのかを前田なりにまとめて書いてみたいと思います。
※女性には不向きな内容かもしれません

●コンドーム売ってやろうじゃないか!

紀州のドンファンこと野崎幸助氏は戦後のまだ幼いころから「美人と付き合いたい」という願望をもち、それをかなえるための最短方法が「金持ち」ということに気づいた!と自伝にも書いてましたが、男なら誰だってそう思うに違いない。

中学を卒業し数々のアルバイトや鉄くず集めなどをしてお金持ちを目指すようになる。
そこでとある日、彼の先輩から持ち出された”コンドームの訪問販売”を行うことになった。
しかし、いざ蓋を開けてみるとコンドームが全く売れない現実。
こんなことは商売やってりゃ誰でもあるケース。
このままやるか?諦めて別のことをするか?こうして、経営者は二つの判断に迫られるわけで、彼の場合は続けるこを選んだ。
しかし、同じやり方で続けても意味がない。
先輩と話しているうちに、とあることに気づく。それは.....

●金持ちには売れなかった?

野崎氏はそれまで、お金持ちの住宅街で訪問販売を繰り返してきたが全くと言っていいほど売れなかった。そこで先輩と話しているうちに「コンドームは何のために使う?」
「そりゃ避妊だろ」
「金持ちは避妊する必要あるか?」
「確かに、貧乏ほど避妊しなきゃ貧乏子だくさんになる」
そんな会話をしたかしないかは定かではないが、それからは長屋をメインに訪問販売をすることに。

●小金持ちから


するとどうだろう。みるみる売れるじゃないか。噂は瞬く間に広がり、野崎氏はあっという間に小金持ちになっていた。
同じく経営者なら、そこでどう考えるか?また二つの道に分かれる。

1.人より金持ちになったのだから楽したい。いい車も乗りたい、いい飯も食べたい、いい女も抱きたい、毎晩飲み歩きたい。

2.いやいや、もっと稼ぎたい。遊ぶのはまだ先!

あなたならどう思う?
野崎氏は、そこで「もっと稼いで大金持ちになりたい」と、次なるステップに進み出したのだ。
もちろん、目的は「美人と付き合いたい」わけだから、程よくそういう遊びはしてたようだが、この時点ではお金にはシビアだったようだ。

●一人のママさんと金貸し


野崎氏が地元、和歌山県田辺市では、彼の稼ぎっぷりは徐々に噂になっていく。
そこで、一人のママさんの耳にそのうわさが入り、そのママさんは野崎氏に頼み込み、女好きの野崎氏は当時1万円をトイチ(10日で1割)貸したそうだ。
ここで当時の一般的な金貸しの仕組みを教えます。
利息 トイチ(10日で1割)の場合。

・1万円を借りた場合、最初の利息分(1,000円)を引かれた額9,000円が支払われる。

・10日後に1万円を返せばそれで終わり

・1万円を返せない場合は利息だけ返せばとりあえずその場はしのげる
これを”ジャンプ”と言ったりする。
貸している側は、このジャンプを続けてもらうことのほうが都合がよい。
仮に10回ジャンプしたとして、10,000は手元に入るが、元金の1万円は減っていないわけだから。

その後、野崎氏は北新地でも水商売の人間に小金を貸して、更に小金を増やしていった。

●東京進出~

ここで、野崎氏にはまた二つの分かれ道が現れる。このままこの地で安定的行くか?
はたまた、また別のことをするか?
そこで野崎氏は北新地での金貸しに歯止めをかけることなく東京へ進出し金貸しに力を入れていった。
東京でどのように金を貸していたかは、定かではないが、前田の考えでは都内の、愚連隊や愚連隊上がり、やくざに金を貸していたのではないかと考えます。
この件(金貸しの仕組み)については、そのうち詳しく書きたいと思います。
こうして、小金持ちからお金持ちに進化していった野崎氏は、株というものに出会う。
金貸しは※1複利で利益を出せることを理解した野崎氏は株も複利で利益を出せることに気づき、儲けたお金を株に投資していったともいわれている。
更には、1970年代高度成長期ということもあり、不動産も多く所有転売していたそうです。

●終わりに

このように、常に迫る二つの別れ道を渡ってくると、結果が野崎氏のようになるわけです。
もちろん、全く反対の道を選んだとしても違ったドラマがあります。
いずれにしても、彼の生き方は男性には非常に魅力に感じるのではないでしょうか。
改めて、お悔やみ申し上げます。

この記事は野崎氏の著書「紀州のドンファン」その他、前田が調べた情報をもとに個人的にまとめた内容になります。

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