見出し画像

ライブと配信とエンターテインメント

配信でのワンマンライブも無事に終わりました。見ていただいたみなさん、本当にありがとうございました!

今回感じたことをnoteにも綴っておきたいと思います。

今まで僕がライブでやってきたことと無観客の配信ライブでも、少しスタンスが違っていることに気がつきました。

今まではライブが30分でも2時間でも、歌う曲目にはある程度自由度を持たせていました。もちろん大まかな流れは考えているんですけど、それがいざステージに立った時に自分の思い通りにいくとは限らないですからね。

会場の空気感、それは聴いてくれる人たちと僕の間の言葉のないやりとりみたいな感じで、「あ、そっちのルートの方が好きですか」って言う感じで、その場で歌う曲を変えることも時々あります。

まぁ、これができるのは1人で弾き語りをしているからこそだと思いますが、ステージに自分ひとりなので、丁寧にその空気感を感じ取っていく必要はあるんじゃないかと思います。

でもこれはひとつの方法なので、自分の思うルートにみんなを連れて行って「このルートも良かった!」と思ってもらうこともあると思います。

そんなわけで、僕はセットリストを事前に考えることが苦手です。笑


無観客での配信ライブだと、その会場の空気感に合わせてって言うやり方は通用しません。

もちろん画面の前では聴いてくれている人たちがいて、ライブ中でも自由にコメントでやりとりができる。ここは大きな違いだと思います。

ただ僕が何かを発信してそれを聴いてくれた人がコメントをし、僕がそれを見るまでのタイムラグを考えると、今までのライブでやっていたその場でパッと判断して違ったことをすると言うのは難しくなってきます。

なので、今回はしっかりとこの曲やろうと言うのを決めていました。(それでも少し予定外のことをしたりもしてましたが)

そして、それが聴いている人にもわかりやすいように、テーマを持った選曲にしました。

今回のテーマは「旅」。

今までも何も考えずに選曲していたわけではないですが、ここまではっきりとテーマ感を持って選曲していったのは初めてかもしれません。

だから、よくワンマンライブとかの長時間のライブに来てくれている方でも、いつもと違うなーと思ってもらえたんじゃないかなと思います。


配信でリアルタイムに会場の反応が分からないからこそ、僕としてはこんなライブにしたいって言うものをできるだけわかりやすく提示することが大切だったのかなぁと振り返ってみて思いました。

そして、それを考えることが「エンターテインメント」を考えることなんだなぁと思いました。

無観客配信のおかげで気がつけたこと、いつかライブがちゃんとできるようになった時にも活かせることだと思えば、配信ばっかりの日々もプラスになりそうですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?